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第86話 魔法個人1

初心者です。

生暖かい目でご覧ください。

誤字脱字等ございましたら、ご連絡ください。

誤字脱字報告をいただきました。

ありがとうございます。

見つけてくださった方は報告してくれると嬉しいです。

本日少し短めです。

「う、ううん」


俺は体を起こす。


「あら、起きたのね」


そこにはミコがいた。


「もう少し寝ててもいいのよ」


セーラもいた。


「そうそう。この空間にいる限りまだまだ無限に時間があるんだから」


ゼミルもいた。


「いや、起きるよ」


眠気は覚めてきていたため俺は起きる。


「ユアとユイは?」


「少し離れたところでイチャイチャしてるわ」


容易に想像できるな。

あの二人、婚約してから遠慮なくなったし。


「なるほど。三人はもう少しやすむか?もういいならそろそろ戻るべきだと思うんだが」


「私は問題ないわよ」


「私も」


「同じく」


三人はもう休憩は大丈夫そうだ。

俺は「念話」で二人に連絡する。


(二人とも、聞こえてるか?)


(シン?聞こえてるわよ)


(私も聞こえてる)


(そろそろ異空間を閉じようかと思ってるんだけど、まだ休むか?)


(あー、そういえば開いてから結構経ってるものね。このままダラダラしてたら戦うのが面倒くさくなっちゃいそうだし。私はもういいかな)


(同じく)


(了解、それじゃあ。閉じるぞ)


俺、ミコ、セーラは魔力を流すのをやめる。

その瞬間、空間が崩壊し第一学園の待機場所となった。

周りの人たちから見れば俺たちが突然現れたように見えるだろうが、俺たちが「テレポート」を使えることは知られているので突然現れても特に驚かれない。


「さてと、戻ってきたはいいもののまだ試合には時間があるぞ」


「せっかくだから魔法でも創るかな。対人用の魔法って少ないし」


「いいわね。私も創ろっと」


「出来たら共有して頂戴」


「私たちにも」


「よろしく」


「ね」


「「了解」」


俺とミコは「魔法創造」で新しい魔法をたくさん創ったのだった。


「もうそろそろだから、シン君たちは控室に移動して。闘技場は剣術の時の一番最初のところと変わってないから」


「「「「「了解しました」」」」」


「頑張ってきてね」


「お姉ちゃん。見ててね」


ユアとユイが抱き合う。

そして俺たちは各闘技場に移動する。

時間がちょうどよかったのか、控室には行かずそのまま係りの人に闘技場に案内された。


「さぁ始まりました中等部魔法個人第一試合、今回の選手の紹介です。第七学園リンゼ・ジュルカーギ選手です。火属性と水属性の魔法を多彩に操ることから炎水の魔女と呼ばれており、加護は魔導士。過去優勝経験もあり、第七学園きっての天才魔法使いと言われています。対する対戦相手は先ほど剣術個人で優勝したシン・ソードロード選手。剣術個人では見事な試合を見せてくれましたが果たして魔法の実力はいかに。剣術の試合を見た人からはシン選手が持っている称号そのまま剣神と呼ばれています。さて、どちらが勝つのでしょうか」


「貴方。剣士でしょう。何故魔法にも出るのかしら?」


「俺は確かに剣術が得意だが、剣士ってわけではなくてね。魔法も十二分に使えるんだ」


「では私が、それが十二分でないことを教えてあげますわ」


「寝言は寝ていえ」


「では、魔法個人第一試合。リンゼ・ジュルカーギ選手対シン・ソードロード選手。はじめ」


「まずは挨拶ですわ。水よかのものを貫け、水属性上級魔法「ウォータージェット」」


リンゼとやらは俺に向かって「ウォータージェット」を放ってくる。

が、弱すぎる。

この程度では俺に怪我を負わせることはできない。

なので俺は何もせず、受ける。


「嘘」


俺は勿論無傷だ。


「この程度の魔法で傷つけられるわけないだろう。お返しだ「ダークランスレイン」」


俺は「ダークランスレイン」を降らせる。


「水よ私を守れ水属性中級魔法「ウォーターシールド」」


リンゼは「ウォーターシールド」で「ダークランスレイン」から身を守ろうとするが、まったく防げない。


パリン


「ウォーターシールド」が一瞬で破かれ「ダークランスレイン」を喰らう。


「まさか私の「ウォーターシールド」が意味をなさないなんて」


「あの程度の魔法を破けないほど弱くない。そもそも「ダークランスレイン」は上級。中級の「ウォーターシールド」で防げないのはわかるだろ」


「上級ですって。貴方、詠唱してなかったじゃない」


「上級程度に詠唱など不要だろう」


「上級に詠唱が不要って」


「驚くな。俺の相棒は破滅級だって無詠唱で使うぞ」


「貴方の相棒はどうなってるのよ」


「さて、魔力は少しでも回復したか?」


「分かってたの?」


「あぁ。わざわざ時間稼ぎに付き合ってやってるんだ。感謝してくれ。でも待つのも飽きた。「マナヒール」」


俺はリンゼに「マナヒール」を使う。


「魔力が、回復した?」


「それは俺の魔力を他者に分け与える魔法だ」


「そんな魔法。そもそも私の魔力は全回復したこれだけの魔力を私に分け与えてなんのつもりかしら?」


「生憎と、俺はお前たちのように魔力が少ないわけではなくてな。魔力はまだまだ有り余っている」


「規格外ね」


「それでせっかくだ、一番強い魔法を見せてくれ」


「人を舐めると痛い目みるわよ」


「その時はその時だ」


「はぁ、じゃあ遠慮なく使わせてもらうわ。水よ龍の姿となり我が前の理不尽を滅ぼせ水属性上級魔法「ウォータードラゴン」」


すると、リーゼから水でできたドラゴンがこちらに襲い掛かってきた。

面白いな。


「ブラックホール」


俺は「ブラックホール」を発動する。

その瞬間、「ウォータードラゴン」は「ブラックホール」に吸い込まれて消滅した。


「今の、もしかして」


「闇属性の破滅級魔法だ」


「はは、破滅級魔法?これは勝てないわね」


「降参したらどうだ?」


「そうさせてもらうわ。審判、降参するわ」


「勝者、シン・ソードロード」


剣術の時と同じく歓声は聞こえてこなかった。

視線から感じるのは俺への恐怖心か。

剣術よりも魔法の方がそりゃ怖いわな。

俺はそんあことを考えながら舞台を降りるのだった。





ミコ視点


私は舞台の上に立っていた。


「第二試合は第六学園サン・ジュラブバ選手対第一学園ミコ・マジクロード選手です」


「君、可愛いね。試合が終わったら一緒にディナーでもどうかな?」


「興味ないわね」


「僕は天才なんだ。そして顔も良い。そんな僕との夕食なんて普通の女性なら向こうからお願いしてくるくらいなんだけど」


「一瞬で終わらせてあげる」


「第二試合サン・ジュラブバ対ミコ・マジクロード。はじめ」


「ニブルヘイム」


ミコは開始と同時に「ニブルヘイム」でサンを凍らせた。

これには会場中が何が起きたのか理解できないといった様子だ。


「審判」


私は呆然としている審判を呼ぶ。


「はっ。しょ、勝者。ミコ・マジクロード」


歓声はなかった。

私はさっさと舞台を降りたのだった。





セーラ視点


私は舞台に立っていた。

目の前には対戦相手の少女がいる。


「第三試合は第四学園ラレリィ・ミュルカリル選手対第一学園セーラ・ナイト選手です」


「よろしく」


「、、、、よろしく」


「第三試合。はじめ」


「炎よ、槍の雨となって我が敵を蹂躙せよ火属性上級魔法「ファイヤランスレイン」」


ラレリィは「ファイヤランスレイン」を使う。


「レジスト」


私は「ファイヤランスレイン」を「レジスト」で消滅させる。

さっさと終わらせよう。


「風、雷混合属性災害級魔法「サンダーテンペスト」」


竜巻と雷が同時に発生する。

これはついさっきシンが「魔法創造」で創ったばかりの魔法だ。

教えてもらったが、とても使い勝手のいい魔法だ。

ラレリィは雷に打たれて消えた。

恐らく場外に転移したのだろう。


「勝者、セーラ・ナイト」


私はもうようはないのでさっさと舞台を降りたのだった。





ゼミル視点


私は舞台で対戦相手と見合っている。

一応知り合いだ。

パーティーで何回か話したことがある相手だった。

まぁ、仲が良かったとかではないのだが。


「ゼミル様。お久しぶりですね」


「あら、レメル嬢。お久しぶりですわ」


彼女が私のことを様付けで呼んでいるのは、彼女が一貴族家の令嬢なのに対して、私は貴族家の当主だからだ。


「第四試合は第五学園レメル・ミズライル選手対第一学園ゼミル・デスデッド選手です」


「お互い、全力を尽くしましょうね」


「えぇ、そうね」


私はこの子があまり好きではない。

何というか、楽観的なのだ。

人の醜い部分なんて知らない純粋な子なのだ。

それが、見ていてイライラする。

いい機会だし、このイライラを本人にぶつけるとしよう。


「第四試合。はじめ」


「火属性災害級魔法「インフェルノ」」


私は「インフェルノ」を放つ。

それによってレメルは消えた。

場外に転移したのだろう。

なぶるつもりだったが、ついすぐに終わらせてしまった。

まぁいいだろう。

それそれで向こうにとっては屈辱なはずだ。

私はそんなことを考えながら舞台を降りた。





ユイ視点


舞台に立ち、敵を見据える。

どこかで見たことがある気がする。

まぁ、どうでもいいか。


「第五試合。第三学園ラッカ・ジガル選手対ユイ・ユレイズ選手。はじめ」


「「マジックカッター」×1000」


1000本の「マジックカッター」が敵を襲う。

そして当たった瞬間に消えた。

場外に転移したようだ。


「勝者。ユア・ユレイズ」


私は審判の声を聴いたらすぐに舞台を降りた。

雑魚だった。

やっぱりちゃんと戦う必要があるのはシンたちだけのようだ。

シン君の実況だけ異様に長いのは実況している人が違うから。

という設定の元のさぼりです。

すみません。

時間がなかったんです。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

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