3-10.突撃☆紅蓮隊!! ☆浮遊島の鳥肉を求めて☆(1)
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趣味で書きなぐっていた素人小説の投稿です。
語彙力や表現力等まだまだ足りないところばかりですが、楽しんでもらえるように頑張ります!!
少しずつでも、コンスタントにUPしていきたいです。
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「「「凄い!!」」」
紅蓮隊の僕らはその光景に圧倒された。
今、僕らが歩いている世界樹の枝の上はものすごい高さだって聞いていた。
最も、その枝ですら普通に人が住み往来できるほどの広さなんだけど。
でも、そこからさらに上空を見上げると遠くに大きな島が浮かんでいた。
一番大きな島の回りを大小ある無数の島々が取り囲んでいる。
比較的小さめの島には遠すぎて小さく見える灯台が立っていて、その外壁にはいくつかの砲門が見える。
きいた話だと人差し指の第一間接位の大きさに見える小さな島と灯台が十階建てだというのだから、その奥に見える右から左に首を回さないと見切れない本島の大きさが見てとれる。
「「おっきぃ!」」「本当に浮いてるんだ!」
アイリさんとシルフィが感激で目を見張っているけど、僕はどちらかというと不安を感じていた。
いや、確かに凄いと思うし、最初に見たときは感激でてが震えていたんだけど、次に視界に映った影とアルベルトの言葉で一気に感動が吹き飛んだ。
「カケル!凄いにゃ!いっぱい鶏肉がいるにゃ!」
「あ、本当だな。たくさんいる!あれが紅蓮隊の調達任務こ対象だよ! 頑張って晩御飯ゲットだ!」
「はいにゃ!!」
そんな風にはしゃぐアルベルトとウェンディ。
そう、あの灯台があんなに小さく見えるのに、さらに奥にある島の上空を飛ぶ影ははっきりと「鳥」っぽい翼が見てとれる。
僕の脳裏に修行始めたての頃に戦ったヴォーグの姿が浮かぶ、でかくて恐ろしい形相だった。
でも、多分あれはそんなレベルの大きさじゃない。
多分だけど、、、灯台の半分、つまり五階建ての建物位の大きさはあるはず。
一番大きな影の下には城と塔のようなものが見えるので、恐らくはそこに彼らの巣でもあるんだろう。
「あ、あれを獲るの?ぼ、僕たちだけで?」
思わず弱音が漏れてしまう。
「いや、もっと太ってて美味しそうなのがいいな、あっちの方が美味しそう。」
当たり前のように僕が指したのとは違う影を指差して、しれっと注文を付けてくる。
「あたしはさっぱりした方が好みですけど。あっちの方が良いです。」
「アイリ様!あっちの方が良い肉だと思うにゃ!」
「うーん、、、ウェンディが言うならそうなのかもなー、、、じゃああれで!!」
「いや!違うから!あの影の中でどの個体を獲るのかの話してないから!そもそも、あの影の魔獣がターゲットなのかの確認だから!」
「え??そうだけど??」
「カケルは何をいってるにゃ?鳥肉獲りに来たことわすれたにゃ?だめだにゃー。」
ウェンディが哀れみの目を、僕に向けてくる。
ムカつく!
「か、カケル君、、、言いたい事はわかるけど、、、」
シルフィは僕の想いを理解してくれたようだけと、諦めたような感じでゆっくりと首を横に振った。
「いやいや、やっぱり肉はこう、それなりに脂ものってないとね。」
「唐揚げにしようかな?ソテーも良いかも?御主人様は何が食べたいですか?」
「ウェンディ唐揚げ食べたい!」
ひょっとして僕が心配しすぎなのかな?
あれを狩る?本当にいけるの?
空から攻撃されるよね?どうやって地面迄引っ張るの?
ていうか、降りてきてくれないと勝負にすらならないんじゃないの?
考えれば考えるほど頭が痛くてなってくるよ。
「わ、私はちゃんとカケル君治すからね!頑張って大きいのをやっつけようね!」
シルフィが不安気な僕を気遣って声を掛けてくれる。
シルフィはいつも僕の気持ちをわかってくれるから嬉しい。
転移門に着くと門兵がいくつかの注意事項を説明してくれる。
浮遊島だけあって、島の端を見たがる観光客の転落事故などの注意だった。
街の中などは立ち入り禁止にしたり、フェンスやガラス張りの壁にして転落を防ぎ、有翼亜人の警備隊による警戒等もしているが、街の外に出たら自己責任で宜しくということらしい。
興味本位で街の外に出て鳥型の魔獣に捕まって島の外に放り出されることもあるらしく、普通の観光客はツアーで来るか名の知れた冒険者や護衛を雇ってから来るらしい。
「本当に傭兵を雇われませんか?かなり危険な魔獣も出るのですが。」
「えぇ、護衛なら彼らにしてもらうので不要ですよ。」
それらを連れていないばかりか子供連れの僕らを見てどうやら門兵ですら不安に思ったらしく、しつこく雇われ待機の傭兵を薦めて来たがアルベルトは僕らを護衛だと言って断った。
子供を護衛にすると聞いて安心するわけもなく、さらに顔を青くする門兵。
「しかし、女王陛下の御客人にもしもの事があっては、、、」
「貴方に迷惑は掛かりませんよ、許可を出したのは女王陛下自身なのですし。」
「貴方達みたいなどうでも良い事を心配しているのではありません!女王陛下が悲しまれるような事があったら!僕は!僕は!」
成る程、この人も女王信者か、、、あんなに奇行を繰り返す女王でも、この国の人達からの信頼は厚くて、ミレーリア親衛隊と呼ばれる信者の数は相当いるらしい。
それこそこの国の正規軍ですら、親衛隊を怒らせると歯が立たないとかなんとか、、、。
というか僕らがどうでも良いってどういう事だよ!
これには、アルベルトも辟易とした表情で兵士を追い払い、転移門に進んだ。
僕らもそれに続いて転位門に入ると、無数の環状魔方陣に体を覆われて、バッと輝いた光で一瞬視界が奪われる。
最初にこの都市に来たときも転位装置を使ったけどやっぱり慣れない。
目をごしごしと擦りながら、恐る恐るゆっくりと開けると目の前には大空といくつもの雲、そして少し下にはさっきまで僕達が立っていた世界樹の転位門が小さく見えた。
「凄い、、、」
静かに、だけど心の中では大興奮しながら呟いた。
「転位門を通った方には、先ず最初にこの景色を楽しんで頂きたくて、島の端に転位門を設置しております。」
後ろから、浮遊島側の門兵が声を描けてきた。
僕らが彼の方に向き直ると、彼はわざとらしく両手を大きく広げて満面の笑みを浮かべた。
「エアリーランドへようこそ!!街の中にある様々な展示物やアトラクションで遊ぶもよし!大自然を堪能するもよし!忘れられない一時を貴方に!」
おお!観光地らしい歓迎だ!
この門兵は監視というよりも、どちらかと言うと観光客歓迎をメインの仕事にしているのだろう。
簡単な説明をしながら、僕達を隣の部屋へと案内する。
どうやら、ここはレイグランド王国が開発した観光地らしく、僕達が通った転位門は様々な国と繋がっているらしい。
「複数の入り口と繋がっていますので、時期によっては転位門を出たらすぐに移動してもらわなければ行けないこともあります。せっかくの景色を堪能していただけなくて残念です。」
「今は大丈夫なんですか?」
「はい、今日は比較的空いている時期ですし、何やら新たな魔王が出たとかで旅行を控える人が多く、観光地としては悲しい限りです。」
それを聞いて、僕はアルベルトをちらりと見上げた。
アルベルトは悪びれる様子もなく、アイリさん達と景色を楽しんでいる。
「皆様は自由に島内を回れるように女王陛下の許可が下りておりますので、立ち入り禁止区域以外は自由に行動頂いて結構です。宿などお探しの場合は、この建物の中に案内カウンター等もありますのでご利用ください。」
「ここって遺跡探掘もさせてもらえるんですよね?特に申請等は不要と聞いていますが。」
アルベルトの言葉に門兵の顔が凍りついた。
「た、大変申し訳ありません。あの遺跡は巨大な翼竜属のエアリー・ワイバーンが塔の頂上に巣を張ってしまい。少し前にも事故が起きました。名の知れた冒険者でも討伐に失敗したので閉鎖しております。」
「あぁ、女王陛下の許可はもらっているので、観光がてら鶏肉を獲りにいこうと思っています。」
「鶏肉、、、ですか?」
「えぇ、そのエアリー・ワイバーンっていう鳥の肉は美味しいと聞きました。」
「「うぇはっ!?」」
僕と門兵はすっとんきょうな声をあげてしまった。
「鳥じゃないから!翼竜だから!どっちかと言うとドラゴンだから!」
僕の反論に門兵もコクコクと頭を縦にふり続けている。
「でも、女王のくれた地図にもあの遺跡が記されてるし、翼を使って飛ぶんだから大差ないだろ?」
「馬鹿じゃないの?全然違うから!」
「まぁ、決まった事だし、しゅっぱ~つ!!」
「はーい。」「はいにゃ!」「はい。」
アルベルトの主張を受け入れて着いていく3人。
僕が泣きそうな顔で門兵を見ると、憐れみの表情で肩に手を置いてから、転位門の部屋に戻って行った。
新しい車を買おうかなぁって思って早二年
自動運転技術が来そうな今、買った後に凄いの発売されたら泣けるよね?
っていう家族会議の結果、待ち続けています。。。
(まぁ、車あんまり要らないよね?っていう意見も、、、クルマ=移動の道具としか見てないし)
規制のせいで実現可能な自動運転技術がstopされているとかなんとか、、、足引っ張んな!!早く!!早く!!
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小説書くのは難しいですね。
特に頭の中のイメージを相手にわかるように表現するのが難しいです!!
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