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慈悲を乞う奴隷少女、主人はくじけず焦らず黙々と罰を下す


奴隷少女「ピッカピカピー!」


 華奢な少女の声が、悲痛に響く。


主人「いいや許さんぞこのゴミ奴隷が!」


 肥満体の中年は、その光景に怒号を飛ばす。


奴隷少女「ピッカ、ピッピッ○チュー!」


 少女の頬は涙で塗れていた。泥で汚れた古いメイド服。


主人「ドアノブに向こう側から高圧電線つけて下に塩水をたらしておくとはなあ……うっかり握って死ぬかと思ったぞ! しかも握った瞬間「ピッ○チュー!」とか叫びやがってよおおお!!!」


奴隷少女「ピ、ピッカー……」


主人「○カチューのふりしとけば許されると思ってんのかコノヤロウおおお!!! リアル十万ボルトとかふざけんな俺はマサラタウンの人間じゃねぇんだぞ!! 今日という今日はマジで思い知らせてやるからなあこのクソ奴隷がああああ!!」



 △ △ △


主人「先日、白飯に合わないもので白飯食わせようとしたやん?」


奴隷少女「はい」


主人「あれ人によっては「焼きそばは余裕」とか「おでんいけるやん」とかかなり意見別れるしお仕置きにならないってわかってさ」


奴隷少女「はい」


主人「だからほんとにお仕置きになるやつ考えたわ。はいここに白飯」


奴隷少女「はあ」


主人「そこにお粥をかけておかゆライス」


奴隷少女「」


主人「酢飯に白飯を乗せて白米の寿司」


奴隷少女「」


主人「具無しのチャーハンに白飯をつけてチャーハン定食」


奴隷少女「お、お許し下さいご主人様ぁ…」


主人「今日から一週間おまえの食事はこれらだ!しっかり食べて反省して大きく成れよこのクソ奴隷がぁ!!」


 △ △ △



奴隷少女「ご主人様お許し下さい!」


 華奢な少女の声が、悲痛に響く。


主人「いいや許さんぞこのゴミ奴隷が!」


 肥満体の中年は、その光景に怒号を飛ばす。


奴隷少女「どうか、どうかお慈悲を!」


 少女の頬は涙で塗れていた。泥で汚れた古いメイド服。


主人「クソ奴隷……俺はおまえの入れた緑茶を見てなんていったか覚えてるか?」


奴隷少女「え、えぇと「なんか色薄いし味ないから入れ直せ」とおっしゃいました……」


主人「で、おまえなにした?」


奴隷少女「色が薄いというので、よく色がでるようにはどうしたらいいかなと思い」


主人「うん」


奴隷少女「ちょうど緑色のボールペンを持っていたのでそのインクを入れて」


主人「色が付けばいいってもんじゃねえぞこのクレイジー奴隷がよおおお!? 明らかに味がおかしいと思ったらなに考えてんだよおお!!」


奴隷少女「隠し味にお気づきになられるとはさすがご主人様!」


主人「バカにしてんのかおまえはよおお!!?そもそも全然隠れてねぇよ!」


奴隷少女「申し訳ありませんご主人様! ご主人様が添加物がお嫌いの自然派だったとはつゆ知らず……もっと自然派なものをお入れすれば良かったです」


主人「どうせ沼のミドリムシいれるとかそんなことしか思いつかねーだろおまえは……やはりお前には痛みと苦しみと後悔で思い知らせてやるしかないようだな!!」


 △ △ △


主人「今まではソシャゲの課金は月五万まで許してましたが」


奴隷少女「はい」


主人「今月から五千円までにします」


奴隷少女「お、お許し下さいご主人様あああ! それではイベントにも参加できずランキング落ちしてしまいます! ギルドに迷惑が!! どうかそれだけはああ!!」


主人「やかましいたっぷり反省しろこのマヌケ奴隷があああ!」




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