はじめに……
これは信長パラレルものです。
史実のようで、やっぱりちょっと違います(なにせ正室が男)
歴史上文献などがほとんどなく、生まれと名前程度しかわかっていない濃姫。
あの超有名な信長の奥さんなのになぜ?側室でさえもう少し色々わかっているのに。斎藤道三という父親も有名人なのに。
なんでぇ?と思った事でこの話は思いつきました。
濃姫大好きな私が濃姫中心の話がほとんどないのはなぜなのかと調べた結果が身元が確かなのにその人物像がほとんどないという不思議さ。
いつ死んだのかも実ははっきりしていない。離縁された?という諸説まである。
濃姫に肩入れしている私はそんなはずはない!と思い立ちこの話を書きました。
奥さんにこーんな秘密があったから隠されているのよ。と勝手な憶測でもうひとつの信長物語ははじまります。
強がりだけど実は孤独。奥さんには実は甘かった……という英雄パラレル信長をお楽しみください。
後書きに時代背景、出来事の解説を書いておきます。
歴史はまったくわからないと言う人はご参考に。得意な方は飛ばしてけっこうです。
歴史小説で有名なエピソード、日本史の教科書に載っている程度の解説です。
なお、歴史上の出来事は不明なことも多く、信長を扱った著名作品などもあくまでフィクションだと思いますのでこの作品もファンタジーと思ってください。
作品はユーモアも兼ねて現代語です。会話もムードを壊さない程度に今風の会話で表現しています。戦国時代の設定でありながら時代劇要素は少ないと思います(時代設定以外では)
このあたりもパラレル&ファンタジーと認識願います。
作品は短編連作という形を取り、章ごとに完結しています。
以降、続編は不定期に書いています。