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第98話 魔法ダブル2

初心者です。

生暖かい目でご覧ください。

誤字脱字等ございましたら、ご連絡ください。

今回、少し短めです。

エラーが起きて投稿が遅れました。

ごめんなさい。

俺たちは魔法ダブルでもあっさりと勝ち上がった。

次は決勝戦だ。

無論、セーラとユイのペアも勝ち上がっている。

にしても、レミレラは優秀だったな。

魔法の発動速度に威力、上級魔法をほぼ無詠唱で唱える。

男の方は一般人よりは魔法が出来るんだろうが、あれは馬鹿だ。

俺はそんなことを考えていた。

ちなみに次は決勝戦でセーラとユイと戦う。


「何か縛る?」


ミコはそんなことを聞く。

まぁ、セーラとユイ相手なら何かを縛ればそこそこ楽しめる戦いとなるだろう。


「そうだな。べたなのは最下級以外禁止とかか?」


「セーラとユイ相手だとかなりきつそうだけれど、面白そうね。それでいきましょう」


ということで、俺とミコはセーラとユイ相手に最下級魔法のみで戦うことになった。


「お時間です。ご移動ください」


「「了解しました」」


俺たちは係の人に言われた通りに移動する。

そこには既にセーラとユイがいた。

今更だが、なぜか俺たちはいつも対戦相手よりも後に呼ばれる気がする。

偶然だろうか?


「さぁさぁ始まりました。決勝戦。対戦ペアはまたもやどちらも第一学園。セーラ・ナイト選手、ユイ・ユレイズ選手ペア対シン・ソードロード選手、ミコ・マジクロード選手ペアです。今年度の第一学園中等部1年は凄すぎる。さぁ、魔法ダブル決勝の幕が開きます」


「シン。剣術の時みたいにはいかないわ」


「本気で行く」


「「遊んでやる(わ)」」


俺とミコは二人を挑発する。

全員が魔力を高める。


「両者構えて。はじめ」


審判が試合開始の合図をだす。


「「ブラックホール」×10」


セーラは手始めに「ブラックホール」を10個展開する。


「フリーズ」


ミコはセーラの魔法陣を凍らせる。

それによって「ブラックホール」は消滅した。


「そんなやり方があるなんて。なら数を増やせば「インフェルノキャノン」×100」


「無駄よ。最下級魔法なら10000でも同時発動できるわ」


そう言いながらミコは魔法陣を凍結させる。

俺たちに向かってきていた「インフェルノキャノン」は一瞬で消えた。


「なら、シンをユイ合わせて「フェニックスエクスプロージョン」」


「了解「ダークスター」」


俺に向かって炎の鳥と黒い星が飛んでくる。

「レジスト」は最上級魔法だし「マジックキル」も下級魔法だから使えない。

今までミコ以外の人間に見せてきた無効化系の魔法は使えない。

勿論、己に課した縛りを破れば余裕で対処できる。

が、それはしたくない。

だが、さすがの俺でも絶望級魔法や伝説級の魔法をくらえばただでは済まない。


「キル」


俺はその魔法を使った。

その瞬間、魔法陣が死ぬ。

黒い星も火の鳥も消滅した。

俺が使ったのは死属性最下級魔法「キル」だ。

効果はシンプル。

思った対象を即死させる。

この魔法には生物かどうかなんて関係ない。

この魔法は概念すらも死に至らしめる。

一見、下級魔法である「マジックキル」よりも優秀な魔法だが欠点がある。

それは、圧倒的な魔力消費量の大きさだ。

魔法の階級とは主にその魔法の魔法陣の複雑さに由来する。

なので「キル」の魔法陣よりも「マジックキル」の魔法陣の方が複雑だ。

それは何故か?

その理由は「マジックキル」には魔力消費を抑える魔法文字が含まれているからだ。

これが、「キル」が最下級魔法でありながら下級魔法の「マジックキル」よりも優秀な理由だ。

ちなみに「キル」の魔力消費量は「マジックキル」の100倍以上だ。

俺の膨大な魔力量でも無限には使えないほどの魔力量だ。

そしてこの魔法にはもう一つ、欠点がある。


「っう」


それは魔法発動後に頭痛がするというものだ。

実は他の死属性の魔法でも多少頭痛はする。

だが「キル」はその中で断トツに頭痛が強い。

滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ滅ぼせ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ殺せ

俺の頭の中に滅ぼせという言葉と殺せという言葉が響く。


「シン。落ち着いて」


ミコが俺を後ろからそっと抱きしめ、俺に優しい言葉をかけてくれる。

すると、俺の頭の中で響いていた声は消え、頭痛も収まる。


「ありがとう」


「キル」を使うと毎回こうなるのだが、ミコに抱き着いてもらうとすぐに消えるのだ。


「シン。このまま抱き着いているからそのまま倒しちゃって」


「分かった」


「俺たちの勝ちだ「キル」」


その瞬間、ユイが消える。


「嘘でしょ。即死!?」


セーラは困惑して思わず声を上げてしまう。


「セーラも、俺たちの勝ちだ。この魔法については後で教えてやる「キル」」


その瞬間、セーラも消えてしまう。

二人とも場外に転移したのだ。


「勝者。シン・ソードロード選手。ミコ・マジクロード選手ペア」


審判の声を聴いた俺たちはすぐに控室に戻った。

そしてすぐに「白黒世界(二人の世界)」を展開する。

そしていつも通りに「創造」で家を創ってその中の俺の寝室のベッドの上に移動する。

そして、二人で寝転がる。


「ふぅ。さすがにきついな」


「キル」は魔力を使いすぎる。

そして「キル」の使用魔力は「レジスト」と同じように対象によって変わる。

セーラとユイを即死させたんだ。

使用魔力は恐ろしいほど膨大だった。


「すぐに回復してあげる」


そうしてミコは俺にハグをする。

そうしてミコは俺に魔力を分け与えた。

魔力を他者に分け与えること自体は「マナヒール」を使えなくてもできる。

が、それはあまりにも非効率すぎた。

なのでその方法をこの世界の人が使うことは基本的にない。

俺が創った魔法である「マナヒール」は消費した魔力に対し、対象の回復する魔力は五分の一だ。

だが、今現在進行形でやられている魔力を分け与える行為は術者の腕にもよるが大抵がどれだけ優秀でも十分の一程度だ。

ミコは常識外だがそれでも七分の一だ。

「マナヒール」よりも明らかに効率の悪い行為だ。

だが、実は俺もミコも魔力循環と同じように定期的にこういった方法でお互いの魔力を回復させる時がある。


「う、はぁ」


他者に魔力を流されるという行為は魔力循環と同じだ。

当然、魔力循環と同じように快楽も生じる。

そして、魔力循環のように魔力が出ていかず自分のものとなる感覚は魔力循環とはまた違った快楽がある。

それにハマってしまい、俺とミコは魔力循環と同じように定期的にお互いにやっていたりした。

もっとも、最近はあまり出来ていなかったが。


「あぁ、ちょ、まっ」


俺は適当なことを考えて、快楽から逃れようとしていたが。

ミコはそんな俺に意地悪をする。

普段のミコと違い、魔力の流し方が少し雑だ。

このやり方は、魔力の流し方が雑である方が感じる快楽も大きくなるのだ。

なのでミコは今、意図的に魔力を雑に流して俺をいじめているわけだ。

そこから1時間ほど、俺たちは異空間内でミコに魔力を回復してもらった。

余談だがその後、ミコも回復してもらいたかったらしく。

わざわざ神話級魔法を使って魔力を減らしていた。

そして俺はミコと同じように魔力を回復した。

俺もミコにもっと魔力を回復してもらいたくてミコが魔力を回復するために放った神話級魔法を「キル」を使って殺すことで魔力を消費してミコにまた回復してもらう。

といったことをしていると気づいたら5時間ほど経っていた。

合わせて6時間だ。

かなり熱中してしまった。


「そろそろ、戻るか?」


俺はミコのそう提案する。


「嫌よ。もっとゆっくりしたい。最近セーラ達と一緒にいて二人の時間が少なかったんだからもっと付き合って」


「そうだな。次は魔力循環でもするか」


「うん」


ミコはたまに少し幼児退行することがある。

そんなときのミコは普段綺麗が強いのに対してとても可愛いが強い。

そして俺たちは魔力循環を始める。

俺たちが異空間内にいた時間は最初の6時間と合わせて50時間にも上ったことをここに記しておく。

今回はシン君とミコちゃんのイチャイチャ回です。

二人は魔力関係の快楽にハマっています。

現状分かっているのは魔力循環と魔力回復です。

まだまだあるのでお楽しみに。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

気に入ってくださいましたら、ブックマーク、レビュー、評価いいね等よろしくお願いします。

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