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僕のP生活記録  作者: 三影 久遠
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新入生編1

白い壁面にポツンとドアが一つ。


「次、17番どうぞ。」


自分の番号が呼ばれる。


うるさいくらいの騒音、ノックしてドアをくぐるとき自分の心音だと気付いた。


「失礼します。」


ドアの向こうには、年配の男性が3人、いずれも強面で出た思いは


(圧迫面接かよ。)


だったが、微塵も表情に出さずに、小会議室くらいの大きさの真ん中に設置してあるパイプ椅子横まで近づくと


「17番、葉加勢太郎です。よろしくお願いします。」


と背筋を伸ばして言い切ると、向かって一番右側の強面が、


「どうぞ、座ってください。」


と言ったので、


「失礼します。」


と断ってから、深くもなく浅くもなく腰掛けた。


「ではこれから、二次面接を開始します。随時質問しますので、それに答えてください。まず、我が県警を志望した理由を教えてください。」


人生の中で最も長かった30分の始まりはこうして始まった。

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