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勇者から魔王に転職したので世界征服始めました  作者: たまサラ
大1章 勇者から魔王に転職? 仲間に襲われる魔王様!?
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SS:アイリの御主人様捕獲大作戦

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趣味で書きなぐっていた小説を改めて書き直して投稿してみました。

語彙力や表現力等まだまだ足りないところばかりですが、

楽しんでもらえるように頑張ります!!

応援、よろしくお願いします。

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(は~い、んじゃすぐむかいま~す。)


念話を()()()()、宿に置いてある荷物を手当たり次第に影に突っ込んでいた。

御主人様を不安にさせないように冷静を装いながらも、もたつく自分にイライラする。


念話を切った瞬間にあたしは宿から飛び出した。まずは厩舎!

不安気にブルルと音を鳴らす馬たちを問答無用で影に飲み込んで、影移動ポイントを広範囲に検索する。


まずい!まずい!まずい!まずい!まずい!


御主人様は感情を隠すのが苦手だから、かなり危険な状態だということがわかる。

これまで一緒に冒険していた中で最大級の危機に陥っている。

あたしは何でそんな時に呑気に()()()()()()()に行っちゃってたんだろう。

勿論、御主人様の言い付けだし行かない訳にはいかなかった。

でも皇帝に仕える気もないし、奴隷解放もしなくて良いとだけ伝えて直ぐに帰ってきちゃったのだけれど。


御主人様の影を平民街の端っこにみつけて、すぐに移動を開始する。

影ポイント探索は広範囲でできるが、影移動自体の範囲はそんなに広くない。

だから影移動できる所までは走って近づくしかない。

御主人様の近くをウロウロするグラナドを避けた為に時間が掛かってしまった。


ギリギリの所まで何とか移動して御主人様の影に一気に影移動をする。

危険な状態にある可能性もあるので、影の中から辺りに敵性対象がいない事を確認して、まずそっと顔だけを出して周囲をうかがう。


御主人様が難しそうに集中して何かを考えている


無事でいてくれた!!


厩舎の屋根は壊れてるし、藁は散らばっているし、服はかなりよごれているし、擦り傷も見える。

だけど命の危険が迫っているような状況ではなさそう。

御主人様は何であんなに焦っていたのだろう?

そんな事を考えながら、じっと顔を見つめ続ける。


あぁ、やっぱりいいなぁ。


安心した瞬間に別の想いがこみ上げ、あたしの顔が緩んでいくのがわかる。

うっかりしていると涎がたれてきそう。


自分の足元に出てきたあたしの()()に気づいて、びっくりする御主人様も可愛い。

毎回怒られちゃうけど、これが見たくて隙あらばやってしまう。


影から出て、御主人様から頼まれていた荷物を取り出していると、御主人様がおかしな事を言い出した。


「食料鞄だけで良いって言ったのに。俺は影空間とか使えないんだし。」

御主人様が影を使えないのは今までも同じ、、、だよね?

「御主人様が仕えなくてもあたしが使えるんだからいいんじゃないですか?」

当たり前の疑問を口にする。

「あぁ、、、それは。」

御主人様から今日起きた事を聞かされる。

どうやら魔王になってしまったという事なのだが、それが何だというのだろう。

「今までありがとう、最後の最後に面倒をかけてしまったな。」


・・・・

・・・・

・・・・


え!?・・・今なんて言ったの??


意味も分からないままに、あたしが一生聞きたくなかった台詞を平然と言ってのける。


いつもは飛び上がる程嬉しい御主人様の”頭なでなで”も、今は逆効果だ。


あたしは御主人様の傍にいたい。

勇者とか魔王とか別にどうだっていいのに


仲間があきれるほど厄介ごとを自分から抱え込んで、巧く行かなかったときもあったけど、それでもみんなの笑顔を守る為に精一杯頑張って、、、

そんな御主人様の傍にいたくって、必至で努力したのに。


一緒に行動する中でも、想いはどんどん大きくなった。


気づいてない?いや、まさか、それはない。と思う。


それなりにアピールしてきた筈だもん。

例え奴隷と主人の関係でも、御主人様と()()なれるなら幸せだから。


あぁ、考えていると胸がモヤモヤしてきた。


絶対に離れるもんか!


それは御主人様が魔族になったって、、、


「あれ?」


ちょっと待って?


御主人様ってば今は魔王、、、ってことは魔族だよね?

そんなあたしは、、、魔物使い、、、

魔族も使い魔にできる事はディアブラで実証済み。


あたしの”使い魔”になれば御主人様は狙われなくならないかなぁ?


立場的にはあたしが上になっちゃうけど。

立場とかはどうでもいい、あたしが「御主人様の奴隷」であることは変わらないんだから。


御主人様は魔族っていうより、魔王だから本当にうまくいくかはわからないけど。

あたしは魔物使いのスキル「使い魔捕獲」を御主人様に向かって発動させた。


あぁ!失敗しちゃった!


御主人様に向かって発動したチェーンが空を切る。

興奮しすぎて手元が狂った!

この距離で外すなんてはじめてかも。


でも、まだまだチャンスはある!


「まぁてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


そんな事を考えながら追いかけっこがスタートした


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小説書くのは難しいですね。

特に頭の中のイメージを相手にわかるように表現するのが難しいです!!

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