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勇者から魔王に転職したので世界征服始めました  作者: たまサラ
第3章 魔王とエルフの国レイグランド
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3-11.突撃☆紅蓮隊!! ☆浮遊島の鳥肉を求めて☆(2)

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趣味で書きなぐっていた素人小説の投稿です。

語彙力や表現力等まだまだ足りないところばかりですが、楽しんでもらえるように頑張ります!!

少しずつでも、コンスタントにUPしていきたいです。

応援、よろしくお願いします。


Twitter:@TamaSala_novel 次回予告を呟くとかつぶやかないとか。投稿お休み予定なんかも呟くので是非フォローをお願いします!!

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転位門のある建物を出ると街の中は観光客で賑わい、通路の両脇には様々な土産物屋が軒を連ねていた。


「物凄くにぎやかだね。」

「世界随一の観光都市だからね。」


街の中は人で溢れ、いくつかのお店には凄く長い列が出来ている。

少し遠くには展望台や崖から島の外側に足場が組まれて、命綱を体に着けて飛び降りるというようなアトラクションも見える。

あんな、、、飛び降りるとか意味がわからない。

でも、どこのお店も大小あれど人で溢れていて、王都よりも遥かに活気に溢れていた。


「お店出すならこっちの方がお客さん多いんじゃないの?」

「土産物売るならね、観光地で高価な家具買う人はいないかな。それにここの店舗エリアなんて、それこそ空いてないよ。それに身元がしっかりしている相手としか商売したくないって言うのもあるかな。」


お金持ちとしか商売をしたくないってことかな?

いっぱいの人に売る方がたくさんお金がもらえて良い気がするんだけど。

まぁ、よくわからないからいいか。

それよりも、さっきから店前で客引きをしている男の言葉が妙に頭に残る。


「さぁ、お兄さん!新鮮なエアリー・コケコの肉料理はいかが!?エアリー・コケコの羽根ペンや骨細工何かも売ってるよ!子供達の土産物にどうだい?」

「「わぁ!美味しそう!」」「この骨細工カッコいいですね。」

「慌てない、ご飯は食べたばかりだろ?土産物は帰りに買おうな。」

「「「やった~!!」」」


アイリさん達が土産物に引き寄せられる度にそんなやり取りが繰り返されているんだけど、その中でも肉料理を勧めてきた主人のフレーズが頭の中にこびりついて離れなかった。


『エアリー・コケコの肉料理はいかが?』


エアリー・コケコか、どんな動物なんだろう、、、肉料理美味しいのかな?

無意識にそんな事を考えている自分に気がつき、頭をブンブンと勢いよく振った。

そんなにお腹が減っている訳でもないのに、食べ物の事を考えるなんて。

僕まで食い意地張ってちゃダメだ!

僕らが獲りにいくのはワイバーンという名の鳥だ!

ちゃんと考えて戦わないと、捕まって島の外に放り出されたりしたら、さすがのアルベルトだって助けられるとは限らないんだから!


何度も寄り道をしながらも、僕たちはなんとか遺跡のお城に続く方の街の出口にたどり着いた。

紅蓮砦のように高い塀で囲われている訳ではなく小さな柵で囲われているだけ。

街のどこかから全体を囲うように結界を張る仕掛けが施してあって、そのおかげで街の中から外を見渡す事が出来た。

さすがに街の近くを魔獣がゴロゴロいるという事はないものの、少し先の森の中からはいくつか魔獣らしき気配を感じる事が出来る。

街を囲う柵の内側には等間隔に警備兵の詰所があり、そこには対空砲等も設置されているらしい。

観光地だけあって街の中の安全を保証しながら、観光地としての景観も損なわないようにしているのかな。


「ちょっとここで待ってて。」


アルベルトが僕らを街の出口に待機させてから小走りで出入り口の詰め所に向かい、兵士になにやら話しかけてから戻ってきた。


「どうやら、遺跡までの馬車はストップしているみたいだね。残念。」

「ワイバーンの影響ですか?」


アイリさんの質問に改めてドキリとする。


「あぁ、危険だから閉鎖している場所に馬車がでているわけもないか。」

「じゃぁ歩き?」


ちょっと気になった事があってそんな事を聞いてみた。


「いや、馬を2頭貸してもらえるから、それで向かおうか。」

「馬、、、か。ねぇ、フェンリルじゃダメなの?」


エルフの国に来てからフェンリルの姿を一向に見ない。

まぁ、移動やアルベルトが警戒するような戦闘があんまり無いのもあるだろうと思っていたんだけど今回の移動もわざわざ馬を借りるって言っているし、もしかしたら何かあったのかな?

もし、島の外に投げ出されそうになっても空を飛べるフェンリルがいれば何とかなると考えていた。

でも、フェンリルがいなかったら本当にダメだ。

そんな漠然とした不安から出た質問。


「あぁ、彼は今はちょっと来られないかな。」

「え、、、これないの?」

僕の不安を感じてくれたのだろう、シルフィが僕の手を握ってくれた。

「か、カケル君!大丈夫だよ。アイリ様もアル様もいるんだし!」

「あ、あぁ、ありがとう。」

そう言ってシルフィに握られた手を離させる。

握られた手が、何だか恥ずかしくって直ぐに離したんだけど、シルフィが少しだけ悲しそうな顔をしたから、ちょっと悪いことをしてしまったかな。


「さ、行こうか。」


ニヤニヤと僕らを見ていたアルベルトが不意に僕の両脇を掴むと、警備兵に連れられた馬に跨がらせた。

シルフィはアイリさんと一緒に馬に跨がり、ウェンディはアイリさんの影から顔だけをヒョコっと出している。

どうやら、影スキルに慣れる為に頻繁に使うようにしているらしい。

修行の一貫ではあるんだろうけど。


「生首みたい。」


端から見ると、あまりにも異様な光景に思わず独り言を口にして笑ってしまった。


「だろ?足下で急に出てこられたら本当に驚くよ。」


馬を上手に操りながら、アルベルトが苦笑いをしながら応えてくれた。

足下に急にあの生首スタイルで出てこられたら確かに怖いな。

もう一度ウェンディの方を見ると、影の中から両手を出して何やら印のようなものを組んでいるのが見えた。


どうやらアイリさんに新しい術の手解きを受けているようで、何回も手を組んでは首を傾げている。


どうやら巧くいかないようだ。


僕は何だか少しだけほっとしている自分がいることに気がつき恥ずかしくなって目を逸らした。


ウェンディは多分だけど天才と呼ばれる部類の子何だろう。

砦で初めて見たときは僕よりも弱い女の子としか見ていなかったのに、1日毎に昨日の彼女よりも遥かに強くなっている。


新しい術も次々と修得して、自分の術迄開発してしまった。

それに比べて、僕は何か新しいことが出来るようになってるのかな?

そんな想いがモヤモヤと渦巻いて、ウェンディの、、、仲間の成長を素直に喜べなくなっていた。



まだ、暫くはホノボノとした旅やバトルが続きます。

でも、粗筋にかいている『その時』は刻一刻と近づいています。

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小説書くのは難しいですね。

特に頭の中のイメージを相手にわかるように表現するのが難しいです!!

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