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私が目を覚ますと
見覚えのある館が目の前にあった。
私があの中の全てを殺して
燃やした館が
「『また』戻ってきたのね」
私はため息をした
でも私の足は館に入ろうとはしなかった。
私はそれに気づいて館の反対側に行こうとした
しっかりと歩けた
私はそのまま帰った
だって『アリエ』がいなければこの物語は始まらない
もうあの悲劇は起きない
けど私は家には帰らなかった
私は村を出ていった
だって戻ってきたって
『私の罪は無くならない』
そう思ったから。
私は私の罪を裁いてくれる人を探して旅に出た