表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

日本で知った味

作者: ヌベール

最近うちではウーロン茶をよく飲む。


スーパーなどで2リットル入りのを買ってきて冷蔵庫で冷やして飲む。


以前は水出し緑茶を冷蔵庫で冷やして飲んでいた。それは今でも飲んでいる。

水出し緑茶は美味しいだけでなく、免疫力を上げると随分前に見たNHKの某番組で言っていたので、ホントかウソか知らないが、うちでは愛飲している。


しかしそこにウーロン茶が入ってきて、緑茶とウーロン茶の二刀流になった。


いや、勿論コーヒー、紅茶も飲む。プーアール茶も飲む。ジャスミンティーも飲む。

しかし、1番飲むのは緑茶とウーロン茶なのだ。


このウーロン茶も、飲んでみると味が色々異なることが分かる。


通俗的だが、悲しいかなやはり高い方が間違いなく美味しい。


でもそれはこの2リットル入りのウーロン茶だけの話ではない。


コーヒーも紅茶も、プーアール茶もジャスミンティーも、高いものはやはりそれなりに美味しい。



ところでうちの妻は中国東北部の出身だが、日本に来るまでウーロン茶を殆ど口にしたことがなかったという。


ウーロン茶というのは、あくまでも妻によれば、福建省や台湾でよく飲まれるものであり、東北部では飲まないのだそうである。


じゃ何を飲むかというと、ジャスミンティーや、中国緑茶が多いらしい。


とはいえ、最近は家族揃って、つまり妻もウーロン茶のファンである。

もし妻が日本に来なければ、一生ウーロン茶とは縁がなかったかもしれない。


中国では馴染みのなかった中国のお茶の美味しさを、日本に来て、日本で家族を持って、初めて知ることになるとは、たとえば中国で学生をしていた若い頃の妻は想像もしなかったろう。


妻の不思議な運命を、改めて感じる日々である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ダイレクトマーケティングではありませんが、煌というウーロン茶が美味しいです。 おすすめです。
[一言] なんでも日本を通ると美味しくなるって言いますものね。 故郷では触れなかった上に日本ローカライズされた祖国の味を、異国の家族と楽しむ奥様。 幸せのおすそ分けをありがとうございました。
[一言] 中国茶って六大茶類(青茶・黒茶・緑茶・紅茶・白茶・黄茶)とその他のお茶(花茶等)があるという話ですが、飲まれているお茶の7割は緑茶なんだそうです。 なんとなく、中国ではウーロン茶とかジャスミ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ