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転生したら平和に暮らそうと思っていたのに最強の能力を手に入れてしまった! ~転生した少年が最強能力で完全無双~  作者:
学園対抗戦編

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第90話 魔法個人5

初心者です。

生暖かい目でご覧ください。

誤字脱字等ございましたら、ご連絡ください。

追加しました。

「ホワイトワールド」を「ライトワールド」に変更しました。

私は今、ユイと戦っていた。


「ダークファイヤ」


「ライトウォーター」


ユイが放った黒い炎と私が放った光る水が衝突する。

私が放った光る水は水、光混合属性下級魔法「ライトウォーター」だ。

浄化効果のある水を放つことができる魔法だ。

ちなみにだが「ダークファイヤ」は当たると、炎だけじゃなく呪いも受ける。

「ライトウォーター」と「ダークファイヤ」がぶつかり合い、相殺する。

私の魔力量は異常としかいえないものだ。

まぁ、それはシンやセーラもなのだがその中でも最も多いのだ。

なので、私は魔力切れを心配する必要はない。

なので普段なら相手の魔力がなくなるのを待てばいい。

だが、今のユイは魔力共有の腕輪でシンの魔力を使ことができる。

シンは魔力量も魔力回復速度も私ほどではないけど多く、早い。

伝説級魔法や神話級魔法をバンバンと打ち合いにならないと、尽きることなどないだろう。

シンとの決勝戦を楽しむためにも魔力はそこまで使いたくない。

次で決めよう。


「これで終わりよ。全属性複合神話級魔法「エンド」」


ユイの周りを8つの白い球が囲う。


「これは?」


「見ていれば分かるわ」


私がそういうと球と球が白い線によって結ばれる。

そして、線と線の間に白い透明な膜が出来る。

まるで結界のような見た目だ。


「っう」


その瞬間、ユイは苦しそうに膝をつく。


「はぁはぁ。何これ」


「この魔法は対象を無限に弱体化させる空間に閉じ込める魔法よ。身体能力から防御力、魔力までもが弱体化される魔法よ」


「はぁ、はぁ。な、るほど、ね。なら「テレポート」」


ユイは「テレポート」で脱出を図るが、「テレポート」は発動しない。


「残念だけれど、その魔法は中での魔法の使用を禁止出来るの」


「「アンチマジックエリア」、も、組み込、まれてい、るわけ、ね」


「そういうこと」


「なら、最強の片割れの力よ。我を封じ込める魔法を殺せ闇、死混合属性神話級魔法「ダークデスディザスター」」


「っな」


ユイが「ダークデスディザスター」を使うことは予想外だった。

「ダークデスディザスター」によって「エンド」は殺された。


「ふぅ。何とか抜け出せた。弱体化も解除されたけど。かなりきついわね。次で最後にしましょう」


「私も早く終わらせたいと思っていたからいいわよ」


「それじゃあ、死んで闇、死混合属性神話級魔法「ダークデスディザスター」」


「死になさい氷属性神話級魔法「フォーエバーブリザード」」


ユイは「ダークデスディザスター」を、私は氷属性神話級魔法「フォーバーブリザード」を発動する。

「フォーエバーブリザード」は触れたら対象を永久に凍らせる光線を放つ魔法だ。

「ダークデスディザスター」と「フォーエバーブリザード」が拮抗する。

「ダークデスディザスター」は殺すことに特化した魔法だ。

だが、私の魔法はそう簡単に殺せない。

固有属性というのはスキルなどによって無理やり使うことは出来ても、その力が本人よりも強くなることはない。

ユイは魔力共有の腕輪を使ってシンの魔力を使って「ダークデスディザスター」を使っているので限りなく本人が使用することに近い状態で発動しているが、所詮は借り物の力。

私の「フォーエバーブリザード」は私の固有属性である氷属性の魔法だ。

借り物の魔力で発動しているため十全に力を発揮できないユイの「ダークデスディザスター」と十全に力を発揮できる私の「フォーエバーブリザード」。

勝つのは当然後者だ。

拮抗していた二つの魔法が「フォーエバーブリザード」の方が推していく。

そしてついに「ダークデスディザスター」を押し切ってユイに当たりそうになる。

だが、ユイは「インフェルノキャノン」を使って後ろに下がりならもなんとか時間を稼ぐ。

だが、「インフェルノキャノン」は災害級魔法なのに対して「フォーエバーブリザード」は神話級魔法。

大した時間稼ぎにならずユイに当たる。


ドゴォォンン


煙が晴れるとそこには、体が所々凍ったユイの姿があった。

元々「ダークデスディザスター」との拮抗で威力は弱まっていた「フォーエバーブリザード」は「インフェルノキャノン」によってかなり威力が減衰したらしい。

だが、それでもユイの敗北は確定したようなものだ。


「私の負けね。でも、ミコに神話級魔法を使わせたのだから満足しましょ」


「ふふ。そうね。私に神話級魔法を使わせる存在なんてあなたを入れても片手の指に収まるくらいしかいないわ」


「それは光栄ね」


ユイはそう言って消えた。

場外に転移したようだ。

何故所々凍ていただけのユイが死んだのかと言うと、威力が減衰していたとしても「フォーエバーブリザード」の本質は消えない。

「フォーエバーブリザード」の効果は詳しく言うと、触れただけで永久に凍り、凍っていない部分も永久に凍っていく。

そして、全身が凍ると氷が砕ける。

という効果だ。

つまり、さっきのように話している最中もユイは凍り続けていたのだ。


「勝者、ミコ・マジクロード選手」


私は審判の声を声を聴くとさっさと舞台から降りた。

次はいよいよシンとだ。

私はシンとの戦いに心を弾ませるのだった。





シン視点


「相変わらず。魔法においてミコに勝てる気はしないな」


俺はユイとミコの戦いを「魔眼」で鑑賞していた。

俺の魔力はユイと共有していたので減っていたがすぐに回復したので問題ない。

ミコの圧倒的な魔法を見て、俺ではかなわないと思ってしまう。

だが、ただで負ける気はない。

ミコが剣術で俺を楽しませてくれたのだ。

俺だってミコを魔法で楽しませてやれなければならない。

俺は不敵に笑う。


「シン選手。お時間です」


係の人が呼びに来た。

俺は闘技場に移動する。

そこには不敵に笑うミコの姿があった。


「よう、ミコ。さっきの試合は見事だったな」


「ありがとう。ユイは楽しませてくれたわ。「フォーエバーブリザード」は決勝戦までとっておくつもりだったのに」


「お前が使える魔法の数を考えると一つ知れたところでな」


「そうかもね」


「さぁ始まりました。中等部魔法個人。決勝戦。まずは第一学園。シン・ソードロード選手です。シン選手は本日の午前に行われた剣術個人で過去類を見ないほどの圧倒的な試合を見せ、優勝を果たした剣の天才です。だがその才能は剣だけでなく魔法もあるようで準決勝以外は全て5秒以内に終わらせました。対するは第一学園。ミコ・マジクロード選手です。ミコ選手は剣術個人で決勝戦にてシン選手とド派手な戦いを見せ、剣術個人で準優勝を果たしました。ですがミコ選手の本分は魔法です。魔法神の加護を持ち、神話級魔法すら扱う魔法の天才です。二人の天才の戦い。勝つのはどっちなのでしょうか。両選手が異常すぎて皆目見当もつきません」


「最初から全力でいかせてもらう。そうじゃなきゃすぐに負けてしまいそうだからな」


「私だって最初から全力を出すわよ。さすがにシンを相手に油断なんて出来ないし」


俺たちは普段抑えている魔力を解放する。

先ほどのセーラとの戦い同様、観客席から気絶者が続出しているが気にしないことにする。


「魔法個人決勝戦。シン・ソードロード対ミコ・マジクロード。はじめ」


「死ね。闇、死混合属性神話級魔法「ダークデスディザスター」」


「死になさい氷属性神話級魔法「フォーエバーブリザード」」


黒い光線と水色の光線がぶつかり拮抗する。


「なら、全属性複合神話級魔法「カタストロフ」」


「っく。闇属性神話級魔法「ダークエクスプロージョン」」


俺が使った魔法は闇属性神話級魔法「ダークエクスプロージョン」だ。

この魔法はありとあらゆるものを呑み込む黒い球体を出現させ、吞み込んだものを魔力に変換し、爆発する。

という危険な魔法だ。

俺の周りには今「カタストロフ」によって大量のものがある。

が、俺の「ダークエクスプロージョン」はそれら全てを呑み込んで、ミコの方に飛んでいき爆発した。


ドガァァァァァァァン


魔法の余波でミコの姿が見えなくなる。

だが、それらがなくなると傷を負ったミコがいた。


「さすがね。でもこの程度じゃ私を殺すことが出来ないくらいしっているでしょう。光属性伝説級魔法「リジェネレーション」」


ミコが白い光でおおわれる。

それが晴れると、無傷のミコが出てきた。

ミコが使ったのは光属性伝説級魔法「リジェネレーション」という、対象を事前に設定した状態に再生する魔法だ。


「まったく厄介な魔法だ。何をしてもすぐに再生するんだから」


「シンだってできるじゃない」


「ミコよりは時間がかかるんだよ」


「それはしょうがないわ。だって私は魔法神の加護を持っているのだもの」


魔法神の加護には魔法の威力を上昇させる効果もある。


「本当に、勝てる気がしないな」


「あら、シンならいつかは私に魔法で勝てる日がくるわ。というか、私が魔法で負けたことなんて人生で1度しかないわ」


「そうか。じゃあ俺がいつか2度目になってやるよ。まぁ、今回がその2度目になれれば最高だがな闇属性神話級魔法「ダークワールド」」


その瞬間、舞台上が黒に染まる。


「そっちがその気なら「ライトワールド」」


黒に染まっていたところが白色に染まっていく。

「ダークワールド」は「黒世界(俺の世界)」、「ライトワールド」は「白世界(私の世界)」を「魔法創造」で、魔法にしたものだ。

俺もミコもスキルやアーツが使えない時のために似た効果、同じ効果を持つ魔法を創っていたりする。

まぁ、「ダークワールド」も「ライトワールド」も「|黒世界《俺の世界」や「白世界(私の世界)」の劣化でしかないんだが。


「それじゃあ、これでも喰らっとけ「ブラックホール」×100」


俺は「ブラックホール」を100個同時に発動するが。


「レジスト」


ミコはその全てを「レジスト」で一瞬で消滅させてしまった。


「相変わらず、常識外れだな」


「シンに言われるのは納得できないわね」


「違いない」


俺たちはそんなことを言いながら無詠唱で「ダークランス」と「ライトランス」を互いに100個ずつ放つ。

訓練により最上級以下の魔法なら無詠唱でも複数個展開できるようになった。

だが、同数でも1つ1つの威力が違うので推し負ける。

だが、「ダークシールド」を展開し「ライトランス」を防ぐ。

戦いはまだまだ続く。

魔法のネーミングがどんどん無茶苦茶になっていく。

魔法個人はたぶん次で最後です。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

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