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香耶と不思議な物語  作者: みお
9/10

職員室は二階だった。急いで階段を降りると下足室にたどり着いた。

「開いてる!!」

校舎から出ることができた。一気に校門まで走る。

もうすぐ校門だ。よくわからない学校から出ることができる。そう思って、校門を出れると思ったときに私たちは門からはじかれてしまった。

「え?」

「どうして?」

門の外はまだ夕方だった。門の中だけ時間が違うみたいだ。

「くそー!」

りくとがもう一度出ようとぶつかるが内側にはじかれてしまう。

「りくと」

それでももう一度ぶつかろうとするりくとを彰斗が止めている。

帰れない。こんな不気味なとこにいたくない。


「どうしたら出られるの?裏門?」

裏門に行ってみた。でも、裏門もだった。

ここは本当に学校なのだろうか。

「わたしたち、そもそもどこから入ったの?」

わたしはみんなに聞いてみた。

「確かに。最初はコンピューター室にいたよね」

つかさが気づいてくれた。

「そうだよね。梨乃たちは倉庫だったよ。」

「僕らは、理科室からだった。」

そう。わたしたちは、気付いたら校舎にいたのだ。

「その前は、裏の小屋?」

綾が言った。

わたしたちは、裏の小屋に向かうことにした。



小屋がない。

「あれ?ここじゃなかった?」

「ここのはず。」

「変だなあ。」

「なんでないの?」

「ここに何かあったの?」

絆が言った。

「ここにね、レンガ造りの小屋があったの。」

「そこを開けたら、気付いたら学校の中にいたの。」

「レンガ造りの小屋なら、中庭で見たよ。」

「え?」

「中庭?」

「中庭に戻ってみる?」

わたしたちは中庭に戻ることにした。


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