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第10話 トオの幸せを提案する者達

本日10話目、次の更新は来週の土曜日を予定しています。

 メリアとアリアの飲み込みはかなり良かった。

 言われた属性の魔力を直ぐ様に端末に流すことが簡単に出来ている。

 「次は水属性を用意。」

 「「はい、ウォーターエレメント(水属性弾)エンチャント(装填)!」」

 「ウォーターバレット発射!」

 現在、コックピットでシミュレーターを起動して訓練中である。

 「かなり早く属性付与できるようになったな。」

 俺がそう二人を褒めると、

 「ありがとう、トオ君がしっかりと教えてくれたからね。」

 「えへへ♪トオ様に褒められた♪」

 照れてる二人は仕草もそっくりだ、流石に親子だな。

 「宇宙に出たら、サルベージのやり方も教えるからそのつもりでな。」

 「わかったわ。」

 「はい!頑張ります!」

 母親のメリアが落ち着いた返事なのに対して、娘のアリアの返事は元気一杯だった。

 時間は丁度昼時といった時間、これから昼飯にする事にした。

 「そろそろ昼飯時だから、休憩にしよう。」

 俺がそう言うと、

 「なら、シャワーを浴びて来てもいいかしら?魔力操作の訓練をこんなに頑張ったのは久しぶりだから汗を流したいわ♡」

 「あ、お母さんだけズルい。私も入る。」

 「じゃあ俺は先に昼飯を・・・」

 するとアリアが、

 「私とお母さんと一緒にでもいいんですよ?」

 まさかのOYAKODON!?の誘いに驚き、

 「え(嬉)!?いやいや(動揺)!?さすがにカエデに怒られるから!?」

 ある意味、男の夢だが・・・ハーレムの段階で既に男の夢だが、そんなこといいのだろうか?(困惑)

 「カエデちゃんとは話はついてるから大丈夫よ?」

 その言葉に俺の常識が揺らぐ、異世界に来た一般ピーポーのようにそう言った事に溺れてもいいのだろうか?

 「私達、カエデさんやアルミスさんも含めたみんなでしっかりと話をしてありますよ?」

 「・・・あれ?俺は?」

 「トオ君は私達のモノだからその辺りの発言権はないと思うわよ?逆に私達はトオ君のモノでもあるからトオ君の好きにしていいのよ?」

 なんという事でしょう!?自分のいない所で大変な嫁条約が組まれている、主に俺の所有権について・・・

 「・・・そこまで言うなら入ろうか、据え膳食わねばなんとやらと言うし・・・」

 「あら?どういう意味なのかしら?」

 思わず出た諺にメリアが聞いてくるので、

 「自分に好意を向けてくれる相手を無下にする事は、男の恥みたいな言い回しが俺とカエデの故郷にあるんだよ、だから、誘いに乗らせて貰うよ?」

 ただ、食われるのが俺か彼女かはちょっと分からないが・・・俺より経験値が高そうなんだよな~。

 前の旦那さんがどんな人かは分からないが、いつもカエデにやっている感じだとやり返される気がする・・・それはそれで有りかも知れないが・・・

 「じゃあ、一緒にシャワーに入ろうか?」

 「えぇ、入りましょう。」

 「えへへ♪やった♪」

 そう言って未亡人のボディタッチと見た目ロリっ子な成人エルフにぎゅ~と抱きつかれながら俺とメリアとアリアでお風呂に入った。

 メリアのスタイルは・・・正に、BON、KYU、BON、であった。

 ・・・俺はそろそろ誰かに刺されるのでは?

 娘のアリアは、意外と着痩せするタイプでした。

 胸、アルミスと同じくらいあるんじゃないか?他は普通のロリでした。

 その後は、()()()お風呂に入って、上がってお昼を食べたらお昼寝をしました、・・・本当だぞ?

 だって、メリアもアリアもお風呂に()()長湯し過ぎてちょっと湯当たりをしてしまったからね!

 その後、しっかりと介抱して昼飯を少し食べる事ができたけど、大事をとって少し昼寝をしました。

 ただ、俺も一緒にと言われたので俺も一緒に寝ました。

 そして翌日、

 「昨日はお楽しみでしたね?」

 カエデから()()()こう言われました!?

 「い、いや、少しはその、弁明させ・・・」

 俺が言い訳の言葉を口に出そうとした時、

 「メリアもアリアも、二人揃って朝から起きれないのに言い訳するの?」

 アルミスが笑顔のままで疑問をぶつけてくるので、

 「・・・はい、すごく良かったです。」

 俺は素直にゲロった・・・

 俺は正座をしながら、今、愛する女達から説教を受けています。

 「トオ君も男だから興奮するのもわかるけど、もう少し女の子の扱いは優しくしないとダメだよ?」

 カエデにそう言われると、

 「トオは色々凄すぎるから、手加減を憶えないとダメよ?」

 アルミスからも窘められてしまった。

 「平気だからあまり気にしないでね?トオ君。」

 メリアがそう答えてくれると、

 「・・・トオ様とこういう関係になれて私達は嬉しいので、その、これは通過儀礼のようなモノなので・・・」

 アリアもそのように答えた。

 「確かにトオ君の女になる通過儀礼かもしれないけど、メディカルポット必須になるのはちょっとヤリ過ぎだと思うよ?」

 カエデがその考えに待ったをかけると、

 「いいのよ、それだけ私達が魅力的だって事だから私は嬉しいわよ?」

 メリアがそう言ってフォローを入れてくれると、

 「トオ様もちゃんと気遣ってくれてますから大丈夫ですよ。」

 アリアもフォローを入れてくれてアルミスが、

 「まぁ、カエデの心配も分かるけど私達なら大丈夫よ、エルフは見た目によらずドワーフみたい、とは言わないけどそれでもかなり頑丈な種族だから心配しなくても大丈夫!」

 そうカエデに言って宥めた。

 「それに、それを言うと私達の方がカエデを心配しちゃうのだけど、カエデは身体は大丈夫なの?」

 その後にカエデの体調を聞くと、

 「・・・メディカルポットって凄い効果だよね・・・」

 カエデは顔を逸らしながら皆にそう答えた。

 「・・・とりあえずトオ君、今日は私達女子会をするから傭兵ギルドで少し仕事をしてきてね?」

 「あっ、ハイ・・・」

 俺はカエデの()()()屈した。

 その後、10分程で俺は船から出かけて傭兵ギルドに向かった。



 トオ君がコロニーの中に出て行ったのを確認してから私ことカエデはアルミス、メリア、アリアと女子会をする準備を整えた。

 「では、トオ君のお嫁さん会議を開会します!拍手!!(パチパチパチ)」

 私が司会として会議の開始を宣言すると、

 「カエデ、トオの何を会議するんだい?」

 アルミスからお題の問い合わせを頂いた。

 「今回のお題は、これから先もトオ君のお嫁さん候補が現れた時の()()()()()()話合っておきたいのです。」

 私のお題を聞いた皆はなるほどといった顔をした。

 そこにメリアが、

 「それはトオ君に好意を抱いた娘が出てきたら私達が受け入れられる基準を知りたいって事かしら?」

 と私に確認を取ってくる。

 「・・・はい、正直に言って、皆でトオ君の相手を持ち回りで回すと、()()()()トオ君を()()()()()()()私達がダウンしてしまいますし、()()()()でも正直に言って次の日のお仕事とか無理ですよね?」

 私がそう答えて皆の意見を待つと、

 「そうですね、一人だと()()()ダウンしてしまいますね、二人でも確かに昨晩はその、()()()()ですし・・・」

 アリアが顔を赤くしながら私の意見に同意した。

 「だから、かなり早い段階で新しいメンバーの補充が必要になる可能性が高いから皆の意見を聞いておきたかったの。」

 私がそう答えると、

 「確かに、カエデの言うとおりトオ一人に仕事をさせるのはちょっと嫁としてはどうかと思うな・・・だが、やはり()()()()()私達としては大事だからな。」

 アルミスが私の言いたい事を噛み砕いた上で更に考えを纏めているようだ。

 「確かに必要ねぇ・・・とりあえず、トオ君は妻の、私達全員のモノである、故にしっかりと話し合って共有していくという事を誓う。という誓いを立てる所から始めるのはどうかしら?後はトオ君が悲しむ事、嫌がる事をしない事を約束させれば、後はその新しいメンバーも交えて直接新しくルールを作っていけば問題はそれ程起きないのではないかしら?」

 「「「異議なし!!」」」

 メリアがとりあえずのボーダーラインを作ってくれたので私達はその意見に賛同する。

 「後は、デートの順番とかそういったモノを決める時はどうするかだな。」

 「その時の体調とかもありますし、その・・・()()()()日も重なる可能性があるので何日かに1回こういった会議を開くのはどうでしょうか?」

 アルミスとアリアも意見を出してくれたので、

 「やっぱりそこは話し合いだったり、仕事で競争したり、貢献した時のご褒美にして、ケース・バイ・ケースで立ち回りましょう。アリアの意見も確かにそのとおりだけどあまりトオ君を一人にするのも妻としてはどうかと思うのよね。」

 カエデが嫁筆頭としてトオの事を思いやると他の3人も、

 「確かに妻の一人としては・・・」

 「寂しい思いとかを・・・」

 「させたくはありませんね・・・」

 カエデの言い分に理解を示して同意し、対応策を考える。

 「やっぱりどうにか一人で満足させるしか無いんじゃないかしら?」

 アルミスがそう言うと、

 「・・・いえ、それなら何日かに1回パーティー全員の休みの日を作るのが一番じゃないかしら?」

 メリアがそう提案し、

 「なら、デートも交代しながら皆で回していきましょう、その次の日はデートをした人は休みという事にして・・・」

 アリアも意見を出したので、

 「よ~し!なら、メモしたモノをそれぞれ誓約書にして皆でサインしましょ!」

 カエデが誓約書としてサインして他の3人もサインをした。

 「今日ここにジパングファミリーの結成を宣言します!私達ファミリーはトオ君のやりたい事手伝い、時には諌め、彼の妻として私達全員が一丸になって彼を支えます!」

 「「「異議なし!!」」」

 こうして、彼のいない所で彼の貞操は彼女達の手に握られてしまうのであった。

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