3-27. 魔王と約束の日(前書き必読) 人生最悪の誕生日
【!!閲覧注意!!】
かなりキツく、エグい記載があります!
この回はアルとアイリの出会いの切っ掛けとなり、その後の誓約に結びつく出来事がえがかれています!
読まなくても、次回前書きに簡単な説明入れますので苦手な方はこの回は飛ばしてください
その日、あたしはお父さんと一緒に誕生日のプレゼントを買って貰いに、広場の世界の特産市を見に行く予定だった。
あたしの12歳の誕生日。
この国ではかなり有名なパン職人のお父さんはいつも忙しくって、久しぶりのお父さんとのお出かけが嬉しくってとびきりおしゃれをしていた。
「アイリ!気をつけて~。」
お母さんが、家の中からあたし達に、手を振っている。
「は~い!!」
あたしが懸命に手を振り返していると、突然あたしの手を誰かが掴んで持ち上げた。
「え!?」
「ほほほ、どうだ?見事な少女ではないか?オデ、これが欲しい。」
突然の事に呆然とするあたし。
お父さんが慌ててその男の前にでる。
「ケベック閣下。ご機嫌麗しく。わたくしの娘が何か粗相をいたしましたでしょうか?」
お父さんは膝をついて頭を深く下げると、そのまま地面を向いて震えている。
「おい、そこの!この娘は今日よりケベック様の奴隷とする。よいな!!」
「そ、そんな!勘弁して下さい。保護者の許可無く奴隷には出来ないと連合法で」
そこまで言ってお父さんは兵士に切られていた。
その場で切られたお腹の辺りを押さえながらうずくまっている。
「ぐぁぁぁぁぁ!」
「ぼぼぼぼぼ!保護者がいなげればぁ!許可などいらぬでばないがぁ?」
「おお!流石です!ケベック様の前では賢者ですら霞みますな!」
その様子を見て楽しそうに笑う貴族と執事。
「あ、あなた!!」
お母さんが家の中から飛び出してくる。
「ほぅ、娘程では無いが、母親も美しくてそそる。おい、お前らその母親をこの場で犯せ。母親が犯されるのを見ながら娘のヴァージンを奪うのも楽しぞうだ。」
「や、やめて!!やめて下さい!いや!いやぁ!」
兵士に羽交い締めにされたお母さんが服を破かれ裸にされた。
「おお!すげー上玉じゃねえか!まず俺がヤルぞ!」
筋肉質の、兵士がお母さんの足を無理やり開かせてお母さんに組み付く。
「いや!やめて!やめて下さい!やめ、、、あ!あぁ!やめ、、、てぇ!!」
兵士とお母さんの体が揺れる度にお母さんの悲鳴が広場に響く。
その後、何度も何度も行為が繰り返されたあとその男が少し体を震わせてからお母さんから離れる。
そして、すぐに次の一人がまた同じことをお母さんに繰り返し始めた。
「ぶぶぶ、アイリよ。あれは全てお前がオデの奴隷となるためだ。おまえのぜいだぁ」
「やめてくれぇ!!」
複数の兵士に押さえられたお父さんはお母さんの様子を見させられながら剣で何度も突き刺されている。
「お前ら!お母さんに何をしているんだ!」
騒ぎを聞いて駆けつけた弟が兵士に飛びかかった。
「だ、ダメよ!来ちゃダメぇ!」
お母さんが弟を止めようと叫ぶと同時の事だった。
横にいた兵士に首を貫かれて、弟の手がだらんと垂れさがる
「い、いや、、、いやぁぁぁぁ!!やめて、やめて!!やめてぇ!!」
お母さんがさっき迄よりも激しく抵抗する。
「お前らー!」
お父さんが兵士の拘束をなんとか振りほどこうとして、、、首がゴロンと落ちてころがった。
「え?」
ゴロゴロところがったお父さんの頭を兵士があたしの目の前で踏んで止める。
あたしの目の前で止まる。
お父さんの目があたしを見つめる。
怒りに満ちた目があたしを見つめる。
いや!いや!あたしの!あたしのせい?
暫くするとお母さんは悲鳴を上げなくなり、目から光が失われて、まるで人形のようにただただ揺れている。
あたしを押さえていた兵士の近くに貴族が近づいてきた。
「ぐぶぶ!お前を手入れる為にわざわざやってきだのだ!オデをたのじまぜろよ?」
貴族がそう言うと、兵士達があたしの足を開いて貴族に向ける。
「い、いや。イヤだ。や、やめて。」
貴族の男があたしの恥ずかしいところに触れる。
「ぐぶぅ!!嫌がる顔も可愛い!!おばえら、ちゃんと抑えておげよぅ!!おまえは今日から俺の奴隷になるんだ!毎日かわいがっでやるゾぉ!」
神様!助けて!助けて!助けて!助けて!助けて!助けてよ!
取り囲む街の人達、神に仕えると言う神官、あたし達を守る筈の兵士達はニヤニヤしながらあたしを見ている。
悔しい!何で誰も助けてくれないの?
あたしの横で倒れているお母さんと目が合った。
「ち!死んじまいやがった!」
お母さんの首を絞めながら行為に及んでいた兵士がお母さんの頬を何度も打ち続けている。
男がお母さんから離れると思い切りお母さんを蹴り、お母さんの体が大きく跳ねる。
お母さんの顔があたしの方を向いて止まる。
お母さんと目があった。
さんざん犯された挙げ句に殺されたお母さんの目が私を見ている。
そんなお母さんの様子を見させられながら殺されたお父さんと弟もあたしを見ている。
あたしが悪いの?あたしが、、、。
自分の体から力が抜けていくのを感じる。
もう、ダメなんだ、、、あれだけ祈りを捧げたのに。
神様なんて結局は何にもしてくれないじゃない!
気持ちの悪いデブ貴族があたしの下着の中に手を入れようとした瞬間の出来事だった
「ぐへ!!」「ガッ!!」「ウブッ!!」
そんな声をあげて貴族と使用人達がはじけ飛ぶ。
「!?」
体をゆっくりと上げて、その子を見る。
あたしの前に現れたのはカッコいい王子様なんかじゃなくって、同い年位の、、、あたしよりちょっと背の低い男の子。
助けてくれようとしている?
でも、相手が悪い。
「だ、、、だめ、、、にげ、、、」
でも、恐怖で声が出ない
あぁ、あたしのせいでこの子も、、、。
そう思った矢先にデブ貴族が男の子を見て歯ぎしりをしだす。
「ア、アルベルト殿、、、これはこの国の法律で認められている!貴殿に邪魔をする権利は!」
「黙れ!勇者神アルティナの名のもとにこの子は俺の従者に任命する!」
少年の声に大貴族のデブが、体をビクリと硬直させる。
「か、神の名のもとに~、、、」
大貴族のは手を握りしめて悔しそうにワナワナと震えている。
この子、、、なに?