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勇者から魔王に転職したので世界征服始めました  作者: たまサラ
第3章 魔王とエルフの国レイグランド
63/94

3-19.魔王と闇の邂逅 決着の時

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趣味で書きなぐっていた素人小説の投稿です。

語彙力や表現力等まだまだ足りないところばかりですが、楽しんでもらえるように頑張ります!!


少しずつでも、コンスタントにUPしていきたいです。


応援、よろしくお願いします。


Twitter:@TamaSala_novel 次回予告を呟くとかつぶやかないとか


外伝:https://ncode.syosetu.com/n5068ex/1/  カケル君達紅蓮隊メインの外伝ストーリー

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俺が初めて師匠に傷を負わせた日の出来事は今でも忘れない。


『小僧!無事か?ガハハッ!すげぇ技だなおいッ!』


左腕を失い、腕の付け根から血を吹き出しながら豪快に笑いかけた師匠。

師匠との模擬戦の最中、開発した新技を暴走させてしまい広範囲に被害をだしていた。


師匠の緊急治療を終えて辺りを見渡し驚愕した。

そこにあったのは見渡す限りの砂地。

根城にしていた遺跡の建物も、生い茂る草木も、息づく動物達も、肥沃な大地でさえ、それら全てのものが跡形もなく消えていた。

後に残ったのはサラサラとした砂の様なもの。


制御仕切れずに暴発した技は、師匠によって技の発動を止められるまで辺り一面の全てを塵に変えていたのだった。


『すげぇが、えげつねぇな、、、。』


師匠は辺りの様子をマジマジとみつめて言った


『この技は禁じ手とする!』


あまりにも危険過ぎた為に修得したその日に禁じ手にされた。


それから、師匠の作り出した次元結界の中でこの技の制御修行を重ねて発動と停止は完全に制御仕切っており、効果範囲もかなり狭い範囲にまで絞れるようにはなっている。


それでも師匠からは未だに禁じ手とされたままだ。


『命に関わる様な重大な危険が迫った場合のみ許可する。』


それが師匠の封印を解く絶対条件だ。

師匠の封印を解く為の恥ずかしい台詞も未だに健在であった。


最も師匠は『カッコいい』と言って奥義とされる技の全てに封印を施し、解除の台詞を付けているのだから、多分この封印が解除される事は一生ないのだろうけど。


あの事件以来、この技を人に向けるのは初めてだ。

殺さない様に調節する事は不可能に近いから。

遺体すら残さず塵とする。


これほどの凶悪な技を誰かに向ける事はないのだろうと思っていた。


「アイリの事は死んでも守る!」


俺は出力を上げながら、力をゼエルに収束させる!


「ぐあああああああ! た、タイタン、ウォール!」


残り少ない魔力を全てつぎ込んで防御魔法を展開した瞬間、抵抗もなくタイタンウォールは塵の様に霧散して消える。


『全ての理を断つ』


つまり魔力や精霊と言った実体を持たないものでさえもその対象となる。


サーッと砂の城が崩れいく様な感じでゼエルの鎧が塵の様に崩れ去っていく。


防御魔法や防御スキルを色々展開しているようだが、発動直後に霧散するので何が発動したのかもわからない。


周囲のえぐれた地面は砂のようになり、俺とゼエルを少しずつ飲み込んでいく。


「ゼエル、絶望しながら消えろ! お前の、、、お前達の敗因はアイリに狙いをつけたことだ!」

「アッ、グァ。」


大剣で技を防ぐゼエルは衣類を含めた全ての防具が塵となり、その肉体に強大な負荷が掛かっている。

その為、最早声にならず、かろうじて音を発する程度だ。


そして、ついに大剣すらも塵となって消えてしまった。


「せめて土に還れ!」


俺はそのままの勢いでゼエルの頭上に技を打ち込んだ!

確実に息の根を止める為に。

 

トガァッ!!!


ゼエルの居た場所から光が溢れ爆発した!

塵となっていた地面か巻き上がり、粉塵が舞い視界を遮った。


チカッ!


少し離れた場所で何かが光った気がした瞬間の出来事だった。

猛烈な爆発が俺の視界を遮る。


爆発の炎や激しいスピードて飛んでくる瓦礫等は技の範囲に入った瞬間に霧散するが光と空気までは対象にならない。

腕で目を隠して光を遮り、砂地に足をめり込ませて爆風に耐える。


「くそ!粉塵爆発か!」


吹き飛ばされそうになるほどの爆風に耐え抜く。

時間で言えばほんの数秒の出来事だが、粉塵が晴れた時にはゼエルの姿はなかった。


『塵となってきえたのか?』


ホワイトドラゴンが再び念話で問いかけてくる。


『いや、逃げられた。邪魔が入ったから。』


俺はゼエルが居た場所を眺めながら、淡々と伝える。


『近づくだけで塵にされる、あの状況で邪魔を出来るものがいたというのか?我にすら気配を悟らせずに?』

『あぁ。だからインビンシブルを温存しておいたんだけど。』


俺自身は何者かがいる事には気づいていた。

ゼエルに任せる様子だったので、力を温存しながら戦い確実に一気に仕留める事で二人を同時に相手にする必要が無いようにした。


『何者なんじゃ?』

『さあな?ところでその乱入者に切られた尻尾は痛まないのか?』

『ん?』


ドラゴンが自分の尻尾(があった筈)の場所を見て停止する。


・・・


・・・・・・


・・・・・・・・・


『のぅあああああああうぇぇ!?』


ドラゴンが慌てふためきながら切られた尻尾の付け根をブンブン振るが付け根だけが震える姿はとても可愛そうだ。


『ミレーリア辺りが治してくれると思うよ、、、多分。』

『ミレーリアは嫌じゃ!奴は治療と称して我をオモチャの様に扱うに決まっておる!』

『じゃ、リオーレアさんかな?』

『リオーレアも嫌じゃ!奴は治療と称して傷ついたワシをさらにいたぶって楽しむに決まっておる!』


本気の恐怖で体をブルブルとさせている。


ドラゴンに本気で恐れられる国王と宰相ってどんなだよ!


『でも、レイグランド王国で欠損箇所の再生まで治癒ったらあの二人位が。』

『カルナちゃんが良い!あの子に治して貰えるのなら死んだって良いゾ!!』


なんという本末転倒だよ!

ここにも湧いていたのかカルナ信者。


『あいつは今、勇者のパーティーに参加しているから無理だよ。』


『ぐぬぅ!我らレイグランドのアイドルであるカルナちゃんを拐かした勇者めぇ!遭うことがあれば、瞬時に脳天噛み砕いてくれる!』

『あ~、、、何て言うか、、、ごめんなさい、それはやめて下さい。』

『ぬぬ?』


本気で怒っている様なので取り敢えず謝っておく事にした。

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小説書くのは難しいですね。


特に頭の中のイメージを相手にわかるように表現するのが難しいです!!

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