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勇者から魔王に転職したので世界征服始めました  作者: たまサラ
第3章 魔王とエルフの国レイグランド
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3-17.魔王と闇の邂逅 漆黒の炎

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趣味で書きなぐっていた素人小説の投稿です。

語彙力や表現力等まだまだ足りないところばかりですが、楽しんでもらえるように頑張ります!!

少しずつでも、コンスタントにUPしていきたいです。


応援、よろしくお願いします。

Twitter:@TamaSala_novel 次回予告を呟くとかつぶやかないとか

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2018/07/28 誤字修正 反映状だったバリア⇒半円状だったバリア


体勢を整えたゼエルが真っ黒な大剣を天に向かって掲げる。

その体を漆黒のオーラが取り囲み激しい衝撃波が俺達を襲った。


「ヤバそうだ!!」

「御主人様!!」


衝撃波によるノックバックをなんとか堪えながら彼の動きに注目する。

彼は闘技場の上空に浮き上がり詠唱を始めた。


「闇より出でし漆黒の炎。あまねく輝きを焼き尽くし真なる闇の深淵をもたらさん。」


剣先から黒い光が線を描きながら素早く動き六芒星の巨大な魔方陣が現れる。

暫くすると六芒星が大きく振動し中心から無数の小さな漆黒の炎が出現した。

炎は蠢きながらお互いを吸収し合い、二つの大きな炎へと変わる。


「喰らえ魔王!!暗黒究極魔法:純闇炎獄!」


炎が勢いよく俺達に向かって放たれた。

俺達は即座に回避行動をとるが、その動きに合わせるように炎が軌道を変える。

追尾型かしかも早い!


「飛燕斬!」

「シャドウ・バレット!!」


相殺して威力を殺そうとする技も闇の炎に抵抗なく呑み込まれた。


「バカな!!威力が増した!?」


俺達の技を呑みこみ、その威力をさらに増して炎が大きくなる。


「相殺ができないなら!!」


炎が正面から向かって来る様に位置を調節してからアイリの近くにかけよる。

二人をターゲットにしていた二つの炎が途中で合流しさらに巨大な炎の塊へと変貌する。

炎からは熱は感じないが、異常な程の量の魔力が漏れ出していて威力の凄まじさを物語っている。


「呼び掛けに答えよ聖剣デュランダル!」


聖剣を床に突き立てた。


「多重ファランクス!」


デュランダル固有スキルの一つ、アビリティコピーを発動させる。


俺のファランクスで俺達の周囲を半円状の青いバリアが取り囲む。

デュランダルがスキル発動に共鳴してデュランダルが幾つものダメージバリアを複製し始めた。


アビリティコピーは通常、重ね掛けをできないような防御魔法を何層にも重ね掛けしてくれる。

しかもそれが俺が止めるまで何度も何度も繰り返し行われる。

俺だけなら何度掛けても1層のバリアを張りなおすだけだが、デュランダルのスキルを使えば10層にも20層にも出来る。

まぁ、20層も掛けて維持しちゃうと魔力が一気にすっからかんになるけど。

バリアを張ってもバリア維持に使う魔力が魔力自然回復量を大幅に超えてしまう。

なので10層位が俺の限界だ。


バリバリバリバリッ!!


衝突音と共に炎とバリアが激しくぶつかりせめぎあう!


「つっよっ!!」


デュランダルのバリアは次々と破壊されていく。

かなりの威力を相殺できたとは思うが、ついに俺自身のバリアとのせめぎ合いを始めた。


「御主人様ぁ!!もう少しだけ耐えてください!!」


アイリが何やら手を複雑に交差させて印を結んでいる。

アイリが取得しているジョブの一つに忍者があるが、忍術を使うつもりなのか。

だが、忍術はトリッキーな術を多数持つが威力で言えば魔法には劣るはず。


「んああああっ!」


だが深く考える余裕もなく、バリアに残った魔力を注ぎ込み続ける。

ファランクスの削られた耐久力を補い続け威力はかなり削れていると思うが、こちらのバリアも真っ赤に染まり限界ギリギリの所で耐えている。

その証拠に半円状だったバリアの一部が剥がれ落ち始めていた。

自然回復魔力量をオーバーする魔力量での補強でどんどん残った魔力量も減っている。


こ、これは不味いかもしれない。


そう思ったとき、アイリが動きを見せた。

俺が多重ファランクスを張っている間に複雑な印を結び続けていたアイリがその忍術を遂に完成させたのだ。


「飲み込め影喰い!!暴喰飢餓影(シャドウ・イーター)!!」


アイリの影が生き物の様に炎に延びて、丸のみするかの様に炎を完全に覆いつくして消える。


「なんだと!?バカな!!何をしたぁ!!」


驚愕と怒りで我をわすれたゼエルが激しく声を荒げる。

俺自身も驚いて、呆然と立ち尽くす。


「まだまだぁ!!影転位!!」


アイリが組んだ指をさらに複雑に動かした。

ゼエルの影か少し盛り上がったかのように膨らむ。


「な、なんだ!?」


大きく膨らんだ影から、なんと先程消えたアイリの暴喰飢餓影がゼエルに向かって飛び出した!

ゼエルは咄嗟に魔力供給を止めて仰け反るようにして暴喰飢餓影を回避する。


「そこだ!滅!!」


アイリが組んだ手を勢いよく解く。


ドガガガガガァァァァァァァァァァァァッ!!!!


瞬間のことだった!

暴喰飢餓影はゼエルの魔法を飲み込んだまま小指の先程もないくらいに縮まると一気に破裂したのだ!


激しい爆発音と共に衝撃波が室内を襲う!


「くっそがぁぁぁ!!大ファランクス!」


残った魔力で壊れかけたバリアを補強して、さらに広げる!

ドラゴンをも囲える程。


ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!


止めどなく襲い来る衝撃波と物凄い勢いの瓦礫がバリアと衝突する。


ついに俺の魔力が底をつきバリアが完全に破壊された時、俺達とドラゴンがいた所を除いて闘技場の綺麗な床は全面が完全に破壊され大きくえぐれていた。


『我まで守ってくれたのか、、、すまんな。』

『いえ、でもだいぶ回復はできたんじゃ?』

『うむ、次からは自分の身くらいは守れる。この先の戦闘で役に立てるとは思えんが、、、。』

『自分の身を守っておいてくれるだけでもうれしいですよ。』


そして、暗雲立ち込めるゼエルのいた場所を見つめる。

ゴクリを唾を呑みこんだ。


「冗談だろ、、、」

「ま、まさかあの魔法を防ぎきられるどころかカウンターとは。さすがはアイリ様ですね。」


そこには、相も変わらず涼しい顔でこちらを、、、いやアイリを見つめるゼエルが立っていた。


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小説書くのは難しいですね。

特に頭の中のイメージを相手にわかるように表現するのが難しいです!!

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