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孤児院に到着。

「ジュン!おかえり!」

ヤムが迎えてくれた。院長さんも出迎えてくれた。

ありがとうございます。

また久しぶりに、メイとセフィルに挟まれてる俺を見て

「あー、ジュン、どうした?この状況。」

「えっと、俺が聞きたい。」

メイとセフィルって、仲良くなってなかったっけ?

俺とヤムは目を合わせる。

「あとで、向こうで何があったか聞くよ。」

「うん、そうだね。俺も話したい事多いから。」

2人、苦笑いして話す。

ヤムはジュンの腕にしがみつくメイとセフィルの2人を

見て、大きくため息を吐いた。何か、もっと

酷くなってない?これ。これは、後で個々に話しを

聞かないと。

「と、その前に!

えっとヤムもメイも知ってるよね。ロナール。

パーティに加わってもらう事になったんだ。」

俺はパッと2人から離れ、ロナールを紹介した。

「うお!いきなり俺に振ったか!

あー、よろしく頼みます。」

みんなから拍手が上がる。

「で、シスへの旅からずっと思ってたんだけど

ロナールもみんなも敬語やめよう。

これから一緒に行動する仲間だからね。」

俺の言葉に、1番ロナールに慣れていたセフィルが

「分かった。ロナール、よろしくね。」

「おう、こっちこそよろしくな。セフィル。」

メイが負けまいと

「ロナールさ、ロナール!よろしくお願いします。」

あはは。最後敬語なんだ。メイらしいな。

「・・・ロナール。よろしく。」

コッツもローブを外して話してくれた。

「ん、メイラールとコッツ、2人ともありがとな!

よろしく頼む。」

ロナールがパッと顔を輝かせてヤムに向く。

ヤムが何とも複雑な顔して

「ジュンが決めたなら、何も言わないよ。

・・・よろしく。」

ヤムは複雑な表情なのに、ロナールは嬉しそうに

「ヤムさん!よろしくな!」

ヤムにだけヤムさんなんだ。

俺はちょっと笑いそうになったけど堪えた。

「ジュンさん、長旅で疲れたでしょう。

ひとまずゆっくりしては?

メイもヤムも、ジュンさんを休ませてあげなさいな?」

院長さんの言葉に2人が、あ、とした顔の後

申し訳無さそうに部屋に案内してくれた。

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