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誘いの時











そしてまた、月は昇る

▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼△▽△▽△▽△▽△▽△▽


おや、貴方は?

そう、この小説を読んでいる、画面の前の貴方ですよ。



それで、今日はまたどういったご用件で?

というか、何処で僕のことを?




…ほう、そんな話を聞いたのですか。それでご用件は?

……ふむ…ほーう…そうでしたか。それはさぞ大変でしょうなぁ。


おっと、自己紹介がまだでしたね。僕は古藤。古藤玄白と申します。

貴方のお名前は?


…おぉ。良いお名前じゃないですか。えぇ。とても素敵ですよ。



さて、それで貴方は…そう、その件で悩んでいたのでしたね。

さぞ辛かったでしょうね……その痛み、僕には判りませんが、貴方が深く苦しんでいることだけはよく判りますよ……。


それで、やはり解決手段が欲しいですか?



そうですか……では、此方のお薬などいかがでしょう?

飲むと青い影が見えましてね…あぁ大丈夫、怪しくなんてありませんから。


実を言いますとその青い影というのは、最良の道を選んだ場合に於ける、貴方の未来の姿なのですよ。



えぇ。そうです。この影の通りにしていれば、貴方は何もかも上手く行きます。

何よりその動きは、結果的に貴方の欲を最大限に満たしてくれるでしょう……。



ただ、注意せねばならないことがあります。

この薬を飲むに当たって、一つだけやってはならない事が…。




大丈夫。そんなに難しい事じゃありません。

えぇ。簡単ですよ。





それは本当に、至極簡単なことなのです。






貴方はこの薬を飲むにあたって、決して現れる影を疑ってはなりません。





影を疑ってしまった者は……失礼、これについては前例が無いもので、僕にもよくわからないのですが……







とんでもないことに、なるでしょうねぇ…。

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