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第57話 ダンジョンスタンピード1

初心者です。

生暖かい目でご覧ください。

誤字脱字等ございましたら、ご連絡ください。

今回もほんの少し、短めです。

俺たちはゼミル達がくつろいでいる場所に戻ってきていた。

俺たちが戻ってきて少ししたらユアとユイも来た。

恐らく「サーチ」で俺たちのいる場所を探したのだろう。

そして、そこから俺が適当な家を創った。

大きな家を4件だ。

1つ目の家はランたちの家。

2つ目の家はユアとユイの家。

3つ目の家はゼミルの家。

4つ目の家が俺たちの家だ。

1人1件建ててもよかったが、これで十分だと全員から言われた。

そこで俺たちは別れて俺たちは風呂に入って、ベッドで寝た。

余談だがお風呂も普段通り一緒だったし、寝るときもいつも通り同じベッドだった。

そして、いつも通り一緒に起きて朝の支度をする。

そして、全員集合して全員の希望の朝食を創り、それを食べる。


「さてと、これから何する?」


「そうだな」


ミコが何をするか聞いてきたので、俺がいくつか案を出そうとすると。

すると、つけっぱなしにしていた印の腕輪が光り出した。


(みんな聞こえる?)


すると、頭の中からマーゼの声が聞こえてきた。


(シン君、ミコちゃん、セーラ王女、ゼミル嬢、ユア生徒会長、ユイちゃんは私の元へ来てください)


「呼ばれたな」


「呼ばれたわね」


「とりあえず、異空間を展開できる人が全員呼ばれちゃったから異空間を維持できない。解除していい?」


俺はレア嬢たちにそう聞く。


「勿論。どっちにしろ今日はダンジョンスタンピードが起こるんだから戦わないとだしね」


「了解。それじゃ、解くぞ」


俺たちは「白黒銀世界」を解除する。

周りはダンジョンの近くの森だ。


「じゃあ、俺たちはマーゼ学園長のところに行く」


「ラン、私もマーゼ学園長のところに行かなきゃだからここでいったん別れるわ」


「うん、了解。とりあえず私たちは他の班と合流でもすることにする」


「了解。班に戻るときは「サーチ」で探すから気にしないでいい。それじゃ」


そんな感じでラン、レア、ベルたちは去っていった。

そして俺、ミコ、セーラ、ゼミル、ユア、ユイはミコの「エリアテレポート」でマーゼの近くに転移した。

そこには、マーゼのほかに何人かの上級生と教師たちが集まっていた。


「お、来たわね」


「俺たちに何か御用ですか?ユアを呼び出すことはわかりますけど俺たちまで呼び出される理由まではわからないんですけど」


「そりゃ、最高戦力であるシン君たちには作戦会議に参加してもらわなきゃね」


「なるほど」


確かに、俺たちの力はかなり強大だ。

それこそ上級生よりも強いだろう。

そんな特異な存在である俺たちを作戦会議に参加させるのは間違いではないだろう。


「それで、作戦はどうするんです?」


ユアが作戦を聞く。


「とりあえず、周りの木とかは切り開いて戦いやすくする予定。時間があれば堀とか創りたいくらいしか決まってない。ダンジョンスタンピードなんて滅多に起きないから対策も立てにくいのよねぇ。このダンジョンは結構たくさんの種類の魔物が出るから普通に戦っていくしかないのよね。だから作戦案があればどんどん言っていってほしいわ」


「シンプルにシンたちの広範囲魔法で倒せばよくない?」


「使えば早いだろうが、周りへの被害が大変なことになるぞ」


「そうか。それじゃああまり広範囲魔法は使えないか」


「ぶっちゃけると、俺だけでも魔物殲滅自体は出来るが、周辺の被害を考慮すると少し難しいって感じだ」


「それじゃあ、シンとミコは中級以下の魔法はとアーツ禁止で戦ってちょうだい」


「上級くらいまでなら使ってよくないか?」


「シンたちの上級は下手したら最上級くらいの威力があるもの」


「否定は出来んな」


「じゃあ、ダンジョンから出てきた魔物を私たちがひたすら倒して倒し損ねたやつを他の人にやってもらえばどうかしら?」


「それが安全かもね。学園長もそれでいいですか?」


「私は問題ないと思うよ」


「学園長、シン君たちは王女殿下の護衛騎士です。セーラ王女の護衛をしなければならないのですから前線に出すべきではないのではないですか?


一人の教師がそう言う。


「それなら、問題ないわ。私もシンとミコと一緒に前線で魔物を狩るもの」


セーラが教師の言葉を否定する。


「危険すぎます」


「王女殿下が前線に出る必要はありません」


「王族なのですから後方で指揮を執ってくださればいいではないですか」


教師やその場の上級生がセーラを止めようとするが。


「問題ないわ。私もだいぶ強くなったし、何よりシンとミコがいるわ。それに二人なら私が死んでも蘇生してくれるでしょ」


「まぁ、死なせる気なんて一切ないがそんなことが起きればすぐさま蘇生するな」


「じゃあ、やっぱり大丈夫ね。この作戦でいきましょう」


と言った感じで作戦の大枠が決まった。

そしてそこから細かいところを詰めていって、作戦会議は終了した。

結局、俺、ミコ、セーラ、ゼミル、ユア、ユイがダンジョンから出てきた魔物を倒していき、倒し損ねた魔物を他の上級生や教師が狩ることになった。

一部の教師や上級生はSクラスであり、セーラ王女の護衛騎士とはいえ中等部の1年生であるシンたちに任せることに納得はしてないかった。


「さてと、もういつダンジョンスタンピードが始まってもおかしくないらしいが」


「それまでどうするか、よね」


「とりあえず、周りの木を切っちゃいましょうか」


周りには手の空いている高等部の上級生や教師が木を切っている。


「皆さん、少し離れてください」


セーラの呼びかけに何がなんだかわからないが王女殿下に従おうと皆木から少し離れる。

俺は神魔を「無限収納」から取り出した。


「ワンハンドレットスラッシュ」


100の斬撃を放つ。

斬撃は人に当たったりせず、木を切り倒した。


「マジックカッター×100」


ミコから100の風の刃が木に向かって飛んでいく。

そしてさらに木を切り倒す。

セーラは切り倒した木たちを「ストレージ」に放り込んでいく。

周りの生徒は一瞬で200近い木が切り倒され騒然としている。


「さて、次は堀だっけ」


「私たちが落ちたら嫌だし私たちが戦うところを確保しつつダンジョンを囲うように作りましょう」


「よし。なら始めよう」


「「「アースコントロール」」」


俺たちは土属性上級魔法「アースコントロール」を使用する。

この魔法は地面の土などを操作する魔法だ。

この魔法を使い、俺とミコは地面の土を一部別の場所に移すことで堀を作る。

セーラは移した土を操作して堤防のような形にする。

3人係で作業して作業は5分程で終了した。

周りの人間たちは目の前の光景が信じられなくなっていた。

中等部の1年生がいきなり自分たちが苦労して切っていた木を一瞬で数百本切り倒し、堀と堤防を創ったのだ。

それもたった3人でだ。

周りの人間は驚きすぎて固まってしまった。


「「「お疲れ様」」」


ゼミル、ユア、ユイが俺たちを労う。


「手伝ってくれても良かったんだぞ」


「私は土属性苦手だし」


「私、シンたちと違って魔力少ないし」


「私も土属性はそこまでだし」


「いやゼミルとユアはわかるが、ユイは土属性そこまで苦手ってわけじゃなかっただろ」


ゼミルの属性は「超鑑定」が使えないので実践でよく使っていた闇属性しかわかっていない。

だから、土属性が苦てって言うのも嘘ではないんだろう。

ユアに関してもユアは俺やミコ、セーラ、ユイのように魔力がそこまで多いわけじゃない。勿論貴族なので平民よりは断然あるがユイと比べると少ないと言わざるおえない。

だがユイは俺たちが魔法を教えているとき、普通に土属性の魔法も使いこなしていた。

なのでユイが土属性そこまでっていうのは嘘だろう。


「始まるわよ。作業中の人は逃げて」


マーゼが近づいて来て声をかけた。

俺たちはダンジョンの目の前に移動する。

周りには教師や高等部の上級生もいる。

そして、、、


グガァァ


ゴブリンが数十匹ほどダンジョンから出てきた。

普段なら「ワンハンドレットスラッシュ」で片づけるところなのだが今回はあいにくと周りに上級生やら教師やらがいるのでもし巻き込んでしまったら大変なことになる。

なので「神速」で移動して直接神魔で首を刈り取っていく。

ここはダンジョンではないので死体が素材にはならない。

俺はひたすらこれを繰り返す。

大体出てきた5秒後にはシンがゴブリンを全て退けた。

だが、魔物はまだまだ出てくる。

ゴブリンだけでなくスライムも出てきた。

俺は「神速」で移動しながら直接斬っていく。

ミコも「マジックカッター」で大量に狩っていく。

セーラは殺魔を召喚しては投擲するのを繰り返している。

さすがの命中率で全て魔物に命中している。

文字通り百発百中だ。

ユアもシンからもらった暗黒剣常闇を使い、近くにいる魔物を切って倒していく。

ユイも「ウィンドカッター」で魔物を倒していく。

今のところ打ち漏らしはゼロだ。

上級生やら教師たちはダンジョンスタンピードだと構えていたのに、魔物が全然来ないため暇そうだ。

すると、出てくる魔物がゴブリンとスライムだけだったのがゴブリンの上位主も出てきた。

上級生や教師たちもこれはまずいかと思い臨戦態勢になるが。

シン、ユアは剣による直接攻撃で、ミコ、ユイは魔法による遠距離攻撃で、セーラは投擲による遠距離攻撃と変わらずにゴブリンを倒していく。

上位主だろうが何だろうがまったく変わりはなさそうだ。

上級生や教師たちはこれまだしばらくは出番なさそうだと思った。

そして後々、その予想は大きく当たっていることを上級生たちと教師たちは知る。

そして、シンたちの異常なまでの強さも。

ダンジョンスタンピードはまだまだ続きそうだ。

やっとダンジョンスタンピードが始まりました。

まぁぶっちゃけ余裕ですね。

ダンジョンスタンピードについてはそこまで延ばすつもりはないです。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

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