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第72話 ゼミルのスキル強化

初心者です。

生暖かい目でご覧ください。

誤字脱字等ございましたら、ご連絡ください。

本日も2話同時投稿。

この話は1話目です。

投稿できなかった分を投稿し終わるまでは同時投稿になると思います。

シンによる私のスキル強化が始まった。

シンは「創造」を発動しながら魔力を操作する。

すると、シンの魔力が私に流れ込んでくる。


「う、は、ちょ、これ、なに、まっ」


そして魔力と同時に快楽も流れ込んでくる。

覚悟ってもしかしてそういうこと!?


「う、は、ひん、ふぇ、あ、お」


私からだらしない声が漏れてしまう。

人前でこんな声を漏らすだなんて恥ずかしい。

でも、この状態で声を我慢するだなんて出来ない。


「ひ、う、も、む、りぃ」


私はもう何も考えずにただ声を出すことしか出来なかった。

膝から崩れ落ち、私は横になる。

すると、私の近くに真っ白なベッドが出来た。

ミコが創ってくれたようだ。


「サイコキネシス」


ミコが魔法で私に触れずにベッドの上に寝かせてくれる。

この状況下でこの対応が一番ありがたい。

床に寝ていると体が痛くなる。

かといって立てない。

そして体に触れられようものなら多分、今以上にはしたない声をあげてしまう。

なので、今のミコの対応はとても有難いのだ。

あとでお礼をい。


「ひゃ」


快楽が更に増してくる。

私はもう何も考えられなくなってきた。

私はスキルの強化が終わるまでひたすら快楽に悶えるのだった。





シン視点


「ふぅ。ゼミル、終わったぞ」


「ふぇ。おふぁっひゃ?」


「呂律が回ってないわね」


「まぁ、あれは無理もないと思うよ」


「シンのあれって本当に創りかえられるって感じだもんね」


「いやそれだけじゃない」


「どういうこと?」


「ゼミルって俺の魔力に弱いみたいだ」


「どういうこと?」


「魔力の相性がいいってわけじゃなくて?」


「あぁ。相性もいいみたいだがそれだけじゃないみたいだ」


「それならゼミルがシンの魔力に弱いってどういうこと?」


「ゼミルはいくつかの属性に適性があるが、その中で最も闇に適性がある。それはわかるよな」


「えぇ。それは間違いないでしょうね」


「闇の女王って言われてるくらいだしね」


「俺の魔力は何色だ?」


「あっ。なるほど。そういうことね」


「えっ、ミコは分かったの?」


「えぇ。魔力って人それぞれ違ってその人の特徴が出る。っていうのは知ってるかしら」


「それは知ってるわ」


「そしてその特徴には属性も含まれているわ」


「そうね」


「シンが一番得意な属性って何かしら?」


「そりゃ「黒世界(俺の世界)」なんて使うくらいなんだから闇に決まってるじゃ、、そういうことね」


「分かったようね」


「神族系の加護の魔力は一般の人の魔力よりも質が高い。そしてシンは全属性を使えるながらも圧倒的に闇属性に適性がある。そしてゼミルも闇属性に高い適正がある。適正があるっていうのは自分の中に取り込みやすいってこと。なるほど、そりゃゼミルがシンの魔力に弱いわけだ」


魔力には質というものが存在する。

そして魔力の質が良ければ良いほど魔法の効力は高まる。

そして神族系の加護を持つものは総じて魔力の質が異常なレベルで高いらしい。

俺は全属性を扱えるがその中でも闇属性が最も得意だ。

魔力はその人の特徴が出る。

属性の場合は一番得意な属性が魔力に出る。

そしてその属性の強さによって魔力の純度が決まる。

つまり俺の魔力は一般人からしたらありえないほど質の高く、純度の高い闇属性の魔力であるわけだ。

そして、他人に魔力を流す時に相性が悪ければお互いに不快感を覚える。

まぁ俺やミコ、セーラみたいに相性がいいとむしろ快楽を覚えるわけだが。

自分と似た魔力というのは体が受け入れやすい。

そしてゼミルも俺と同じで神族系の加護で闇属性が最も得意だ。

だが、俺の魔力の方が質、純度共に高い。

つまり、俺の魔力はゼミルの魔力の上位互換なわけだ。

さて、自分と似た魔力は体が受け入れやすい。

なら自分の上位互換ともいえる魔力だとどうなるのか?

答えは、体が勝手に求めてしまうだ。

自分よりも上質な魔力を、体は欲してしまうのだ。

どれだけ精神()が否定しても、拒絶しても体が勝手に欲してしまうのだ。

その証拠に俺の魔力が吸われる感覚があった。

なので途中から「創造」でスキルを強化しながらもゼミルには魔力を与えず付けた。

普通は循環させるそれを与えた。

それにより、ゼミルの快楽度は上がってしまったようだが。

気にしないでおこう。


「は、はぁ、はぁ。もう大丈夫よ」


そんな風に考えていると、ゼミルが復活したようだ。

さっきまでは呂律が回っていおらず、体も動かせなかったようだがもう問題なさそうだ。


「それでスキルは強化されたのか?」


「今から見る」


「俺たちも見ていいか?」


「勿論」


「「「「超鑑定」」」」


ゼミルのステータスはこんな感じになっていた。


名前:ゼミル・ランダル

年齢:13歳

性別:女性

レベル:103

魔力量:15000/15000

種族:人間

加護:死神

スキル:魂狩り、死鎌、魂喰、黒纏、霊狩り、偽魂創造、神弾、神速、神眼解放、神器召喚、不死、超鑑定、超強化、万能感知、看破、スラッシュ(斬撃数変更可)、マナバレット(弾数変更可)、魔力完全操作、魔眼、超集中、無限収納、隠密、絶対防御結界、絶対切断、投擲、永久再生、超速魔力回復、魔力吸収、完全記憶、速読、睡眠・休養不要、変化、魔弾、偽装、契約、転移、念話

耐性:精神的苦痛耐性、肉体的苦痛耐性、老化耐性、魔法耐性、毒無効、自然影響無効、病魔無効

適正属性:火、水、風、土、雷、闇、光、魂、夜

称号:希代の天才、魔物の大敵


「うん。理想通りのステータスになったな」


「いやいやいや、ちょっと待って」


俺が満足気に頷いていると、ゼミルが俺にすごい勢いで近づいてきた。


「どうしたんだ?ステータスに何か不満があるのか?できる限りのことはやってやるが」


「いや、不満なんてこれっぽっちもないけど。何?このステータス。スキルに関しては聞かされてたからわかるけど、なんで適正属性まで変わってるの?」


「多分だが、ゼミルの体。正確に言えば魂に俺の魔力を注いだからだと思うぞ」


「どういうこと?」


「本来の死神の加護のポテンシャルなら全属性が扱えたはずだ。だが、闇属性への適性が高すぎ誰がために全属性を使えなかった。だが、俺の魔力が魂を進化させたようで余裕ができて他の属性も圧会えるようになったようだ。まぁ闇属性ほどではないけどな」


「なるほどね。にしても本当に強いスキルばかりね。これだけのスキルにあの大量の魔法。そして神器にアーツ。これじゃシンたちに追いつくのはまだまだ先になりそうね」


「とりあえず、スキルを試しに使ってみれば?」


「そうね「超鑑定」は使えたけど他にも新しく手に入れたスキル大量にあるし」


「せっかくなら摸擬戦するか?」


「確かにその方がスキル試しやすいかも。お願いしてもいい?」


「あぁ」


「待って」


俺が承諾した瞬間、ミコが、待ったをかけた。


「どうした?」


「私たちの中でシンとセーラはゼミルと一回ずつ摸擬戦してるけど、私はしてないから私がする」


「確かに、いろんな人との戦闘経験があった方がいいか。ゼミルもそれでいいか?」


「勿論」


「それじゃ、ミコは中級以下の魔法以外使用禁止だ」


「それくらいのハンデならちょうど良さそうね」


「ゼミル。ミコはたとえ中級魔法だけでも強いから油断するな。本気で行け」


「分かったわ」


「あら、シンはゼミルの味方なの?」


「俺は教え子にものを教えただけだ」


「それもそうね」


「審判は俺がする。勝敗は戦闘不能か降参の二つだ。そしてミコは上級以上の魔法禁止だ」


二人は頷く。


「はじめ」


その瞬間、ミコから1000近い「ファイヤーランス」が放たれる。


「水属性上級魔法「ウォータードーム」」


セーラは周りに水のドームが形成される魔法。

水属性上級魔法「ウォータードーム」を発動する。

中級以下の火属性魔法はだいたいこの魔法を使えばなんとかなる。

俺はその隙にゼミルに「パーフェクトスピードアップ」「パーフェクトパワーアップ」「パーフェクトディフェンスアップ」を発動し、ゼミルを強化する。

ミコには逆に「パーフェクトスピードダウン」「パーフェクトパワーダウン」「パーフェクトディフェンスダウン」を使用し、弱体化させる。

既に魔法をかなり封じているのだし、ミコが接近戦をするつもりはないだろうから弱体化の腕輪は必要ないだろう。

そんなことを考えていると、ミコが無造作に魔力を放つ。

その魔力圧によって「ウォータードーム」が壊れる。

これは「レジスト」の原理を魔法陣を使わずに再現したものだ。

一見簡単なように見えてとても難しい技術だ。


「闇属性破滅級魔法「ブラックホール」」


セーラがブラックホールを使う。


「さすがの私でもこの状況で「ブラックホール」を消滅させるのは難しいわね。なら」


すると、ミコの魔力がどんどんと体外に放出されていく。

何をする気だ?

すると、ミコは「神速」を使用し一気にゼミルに近づく。

そして流れるように「ファイヤ」を放つ。

至近距離で炎をくらいそうになったゼミルはすぐに「テレポート」で対比する。

だが、咄嗟に「テレポート」をしたため「ブラックホール」が維持できなくなった。


「マナカッター×100」


見えない魔力の刃がゼミルを襲う。

中級の魔法なら本来は魔法名を言う必要なんてないが。それを大量に、そして同時に発動するときは魔法名を言わないと魔法に不具合が生まれることがある。


「絶対防御結界」


ゼミルは「絶対防御結界」を発動する。

だが、「絶対防御結界」はミコの「マナカッター」を防ぎきることは出来ず、数発くらってしまう。

それによってゼミルから血が流れる。


「光属性上級魔法「ハイヒール」」


が、ゼミルはすぐに「ハイヒール」で回復する。


「やっかいね。でもそれなら数を増やすだけよ「マナランス×1000」」


ミコは無属性中級魔法「マジックランス」を発動し、1000の魔力の槍を放つ。

「マジックランス」はミコが「魔法創造」で「マジックカッター」を強化した魔法だ。


「テレポート」


ゼミルは耐えるのが無理だと判断し、転移で逃げる。

だが、ミコ相手にそれは握手だった。

ミコは自分の真後ろに振り返り雷属性中級魔法「サンダーパラライズ」を発動する。

この「サンダーパラライズ」は触れたら一瞬で麻痺する雷を放つ魔法だ。

だが、ミコが魔法を放った瞬間はミコの真後ろには何もなかった。

だが次の瞬間、そこに魔法陣が現れてゼミルが転移してきた。


「っな」


ゼミルは雷をよけきれずに体が麻痺し倒れこむ。


「勝者、ミコ」


ミコとゼミルの戦いはミコの勝利で終わった。


ミコは自分の中でハンデとしてゼミルとの戦いではスキルもアーツも一切使いませんでした。

ですが、ゼミルはセーラと同じように強くなります。

学園対抗戦が楽しみですね。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

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