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香耶と不思議な物語  作者: みお
3/10

目標は完結です。よろしくお願いします。

次の日、お昼ご飯を食べてしばらくしたころ、インターフォンが鳴った。

彰斗が出て行った。

「香耶!」

外をのぞくと彰斗とよく日に焼けた男の子がいた。

「行こう!こいつが、つかさ!つかさ、こいつが、かや!」

「ども」

「こんにちは。」

気まずい…

「つかさ!どうしたんだよ!」

「いや、なんでもない。」

つかさくんが、私をじっと見るのでちょっと戸惑ってしまった。

「じゃあ行こう!」

私たちは自転車に乗って白金小学校を目指した。


「なー!つかさ!学校の裏に小屋ってあの知ってる?」

「見たことないなあ。」

「つかさもないのかー。」

「本当にあるの?」

「わかんねー」

「お前、適当だな。」

「香耶が見たっていうからさ!な!香耶!」

「え!あ、うん。」

私は二人の後ろをボーっとしながら自転車をこいでいたので急に話しかけられてびっくりした。

「巽!森川!」

巽は彰斗だ。

呼ばれた方を振り返ると、女の子が二人いた。

「おう!」

「何してるのー?ん?誰ー?」

目がぱっちりした可愛い子だ。

「ん?香耶っていうんだ。いとこ!新学期からクラスメイト。香耶、こいつ新山、あっちが向井。」

「梨乃だよ。よろしくー。香耶ちゃんって呼んでいい?梨乃は、梨乃でいいよ。」

「うん。よろしく。」

「わたしは、綾。香耶ちゃんよろしく。」

「よろしく。」

「ねーどこ行くの?」

梨乃ちゃんが、彰斗に聞いた。

「学校!香耶が変なもの見つけたっていうから探しに行くんだ。」

仲いいんだなあと思って見ていると、

「香耶ちゃん、家どこー?」

綾ちゃんが話しかけてきてくれた。茶色がかったまっすぐなストレートヘアーが似合ってる子だ。こっちもかわいい。かわいい子ばっかりなのかな。

「桜池公園、上がった奥の方」

「あ!近い。」

気を使ってくれていい子だなと思っていると、

「じゃあみんなで行こうよ!」

彰斗がみんなを誘ってくれた。仲良くなれたらいいなあ。


坂を登りきると学校だ。なんでこんな坂の上に。この坂を毎日登らないといけないと思うと、ほんの少しだけ嫌だなと思った。

「たーつーみー!もーりーかーわ!」

学校から出てきた男の子が走ってきた。

「おう!何してたんだ?」

「サッカー!お前らどこ行くの?」

「学校!」

「学校?何しに?」

「探検?」

笑いながら彰斗が答える。

「なあ、学校の裏に小屋ってあるの?レンガの。」

つかさくんが聞いた。

「え?なにそれ。知らない。」

「やっぱ知らないよな。それ見に行くんだ。」

「へー!俺も行っていい??見たい!」

「いいよ!行こう!」

「ん?誰?」

男の子に聞かれた。

「こいつ、香耶!おれのいとこ!」

「へー!遊びに来てるの?」

「いや、こっちで暮らすんだ。」

「そうなんだ!俺、りくと!よろしく!」

「よろしく。」

りくと君も一緒に行くことになったみたいだ。ここら辺の人は人懐っこいなあ。前いたとことは違うなあと思いながら、みんなに続いて校門に入った。


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