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汝は裏切り者なりや?×俺の彼女は龍女神  作者: 原案・テキスト 松野心夜 俺の彼女は龍女神の原作・ろいはち
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第一話 Dragons of the night and bishops

「ったく、今日の俺もツイてねぇなぁ。

まさかアイツに、パシらされるなんて」

龍崎(りゅうさき)さんの事かい? (あゆむ)

 ナオ――虎賀(こが)直人(なおと)が声を掛ける。

 俺の名前は龍夜(りゅうや)(あゆむ)。私立夢ヶ原学園の高校一年生。

 そこでは中等部と高等部があり、中学時代で自分のチカラを知り、高校で応用するという仕組みだ。

 そんな俺には、彼女がいる。

 (りゅう)女神(めがみ)。学校やナオ、そしてもう一人の友人――丁度俺の左で歩いている・炎波(えんば)雅樹(まさき)には、龍崎海奈(りゅうざきみな)の名で通っている。

 今日はその龍女神に、おつかいを頼まれたのだ。

 コンビニで、新しいチョコが出たから買って欲しいと。

「そういや、歩」

「何だ? 雅樹」

「お前小説家になろうってサイト知ってるかい?」

 なろう? あーあれか、自分で書いた小説を投稿出来るっていうあのサイト。

 俺も聞いたことがある。あのサイトで成功して、本当に作家になった人がいることも知っている。

「それの、『浅井三姉妹のバカな日常』って奴がすごい面白くてよ。

あれどっかの会社で既に文庫化されてるらしいし、アニメ化までされてるらしいぜ」

 あー、なんかその作品は地味に聞いたことがある。

 というか、俺が買わされたのもその『浅井三姉妹のバカな日常』チョコって奴だ。

 因みに龍女神の推しは、三女の浅井(あざい)江代(えよ)とかって言う奴らしい。

 邪気眼キャラのどこが面白いのか正直俺には分からないが。

「ふふふ・・・・・・面白そうなアビリティの臭いを感じました」

 !?

 誰の声だ?

 その声は雅樹の物でも、ナオの物でも無い。

 そいつは、唐突に現れた。

「誰だお前?」

 見た目は少年だ。ストレートの金髪に、どこか人間離れした美貌。

 その少年からは、どこか危険な臭いを感じた。

「私の名は上杉(ウエスギ)読心(トクシン)

前世では心理学科の高校生でしたが、もう死んでいるので、そんな肩書きはもういりません」

 死んでいる? つまり幽霊か?

 のわりには、二本の足でしっかりアスファルトを踏みしめて立っているが。

「私は貴方達を洗脳して、ある目的を達成する為に来ました」

「ある目的? 洗脳?」

「それは、洗脳されてからお教えしましょう!」

 上杉は左手から謎の光線を、俺達に放つ。

 記憶――というか精神そのものが書き換えられそうな感覚が襲う。

 こんな物に負けて、たまるかよ!

 俺は力尽くで、その洗脳に耐えた。

「まさか私の洗脳が効かないとは」

「ナオ、雅樹! 大丈夫か?」

 だが彼らは洗脳が終了した瞬間、よたよたと歩き始める。

 上杉の所へ。

「おい、お前等!」

「私が片付けましょう。龍夜歩さん、せいぜい覚悟してくださいね」

 上杉は腰の鞘から、西洋剣と思われる片手剣を取り出す。

 唐竹割りが、俺の頭に放たれる。

 間一髪、それを回避してから、俺は回し蹴りを上杉の腹に放つ。

「ぐっ・・・・・・」

 上杉は苦痛の声を漏らすが、そのまま右手で上杉の顔面に一発拳を叩き込む。

 後退する上杉。

「今日の所は撤退させていただきます。

私はまだ本気を出していませんよ。仲間を助けたければ、準備でもしておいた方がいいですよ・・・・・・」

 上杉はナオと雅樹と共に消えてしまった。

 なんと言うことだ。

 あいつも、チカラを使えるのか?

「貴方、あの人と戦ったでしょ」

「うわぁぁぁ!」

 女の声。後ろから。

 驚いた俺は、慌てて振り向いた。

 流れるような長い金髪に、桃色の瞳。かなりの美人。

 スーツ姿だから、まるで先生のようにも見えたが。警察のようにも見える。

「見たことの無い制服の人ね。とにかくあいつとは関わらない方がいいわ」

「え、知ってるのか!?」

「ええ。一応。

ただどうして一度死んだ私がこの世界にいるのかは検討も付かないわ」

 この人も上杉と同じ、死人なのか?

「お前も死人なのか。誰なんだ?」

「私の名前は遠山(トオヤマ)夢実(ユメミ)。前世では警察官の捜査一課の課長だったけど、ある事件で死んでしまったし、ここはどうやら前の世界と違うらしいから、警察としての権限も使えない」

 なんだよ・・・・・・。

「だけど一応こんな事態を放っておくわけにもいかないし、前世で私は上杉に殺されているから、あの事件の犯人を探しているのよ」

「待って! 犯人って上杉とかいう奴じゃないのか?」

「あの人のアビリティは、心理操作。

死人を呼ぶ力はないから、多分真犯人は別の人だと思う。

この世界じゃどうやら"チカラ"という物があるらしいから、多分この世界にいる、死人を呼べる能力者が怪しいわね」

 こうして俺は、友達を助ける為、この遠山という少女と共に行くこととなった。


松野心夜です! 今回はろいはちさん原作の「俺の彼女は龍女神」とコラボさせていただくことになりました。

今回はまだ後書きをどうするか聞いていないので、ろいはちさんの後書きはありませんが、僕の方から書かせて戴きます。僕の方の小説は、「汝は裏切り者なりや?」という汝は人狼なりや?に似ているようで似ていないデスゲームを書いた作品です。

今回出てくるのは、死人が蘇るという都市伝説を使っている通り、松野側のキャラは死人しか出ません。というかこれに出てくるキャラで、誰が死んだのか分かってしまうっていうね。

まあでも詳しい展開は原作を読んで下さい! 因みに完結してます!


一応僕とろいはちさんのツイッターと原作のURLだけ載せておきます! 次回もお楽しみに!

松野心夜(http://twitter.com/shinya_shinitai)

ろいはち(http://twitter.com/hachimikan618)

汝は裏切り者なりや?(http://ncode.syosetu.com/n9038dq/)

俺の彼女は龍女神(http://ncode.syosetu.com/n9211dg/)


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