表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

75/369

第74話 学園対抗戦代表生徒決め

初心者です。

生暖かい目でご覧ください。

誤字脱字等ございましたら、ご連絡ください。

第71話 レイルの話の中の学園対抗戦の出場人数ですが1学年4人から5人に変更しました。

今日は2話目が間に合わなかったので1話だけです。

ころころと言うことが変わってすみません。

私はアイスドラゴンと相対していた。


「無属性最上級魔法「パーフェクトスピードダウン」無属性最上級魔法「パーフェクトパワーダウン」無属性最上級魔法「パーフェクトディフェンスダウン」光属性最上級魔法「ハイパーラック」」「生か死か(デッドオアアライブ)」」


私は運を上げるとされている魔法「ハイパーラック」を使ってから「生か死か(デッドオアアライブ)」を発動する。

生か死か(デッドオアアライブ)」は50%の確率で対象を即死させる魔法だ。

なので「ハイパーラック」で運が上がれば即死させられる確率が高まる。

まぁアイスドラゴンは格上だから効かないだろう。

私は「永夜斬」を使おうと鎌を振ろうとする。

が、それは必要なかった。


ドスン


なんとアイスドラゴンが倒れてしまった。

私は今、「魔眼」を発動しているので魔力の様子が見える。

だからこそ分かる。

アイスドラゴンは死んでいた。


「嘘でしょ。なんで死んでるの?」


私には理解できなかった。

アイスドラゴンはおとぎ話に出てくるような伝説の魔物。

それんな強い魔物がいくら弱体化させてとはいえ自分よりも格下だなんて信じられない。


「何ってお前の「生か死か(デッドオアアライブ)」で死んだんだろ」


「でも、「生か死か(デッドオアアライブ)」は格下にしか効かないはずよ」


「お前は今スキルで一時的とはいえかなり強化されているし、逆にデバフ魔法でアイスドラゴンはかなり弱体化していたんだ。別に不思議なことじゃない。お前が自分が思っているよりも強くなっているってだけの話だ」


「そう」


「さてと、お出ましだぞ」


シンは急に別の方向を向く。

そこにはブルードラゴンがいた。

どうやら援軍が来たようだ。


「私が貰うわ。氷属性絶望級魔法「ニブルヘイム」」


ミコがブルードラゴンの援軍を一瞬で氷漬けにした。


「また、派手にやったな」


「他の魔物も魔力につられて寄ってきたわね」


「中には今のゼミルじゃちょっとしんどいやつもいる。そういうやつを優先的に俺たちで倒すぞ」


「「了解」」


「ごめん。ありがとう」


「気にするな。それじゃ行くぞ」


その瞬間、俺は「神速」で移動し魔物10体を切り捨てる。


「闇属性破滅級魔法「ブラックホール×10」」


ミコが「ブラックホール」を10個同時に使う。

周りの魔物が黒い球体に吸い込まれていった。


「流星刃雨」


セーラが殺魔のレベルが上がり新しく使えるようになったスキル「流星刃雨」を使う。

このスキルは「流星刃」と「刃雨」を合わせたスキルだ。

だが、数も威力も段違いに高いスキルだ。


生か死か(デッドオアアライブ)


ゼミルが「生か死か(デッドオアアライブ)」でを使う。

生か死か(デッドオアアライブ)」の発動条件は視界に写っている生物全てだ。

そして「ハイパーラック」の効果はまだ続いている。

そのため、ゼミルの視界に入っていた魔物は大半が死んだ。

一部生き残った魔物もいたが。


「神龍斬」


俺が「神龍斬」を放ち、殺した。

そんなこんなで俺たちは暗くなるまで魔物を狩った。

そして寮に帰り、寝た。

だが結局3連休の間は全員でずっと魔境での狩りをしたのだった。

ゼミルが滅茶苦茶強くなったことをここに残しておく。


火の日


3連休が終わり俺たちは4人で学園に登校していた。


「結局連休のほとんど魔境か異空間にいたな」


「そのおかげで私はかなり強くなったけどね」


「ゼミルは一気に強くなったんだから、しっかり手加減しないと。以前の感覚で魔法を使えば学園の校舎が崩壊するわ」


「そうそう。ここはどれだけ壊しても問題ない魔境や決して壊れない異空間じゃないんだから」


「そうね。しっかり手加減できるように頑張るわ」


「まぁ、ヤバい時は俺たちが介入するし。殺しちゃったり壊しちゃったりしても蘇生やら時間を戻すやらどうとでもなる」


「その殺しても蘇生すれば問題なしという発言に違和感を覚えなくなってきた自分が怖いわね」


「魔境で嬉々として魔物を殺していた人が今更常識ぶっても意味ないと思うけど」


「セーラだって殺戮神の加護通りに笑顔で魔物を殺していたくせに」


「二人とも落ち着け」


「そうよ。二人とも確かに笑顔で魔物を殺していて怖かったけど、一回落ち着きなさい」


「「1番楽しそうに魔物を殺していた人が言うな」」


全員、魔境でのレベル上げはとても楽しかったらしく。

皆、満面の笑みで魔物を狩っていた。

その中でもシンとミコが一番魔物を殺していた。

それも普段あまり動かない表情から一転して満面の笑みで。

そんな会話をしながら俺たちは登校して、廊下を歩き教室の前に着く。

中でもいろんな人が話していてとても騒がしい。

俺たちはそんな中扉を開けて教室に入る。

すると、教室の中は物音ひとつたたなくなった。


「なぜ、俺たちが入った瞬間にこんなに静かになったんだ?」


「分からないわ。私たち、何かしたかしら?」


「心当たりなんてないけど」


「いや、一つあるわ」


「「「何?」」」


「貴方達、恐れられているのよ」


「「「恐れられて?」」」


「そう。ダンジョンスタンピードの様子って魔道具で皆が見えるようになっていたじゃない。あれでシンたちの強さを知ったみんながシンたちを怖がっているのよ」


そう、ダンジョンスタンピードで戦っているときは生徒のダンジョンスタンピードの理解を高めるために魔道具によって生徒に見られていた。

そして見ていた生徒は全員が同じことを思った。

「こいつ等やべぇ。怒らせたら殺される」と。

そのでも中等部1年Sクラスは、クラスメイトがここまで強いとは思っておらず。

「平民の癖に王女殿下の護衛騎士なぞ生意気だ」「無能王女の癖に調子に乗っている」などと陰口をたたいていたものは顔を青くした。

その結果、クラスメイトはシンたちを見た瞬間に恐怖で何も喋られなくなっていた。

ある意味、ダンジョンスタンピードのトラウマといっても過言ではない。


「「「なるほど」」」


「とにかく座りましょ」


そう言って俺たちは席に向かう。

すると、人が動きシンたちの席への道ができる。

俺たちはとりあえず、席に座る。

俺たちのクラスはマーゼがくるまで無言だった。


「おっはよー。ってなんでこんなに静かなの?何かあったの?」


生徒たちが一斉に俺たちの方向を向く。

俺たちは苦笑するしかない。


「なるほど」


マーゼも状況を察したようだ。


「皆、ホームルームを始めるわ。まずは皆、ダンジョン実習お疲れ様。皆各々いい経験が出来たと思うわ。それと、1人AクラスからSクラスに上がってきた生徒がいるわ。入って頂戴」


「はい」


その声は俺たちが聞きなれた声だった。

そしてその生徒が教室に入ってくる。


「自己紹介して頂戴」


「初めましてユイ・リムソンです。よろしくお願いします」


新しくSクラスに入ってきた生徒は俺たちの友人である、ユイだった。

本来なら新たなクラスメイトに騒ぐだろう。

実際に俺たちが編入したときは騒がしかった。

だが、今回は静かだ。

それは恐らく、俺たちと同じ理由だろう。

以前はAクラスであったとしてもダンジョンスタンピードのときの姿を見たものなら怒らせてはいけない存在だと分かる。

それゆえに静かなのだろう。


「ユイちゃんの席はシン君の前の席です」


「分かりました」


そうしてユイは俺の前の席に座る。


「これからよろしくね。シン、ミコ、セーラ、ゼミル」


「「「「よろしく」」」」


ユイも俺たちのクラスの一員となった。


「さて、今日は学園対抗戦の代表決めをするわ。まず、学園対抗戦っていうのはこの国に8つある学園の代表生徒たちが剣術や魔法で競う大会のこと。戦い方は剣術のみの「剣術」魔法のみの「魔法」、そしてなんでもありの「総合」の3つで、その中でもそれぞれ個人、ダブル、総力戦の3つがあるわ。代表生徒は最低でも「総合」と他に何か1つには出ないといけないわ。やりたかったら全部に出てもいいわよ。優勝景品はどれも豪華だから。それで今日はクラスのトーナメント戦をして代表生徒を決めるわ」


そんなこんなで俺たちは訓練場に来ていた。

どうやら他の学年のSクラスもいるようだ。


「さて、トーナメント戦だけどどうしましょうか」


「先生。ぶっちゃけトーナメント戦で決める必要あります?」


1人の生徒が言った言葉に周りの生徒も頷く。


「どういうこと?」


「だってこの中で明らかに5人、飛びぬけて強い人がいます。わざわざ戦う必要もないでしょう」


また、周りが頷く。

そして俺たちに視線が集まっている。


「確かにそうだけど、学園対抗戦に出たい人だって他にいるだろうし。一応聞いてみましょうか。シン君、ミコちゃん、セーラ殿下、ゼミルちゃん、ユイちゃんを代表生徒にしてもいいかしら?不満があるなら手を挙げて頂戴」


全員が横に首を振る。

誰も手を上げるものはいない。

皆、わざわざシンたちと戦いたくないのだ。


「皆、気持ちはわかるけど。まぁってことでうちの学年の代表生徒はシン君、ミコちゃん、セーラちゃん、ゼミルちゃん、ユイちゃんで決定ね。5人は放課後、私のところに来て頂戴」


というわけで俺たちは学園対抗戦の代表生徒となったのだった。


補足です。

アイスドラゴンがゼミルの「生か死か(デッドオアアライブ)」で倒せたならセーラが最終試験で倒したダークドラゴンもセーラの「即死」で倒せる。叉は現時点のゼミルの方が最終試験時点のセーラの方が強いと思われてしまうかもしれないので補足します。

誤解を生まないように言いますと。

前回はダークドラゴン=アイスドラゴンと言いましたが、勿論個体差はあります。

そして今回のアイスドラゴンはまだ若いです。

作中では書いてないですがまだ100歳にもいってないドラゴンとしては若造です。

それに対してセーラが最終試験で倒したダークドラゴンはこれまた作中では書いてないですが数百歳です。

この時点でレベルやスキルの量などでセーラが戦ったダークドラゴンの方が圧倒的に強いです。

そしてゼミルはデバフ魔法を使いました。

実はこの魔法がシンたちの手によって創られたのは学園に来てからでセーラの最終試験時はこの魔法を使えませんでした。

何が言いたいのかと言うとゼミルの「生か死か(デドオアアライブ)」でアイスドラゴンが倒せたのはデバフ魔法があったおかげであり普通なら「生か死か(デッドオアアライブ)」はアイスドラゴンに通用しません。

なのでそれより強いダークドラゴン相手にはさすがのセーラでも「即死」は使っても効きませんでした。

結局私が言いたいのは現時点のゼミルよりも最終試験時点のセーラの方が強いということです。

誤解されると展開に支障が出てくるので補足しておきます。

もう一つ補足すると

シンたちの席は

ユイ

シン ゼミル

ミコ セーラ

といった感じです。

他の人はとくに決まっていないのでこれだけです。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

気に入ってくださいましたら、ブックマーク、レビュー、評価いいね等よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ