脳内メーカー[短編・エッセイ]
僕の頭の中、今日もぐるぐる
議題 カレーとは!
カレーライス。 100人が100人そう聞けば、連想するのは白いご飯にカレールーがかかっているものだろう。
ライスカレー。 ただ逆にしただけでしょ? しかし、実際は違うものだと聞いたような聞いてないような…… とにかく。 そんなものがある。 それくらいの認識。
カレーパン。 考えた人は天才だ。 あのカレーをお手軽に味わえるのは食生活とは日々進化していると思わざるを得ない。
パンカレー。 ……お、いい匂いするね。 今日の夕食は…… うふふ。 パンとカレーよ。そして食卓には食パンとカレーが並ぶ。 それを微笑ましく食べれるのはせいぜい新婚三ヶ月だろう。 結婚3年目くらいならこれはボケなのかとツッコミをいれたくなるだろう。 アグレッシブな夫婦ならテーブルひっくり返るだろう。
しかし。 カレーとは偉大である。 日本の食文化において上位に安定して居座る、いわば裏ボス的存在だ。ドヤ顔しながら居座る偉大なお方だ。 カレー様に限界は無い、限界はないのだ!
ついに実現! おふくろの味カレーパン‼︎
「……おふくろって、誰のだよ」
俺はその日、カレーの限界を感じた。
※このお話はフィクションです。