約束の木の下で　 ―忘れられない初恋の記憶―

初恋。忘れそうで、忘れられない――
そんな思いが、この物語の主人公・倉科梨花《くらしな りか》にもある。
それは、10年前の夏。
母の田舎、瀬戸内海に浮かぶ夕凪島《ゆうなぎじま》で出会った、ひとりの少年との5日間の記憶。
20歳になった梨花は、あの日の約束を果たすため、10年分の決意を胸に、ひとり島へと向かう。
これは、ひとりのピュアな女性が抱え続けた「初恋」の、やさしく切ない、想いの軌跡――

＊2025.9に全編加筆改稿、全編挿絵挿入。
※作品の情緒を大切にするため、一話あたり長めの描写となっております。ご了承ください。
＊人物画像等は作者がAIで作成したものです。
＊風景写真は作者が撮影したものです。
＊両方とも無断転載しないでネ！
作中の夕凪島は小豆島がモデルです。