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勇者から魔王に転職したので世界征服始めました  作者: たまサラ
第3章 魔王とエルフの国レイグランド
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3-8. ミレーリアはやはり変態であって、それ以外の何者でもない!(後編)

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趣味で書きなぐっていた素人小説の投稿です。

語彙力や表現力等まだまだ足りないところばかりですが、楽しんでもらえるように頑張ります!!

少しずつでも、コンスタントにUPしていきたいです。

応援、よろしくお願いします。


Twitter:@TamaSala_novel 次回予告を呟くとかつぶやかないとか。投稿お休み予定なんかも呟くので是非フォローをお願いします!!

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「それにしても!アルと敵対せずにすんで良かったわ。あんなにきつく当たってしまってごめんなさい。許してくれる?」


ミレーリアが両手を俺の頬にあてがい、首を傾げながら不安そうに聞いてくる。

許すも何もない。

こちらが無理なお願いをしに来た以上は文句を言える立場じゃない。

寧ろ最後の一幕で敗戦確実だった内容が何故急にひっくり返ったのかが未だに理解できずにいるんだけど。


「国王として当然の対応だと思ってますよ。だからこそ、私も対策を練っておいたんです。」

「よかった!!アル大好きよ。」


そう言って俺の頬に口づけをする。


「あ~!!」


アイリが怒りだしたが、怒るポイントならもっと早い段階であったんじゃないかな?

ミレーリアは気にせずにアイリに向かってニヤリとして見せる。


「昨日から色んなヒントを貰ってましたから。」

「ホント、有効に活用してもらえて嬉しかったわ。でもアイリの事に関しては気付け無かったかぁ。」

「すいません、未だに。」

「私も気づいてませんでした。」


敏いアイリ自身が気づかないなら、俺には無理だ。


「ほら、子種の下りで『アイリなら仕方ないか。』って言ったでしょ?女王の立場を出した上で、なおアイリなら仕方ないかって。」


確かに言ってた!!


「つまり、レイグランドとアイリの間には女王の立場を凌駕する何かが有るとにおわせたのよね。」

「な、何かとは?」


レイグランドが国としてアイリに受けた恩ってなんだ!?


「それはね、、、あ!駄目よ。女の子同士の秘密なんだから!」

「というより、国家機密ですね。」


リオーレアさんが補足する。

変なところで律儀なアイリも国家機密とまで言われたら、身内に害が及ばない限りは沈黙を貫くだろうし、聞き出すのは難しいかな。


「そうですよね。」

「でも、最初からあたしの件と帳消しにするつもりだったら、あの会議は必要だったんですか?」


アイリが当然の疑問を投げ掛ける。

まぁ、アイリじゃなくてもそう思うだろうな、でも多分帳消しにするかしないかは会議の中で決まった事なんだろう。


「私の予想では昨日の時点では、最終的そうなっただけで会議の途中迄は違う結末も有ったと思っていますが?」


答え合わせをしてもらおう。

多分俺が何もせずアイリ頼みで行っていたら。


「基本的な方針は最初に言った通りよ。アルを捕まえて帝国にでも送り付ける予定にしていたわ。アルの話に納得できたら、ついでにウチが抱えている恩を返しちゃおうと思ったのよ。」

「なんで!昨日はあんなに仲良さそうに!」「アル様の事本当は嫌いなのですか?」


カケルとシルフィが食い付く。

ウェンディはお菓子に食い付いていてそれどころじゃ無さそうだ。


「ふふ、アルの事は本当に好きよ。私じゃなくたって、カルナがアルの子を産んだりしたらどんなに素晴らしいことでしょう。勿論、いづれは私のことも慰めてもらいますが。」

「じゃ、じゃあ、なんで。」


最後のセリフを完スルーとは、カケルの成長が頼もしい。


「国王とはそういうもの。個人の感情よりも国の、国民の利益を優先させなくてはならない。その為なら大好きなアルでも殺す事に抵抗はないわ。」

「わたし、、、わかりません、、、」

「可愛いのね、シルフィ。貴方は解らなくていいのよ。でも、、、。」


ミレーリアが急に真面目な顔でカケルを見つめる。


「カケル君、君は理解しておきなさい。いつか族長を引き継ぐつもりならね。そして考えておきなさい一族と大事な人、どちらかを捨てる必要に迫られたとき族長としてどちらをとるべきなのか。」

「は、はい!」


といっても、カケルには選択は出来ないだろうな。


「アル、貴方もね。」

「私は既に優先順位は決めていますから。」


即座にそう回答すると、何故かミレーリアが顔を赤らめて照れて見せる。


「そんな、こんな人前で『お前が一番だ』なんて!抱くの?私人前で抱かれちゃうの?」

「「言ってない!!」」

俺と同時にアイリまでもが身を乗り出して否定した。


「んもぅ!アイリってば小姑感が強くなってるわよ!」

「誰が小姑ですか!あたしだって!」

「あたしだって?何かしら?」

「あっ!!」


アイリはミレーリアに遊ばれていたことに気づいて顔を真っ赤にしながら口を尖らせてそっぽを向いた。


「ほんとに貴方達って、、、まぁいいけど。ところで、ラティス君の件はどうやったの?」


ミレーリアはウンザリした様子で何かを言い掛けて、直ぐに興味を失ったかのように話を切り替えた。


「どうやった、、、とは?」

「ラティス君に裏で手を回しておいたのでしょう?リオーレアの監視をくぐり抜けて評議員に近づくなんて凄いわ。」

「秘密ですよ。」

「おかしいのよね~。あなたとアイリ、それに子供達はもちろんスタークにも監視はつけていたわ。誰一人、ラティス君に直接は会っていない。なのに、貴方達には確実に繋がりがったわ。」


この国には彼らが知らない、いや知っていた筈なのに意識の外に置かれているもう一人?が着いてきている。

これがディアブラとかならまだ違ったんだろうけど。

今後、どこでまた彼に同じ事を頼むかも分からないので種明かしはできない。


(アイリ、フェンリルにお礼いっておいてね。)


そう、あまり人前ではやっていないがフェンリルは人型になる事もできる。

今回ラティスと直接話をしたのはフェンリル。

アイリがを介して俺とフェンリルを繋ぎ、ラティスとの交渉を成立させた。


(はい。あの子、久しぶりに人型になったので大変だったってボヤいてましたよ。上等なお肉を食べさせろって。)


(あぁ、それも含めて修行だね。)


さて、評議員とのつながりを持つ事に成功した立役者の望みだし、上等なお肉を準備しないとだね!!


かき溜めていた原本のミレーリアさんは実はこれの倍増し増しで変態さんでした。

さすがに公開できないレベルの事をやらかすので、

コレでも変態エピソードを5割程カットされています。

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小説書くのは難しいですね。

特に頭の中のイメージを相手にわかるように表現するのが難しいです!!

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