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楔の唄と灰の魔王  作者: リコピン120%
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第一夜

初投稿です。よろしくお願い致します。

 やあ、よく来てくれたね。急に呼び出してすまない。だが、君に伝えなければいけないことがあるんだ。そう遠くないうちに私は死ぬだろうからね。

 そんなに焦らなくてもいいさ。別に今すぐというわけではないんだから。それに、生きているものはいつか死ぬ。これは別に怖いことではないんだよ。


 ああ、そうだ。君が小さいころからずっと私に欲しいとせがんでいたオルゴールがあっただろう?これをようやく君に渡せるよ。今まで渡さなかったのは君にこの話をしてからにしようと決めていたからなんだ。


 それにしても今日は本当に月がきれいな夜だ。私があの人と初めて出会った夜もこんな月が出ていたような気がするよ。



 おっと、話がそれてしまった。すまない。何しろ君とこうしてゆっくりと話すのは久しぶりだから、少しだけ気分が高揚しているんだ。許してくれたまえ。


 これから話すのはある魔王の話だ。人でありながら女神に祝福をされず、様々な運命に翻弄されて魔王へと至り、最後にはこの世界の危機を救った一人の心の優しい男の話を。


 しかしながら、その男がどのようにして世界を救ったのかを知るものはもう少ない。だから君に知ってほしいんだ。そして、後世に伝えてほしい。この話を君に託すのが私の最後の役目だから。

 では、始めるとしよう。灰の魔王と呼ばれたアレンの話を。






 午前五時、太陽が昇り始める頃、小鳥たちは朝が来たのを一番に気づきさえずり、それにつられるようにして他の動物たちも活動をし始める。


 それは人間たちも同じことだ。朝霧に包まれたこのパーヴァ村でも、一人の少年が目を覚ましていた。


 名前はアレン、年は八歳になったばかりで、髪は少し赤の混じった茶色の癖っ毛、目の色はきれいな青色。鼻の上にそばかすがあるが、そこはご愛敬だ。

村一番の力持ちで木こりをしている父ドルクと、料理が得意で美人な母ミーシャの間に生まれた子供だ。


 アレンはベッドから起きだすと、外に出て深呼吸をして外の空気をめいっぱい取り込みながら伸びをする。それから村共同の井戸に行き、水を汲んで家の水がめに水をためるのを二往復する。その後、家の裏に飼っている数羽の鶏と馬のマルルに餌をやる。


「おはようマルル。調子はどう?」

「ブルル・・」

「よしよし、今から毛づくろいをしてやるからな。」


 餌をやりながらマルルの調子を見る。それから糞などの掃除もこなす。これらの仕事は六歳の誕生日に父から任された初めての仕事だった。それ以来、アレンは毎日この仕事を二年間休まず続けている。


 「よし、朝の仕事終わり!朝ごはんまでに修行もしなきゃ。」


 アレンは朝の仕事とは別にもう一つ続けていることがある。それは体を鍛えることだ。アレンは、ある一つの夢のために、朝や暇な時間があれば、村の周りを走り込んだり、太い木の枝を削ったお手製の木剣で木の幹に打ち込みをしたりしている。


 「明日はもう少しペースを上げようかな。あーおなか減った。」 


 六歳の頃から始めた修行は、少しずつだが確実にアレンの力となっていった。今では同い年の中では体力でも力比べでも一番だ。最近ではまき割りなどの仕事を任されたりするようになってきていた。

 修行を終えたアレンは井戸から水を汲んで汗を流すと、朝食をとるために家の中に入っていった。


このような感じでよろしいのでしょうか。

少しづつ慣れていけたらなと思います。

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