表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/51

慈悲を願う奴隷少女、主人は今日も頑張って苛烈な罰を下す

奴隷少女「ご主人様お許し下さい!」


 華奢な少女の声が、悲痛に響く。


主人「いいや許さんぞこのゴミ奴隷が!」


 肥満体の中年は、その光景に怒号を飛ばす。


奴隷少女「どうか、どうかお慈悲を!」 


 少女の頬は涙で濡れていた。泥で汚れた古いメイド服。


主人「エベレスト登山に成功直後に山頂から突き落としおって! とっさに受け身を取らねば滑落して回収不能の遺体となって永遠に登山者の足場になるところだったぞ! この怒りどうしてやろうか!」


奴隷少女「お許し下さいご主人様! もう二度と致しませんから!」


主人「やかましい! やはり貴様は苦痛で躾るしかないようだなこの卑しい奴隷が!」



△ △ △


主人「はい服めくってお腹だして」


奴隷少女「あ、はい」ペロン


主人「はいこれジェル塗ってあるからちょっと冷たいよ」


奴隷少女「ご主人様、このコードついたパッドはなんですか?」


主人「これ?」


主人「低周波治療器」カチ


奴隷少女「いででででてでっっ!!」


主人「この役に立たないクズ奴隷が! せいぜいこの最大出力の低周波治療器で己のやったことを罰ゲームを受ける芸人のように悔いるがいいわこの愚鈍が!」



 この物語は、富豪の中年と、奴隷として働く少女と、仕置きと憎しみと暴力の虚しい連鎖、そして低周波治療器は本来このような使い方をするものではありませんと緩い日常と共に綴ったものである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 受け身最強説! この主人無敵すぎません!? すごい!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ