表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕のP生活記録  作者: 三影 久遠
3/9

新入生編3

「失礼します。」


先ほどの当直室に行くと、違う年配の男性がおり、新入生であること、荷物を置きに行き、タクシーに腕時計を忘れたこと、そのタクシーはT駅前にいた黒いタクシーであることを伝え、付近の黒いタクシー会社について知りませんか?

と訊ねると、


「多分、○○タクシーか、××タクシーだな。他に黒いタクシーはないからそのどちらかだろ。寮の電話の前に番号書いてあるはずだから、聞いてみろ。」


と連絡先まで教えてくれた。


「ありがとうございます。」


礼をしてから退出し、さっそくタクシー会社それぞれに電話をしたが


「あ~ウチじゃ学校まで誰もお客様乗せてませんね。」


「置き忘れたと言いますが、確かですか?車の番号言ってもらわないと、調べられませんね~」


とどちらもヘラヘラと笑いながら、答えてきたので、今のタクシー会社なら走行履歴でどの車がどこ通ったかわかるだろ。30分も経ってないぞ。と荒い声で言ったところ、


「しかし、落とし物として会社に上がってなければ、ウチもどうしようもないのよね~失礼だけど本当にウチのタクシーで無くしたの?いちゃもんつける気じゃなくて?」


……この発言で、どんな職種についてもこのタクシーは生涯の敵と決めた瞬間だった。



今でもこのタクシーは実在しますし、一度も利用していません

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ