ヤドカリくん
掲載日:2026/03/08
これは、東京の高層マンションに住む見栄っ張りな男と
ある日突然家に住み着いたヤドカリの話である。
どういうことだ。
俺の部屋にヤドカリがいるではないか。
キッチンのシンクのところにいる。
「この部屋はなぁ、お前が入っていい場所じゃねーの。
このまま水に流しちまおうか。」
しかし、如月はヤドカリと目が合い・・・。
ヤドカリは心なしかうるうるとこちらを見ている。
「流さないで!」と訴えかけているようだ。
如月はさすがに良心が痛んだのか手を止めた。
最初は悪態をついていた如月だったが、次第にヤドカリの存在が気になり始め・・・。
気付けばヤドカリの真似をしていた。
布団をまるでう◯このように形づくり、その中にすっぽりと収まるようにベッドに丸くなる。
「はぁーーー、落ち着くなぁ・・・ヤドカリくん、なんかありがと。」
布団からくぐもった声が聞こてくると
ヤドカリは満足そうに眠りにつくのだった。




