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新入生編5
目の前で簡単に同期生が辞めて行くのをただ見送っていると、中の男性から
「…ああ…、まあ、見苦しいところを見せちまったな。ただ、今出来んヤツはいつまで経っても出来んから、ふるいにかけてるんだ。気にしなくていいぞ。」
…いや、気にしなくてもと言われても、せっかく入った公務員こんなことでは辞められない。
「わかりました。あと腕時計ですが諦めます。T警察署にも話しましたが、届け出すだけムダだと言われました。」
と先ほどのやり取りを話すと、ウンウンとうなずいて
「そうか。まあ気にすんな。早く新しい時計を買うべきだな。」
「まあ、今度の休みにでも外に出て買ってきますよ。」
と返すと、
「何言ってんだ?お前らは、入校したら一ヶ月は外出出来んぞ。」
………は?
この新入生編については、基本事実しか乗せませんので、フィクションは微塵も混入されておりません。