日本はどうして北朝鮮のミサイルを撃墜しないのかについての考察
何の責任もない素人の推論です。
ただこれまでの推察と同様の手順で考えていますので、意外にあってるかもしれません。
今のところ北朝鮮の動向で得をしてる国がなかったので疑問でしたが、今回の水爆実験でようやく実験データが入手できればお得になる国が見つかりました。
我ながら鈍いですね(笑)
北朝鮮で水爆実験が成功したと報道され、緊迫感が高まってきました。
原爆も水爆も差はないと思っている方々へ注意です。
原爆では反応の性質上ベータ線特化は難しいのですが、水爆では陽子放出反応ができるため設計次第ではベータ線特化型水爆の可能性がでてきます。
いわゆるEMP爆弾です。
その国の上空で爆発させることで電子機器を壊滅させ、先進国を緩慢な死へと向かわせることのできる、人を殺さず文明を殺す目的とした兵器です。
日本上空で爆発されると半径数百キロ単位でライフラインが壊滅、銀行や株式についてもデータ破壊されますので保全は不可能、黒電話以外は通話不可能な状態になりますが、そもそも交換所自体が壊滅してるでしょうから連絡を取り合うこともできなくなります。
もっとも危険なのはこの状態からの復旧作業は不可能ということです。
強固なシーリングを施した一部を除いてコンピューターは壊滅。指示系統も壊滅します。
あとは住民の自助努力で時間を稼いで海外からの援助を待つしかありません。
しかも、これは日本でもアメリカでも国土面積による必要数以外、差がないということがどうしようもない点です。
北朝鮮は考えうる限り最悪の武器を手に入れたとみるべきでしょう。
ということで、ほぼ間違いなくアメリカは防衛戦争に入ると推測していますが、まだ大国同士の話し合いが終わってないのでそれの決着がつき次第、開戦ということになると思います。
現在渋っているのはロシアです。
というか、今回の水爆実験も弾頭を作ったのはロシアではないかと思っているのですが根拠はありません。
ただ状況的にベータ線特化型水爆を実験したければ試験品を北朝鮮に渡して、実験データをもらえばいいという考え方もあります。今回はそういう事例なのではないかなという根拠のない推論をしています。
その理由は、あまりに核開発速度が速すぎます。
原爆と水爆では必要な技術水準が自転車と自動車ぐらい違うといえば、この水爆開発速度の違和感がわかるでしょうか?
プルトニウム・ウラン型原爆と水爆では設計が基本的に変わります。
原爆で起爆させ安定した高温を作れないと水爆は作動すらしません。レーザー起爆はちょっとおいておきます。その技術は北朝鮮にないでしょうから。
この辺の制御はおそらく日本でも無理でしょう。
このところの陸上イージスシステムでのロシアに対する追従ぶりや、ロシアのコメントを見ているともう少し北朝鮮での実験を続けたいとも読める内容になっています。
こうなってくるとミサイル技術はおまけでEMP爆弾開発が本命でロシアが支援してるんじゃないかと邪推してしまうほどです。
さて、題と関係のないことを長々書いてしまいましたが、ここ数回のミサイル発射についてどうして自衛隊は迎撃しなかったのか・・・もったいないお化けの呪いだと思います。
冗談ではなく割と本気でそう思ってます。
SM3でもパトリオットでも一発数十億円です。
しかも撃ったら補充して定数を満たさなくてはなりません。
日本やグアムに落下地点がない限り、というか日本に落とすなら実弾以外無意味なのでまず単発では選びません。グアム方向にはいまだ撃っていない。
という状況でそのまま放っておけば、どこまで開発が進捗したか判る機会に、打ち落とすという選択肢は費用がもったいないうえに、敵情を知るという点から、アメリカからストップがかかっているような気がします。
そもそもミサイルの撃墜はJアラートが出た瞬間には発射しないと間に合いません。
敵のミサイルを打ち落とすミサイルも時速0kmから加速して、飛行時間がかかって敵ミサイルに到達するのです。
ですので、Jアラートとかで退避してください。といってるのは北朝鮮のミサイルが失敗して墜落、もしくは分解して破片が降ってくるのを注意してるにすぎません。
地対地ミサイルが空中分解するのは湾岸戦争ではよくありました。
ですので、とにかく数を撃つ。これがミサイル攻撃で確立された基本です。
そういう意味から現状の北朝鮮の行動は実験室で実験しているぐらいのスケールであり、本来なら備蓄に努めるはずの期間なのになぜかICBMを実験している。
という不可思議な状況です?
こうなると水爆実験が大きな意味を持ってくるのですが、EMP爆弾は単発でも日本を壊滅させることができるとなると、次回のミサイル実験が東京方向に向かった時点で撃墜しないと危険になる判断がとられると思います。
ミサイルの軌道を確認する前に迎撃ミサイルを発射しないと安全な撃墜は望めないことから、次回からは自衛隊の迎撃システムが発動する可能性があります。
迎撃後どうなるかは全く想像がつきませんが・・・
米中露に囲まれた地域の運命ですね。
東アジアはその三国の思惑次第で決まる地域です。
現状の日本では全く力不足です。
ただし力を持っていると責任も持たせられるので厳しいのですが。
その責任を何とか他に振ろうとして、責任を果たしてる国から怒りを買っているのが中国だと思えば、どっちがいいかはわかりません。
少しだけですが安心材料を。
アメリカにはSLBM搭載型原子力潜水艦という切り札があるので報復攻撃は免れないでしょうから、当面は本国や同盟国も核攻撃やEMP攻撃を受ける可能性は低いのです。
もっとも低いだけで0ではないということは覚えておくべきでしょうが。
次回、素人の大胆な北朝鮮のミサイル実験の予想ですが、ロフテッド軌道で北海道太平洋側を目指して撃ってくると思います。(前回と一緒です。)
この軌道なら実験であると宣言しているようなものですし、迎撃されてデータが取れなくなるのは最小限の危険性で済みますので。
後はどこまで飛距離を伸ばしてくるかですが、択捉島の先までいけば大成功でしょう。
確実にグアムは圏内に入ると宣言できます。
・・・問題は間違ってロシア領海に落ちた時だけですが(笑)
ロシアは抗議をどれくらいにするかで悩むことになるでしょうし、発表するコメントで我々もロシアの肩入れ具合がわかるということになるので、是非とも落としてほしいものです。