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第42話 お風呂

初心者です。

生暖かい目でご覧ください。

誤字脱字等ございましたら、ご連絡ください。

最近一人称と三人称が混ざっちゃってます。

ご了承ください。

また混浴をする描写があります。

そういうのが苦手という方は途中に20行ほど空間が開いている場所がありますのでそこを見つけたらブラウザバックしてください。

混浴シーンに関しては見なくても内容的には問題ありません。

なんだかんだあったが、俺、ミコ、セーラは日が暮れるまでユアとユイと雑談し、部屋に帰った。


「シン、ミコ、私の友達を助けてくれたありがとう」


セーラが改まって俺たちに頭を下げる。


「セーラ、王女である貴女が平民である私たちに頭を下げてはいけないわ」


ミコも元王女だからそういうことには詳しいんだろう。


「確かにそうかもしれないけれど周りには私たちにしかいないんだし、そもそも私の悪評なんてたくさんあるんから問題ないわよ」


「でも、、」


「それに、私の友人を助けてくれた恩人に感謝一つしないほど私は堕ちてないないわ」


「そう」


ミコは何も言えなくなっていた。


「礼は受け取った」


俺はセーラに返答する。

この状況では多分、これが一番正しいと俺はそう感じた。


「さてと、じゃあとりあえず風呂にでも入ってきたらどうだ?」


「そうね。今日は全力を出して疲れてるだろうしお風呂に入りましょうか」


「誰から入る?俺はあとでいいぞ「クリーン」で汗とかはなんとかなるし」


「クリーン」とは汚れを綺麗にする無属性下級魔法だ。


「私も後でいいわそれに私たちはセーラの護衛騎士なんだし主人であるセーラから入るべきじゃない?」


「それを言うなら私は二人の弟子だから師匠から入るべきじゃない?なんあらお背中流そうか?」


「いいじゃないか。ミコ、セーラと一緒に入って背中を流してもらったらどうだ?」


「何を言ってるの?私が背中を流そうかって聞いてるのはミコだけじゃなくてシンもなんだけど」


「は?」


「なら、三人で入る?」


「いいわね」


「いや、よくない。昨日も同じような会話したぞ。お前たちに恥じらいというものはないのか」


「別にシンになら私、裸みられても気にならないし」


「私も少し恥ずかしいけど別に気にしないわ」


「お前ら王女と元王女だろ!!」


ミコとセーラは完全にシンで遊んでいた。

シンは普段基本的に取り乱すことはない、あまりなったことはないが緊急時でも冷静に対処できるタイプだ。

だからシンが取り乱した様子なんてミコもセーラも見たことがなかった。

だが今日、シンは珍しくユアの部屋に行くことについて取り乱しあまつさえ逃亡した。

二人からすれば初めて知ったシンの弱点なのである。

二人にとって狼狽えるシンというのはレア中のレアなのだ。

セーラも年頃の女の子なのでシンと一緒にお風呂に入るのは恥ずかしい。

が、それを補って余りあるほどシンの狼狽える姿が見たいのだ。

ミコはシンが異世界に来たばかりの頃こそシンの中のあの人を見ていたものの、気づいたらシン本人も恋愛的な意味で好きになってしまっていた。

そのためシンに惚れ薬や「チャーム」を試したりしていた。

だが、効果がなかった。

まぁ急ぐ必要はないだろうとも思っていたのでシンを惚れさせる方法をよく考えていた。

ミコは今日のシンが狼狽える様子を見てシンが女慣れしていないことを見抜いた。

なにせシンは前世では基本的に人を信用しておらず一匹狼のような存在だった。

つまりシンは前世で18歳だったにも関わらず一般の13歳よりも女慣れしていないのだ。

勿論話すことができないとかそういうのではない。

シンは達観しているため他人にどう思われようとも基本的に気にしない。

だが、シンはミコとセーラがいるとつい気が緩んでしまい普段の冷静さが失われてしまう。

つまりシンがこのように狼狽えるのはミコとセーラだからなのである。

ミコはそれを完全に見抜いていた。

ミコはこう考えていた。

一緒に入るならそれはそれでシンに意識させるチャンスだからよし。

断るなら狼狽える様子を見れるからよし。

ミコは過去最高にテンションが上がっていた。

なんならシンにばれないように「アンチマジックエリア」を展開し「テレポート」で逃げられないようにもしてある。


「私は元王女だから気にしなくていいのよ」


ミコは思っていた。

シンになら何をされても気にしないと。

襲われたらそれはそれでいいと。

13歳の女の子とは思えぬ考えである。


「王女だからって殿方と混浴してはいけないなんてルールはないわ」


「いやミリーさんに怒られるだろ」


「お母様はは昔からあることを私に言ってくださっていたの「好きな人ができれば王家の事なんて気にせず混浴でも既成事実でもなにをしてもいいから手に入れなさい。私はそうやってレイルを手に入れたわ。なんでも協力してあげるから」と」


「ミリーさんは娘に何を教えてるんだ?絶対王妃が王女に教えちゃダメなことだろ」


「っていうわけで問題ないわ」


セーラは訓練をしてた当初のころこそシンのことを恩人や師匠と思っていたが、半年という時間を経て次第にシンのことを恋愛的な意味で好きになっていた。

シンは顔もよいし優しいし大抵のことはなんでもできる。

そして自分の恩人。

むしろ惚れないほうが無理というものだ。

ちなみにこのことはミコも知っていて、ナイト王国は一夫多妻なためミコが正妻、セーラが第二夫人ということで話はまとまっている。

セーラとしてはミコのことも好きだし、そもそもシンの中でミコよりも上の存在になるのは不可能だと知っているからだ。

更に言えばこのことはミリーに既に相談済みだし、レイルやジルもうすうす気づいている。

だが、シンやミコは平民だがミコと結婚すればナイト王国を滅ぼす可能性がゼロに近くなるので国益につながるためレイルは親心として複雑な面もあるが認めていた。

ミリーに関してはセーラはたくさん辛い思いをしてきたのだから好きな人と結ばれてほしいと思っているしそのためならなんだってしようと思っているので大賛成だった。

まぁそんな感じでシンの外堀は既に埋まっているのだ。

そんなわけでセーラもせっかくのシンを意識させられる機会なんだからととてもテンションが上がっていた。

二人の様子にシンは根負けしたのだった。


「分かったよ。ただタオルはしてくれよ」


「「了解」」


ミコとセーラは満面の笑みでそう答えた。





















俺は今風呂場でミコとセーラと三人でいる。

なんなら3人とも同じ浴槽に入っている。

本当は体を洗ってから浴槽に入るのがマナーなのだがいきなり背中を洗ったり洗われたりする勇気はなかった。

浴槽はかなり広いため体が接触するようなことはないが、それでも意識してしまう。

何故こんなことになったのだろうか?

この二人には羞恥心というものが欠如しているのではないか?

そう思ってしまう。

多分、俺はミコやセーラに好意を持っている。

多分というのは俺は誰かに愛情を与えられたことがないからだ。

前世の親は俺をいないものとして扱っていたし、恋人はおろか友人すらいなかったため俺には好きという感情がわからない。

だけどミコやセーラとずっと一緒にいたいと思うので多分俺はミコやセーラのことを好きなんだろう。

この好きがどういう好きかはわからない。

親が子を愛でるものなのか。

飼い主がペットに抱くものなのか。

友人に抱くものなのか。

それとも、恋人に抱くものなのか。

俺はそれを知りたいと思う。

だが、、、

ここまでして知りたいとは思えない。

何だ、こういうのは女は嫌がるものと記憶している。

だが現実は二人とも進んで行っている。

俺がおかしいのか?

今俺の中には?マークで埋まっている。

だが、俺は考え続ける。

俺の精神年齢は18歳だし、体も思春期真っ盛りの13歳。

そういうことを少しでも考えればミコやセーラにばれてしまう。

俺はひたすらに思考を続けて煩悩を消し去るのだった。





ミコ・セーラ視点


私たちは今シンと混浴している。

シンは過去最高レベルに取り乱している。

顔は赤面し、私たちがいる方に背を向けてひたすら下を向いて考え事をしている。

私たちはこっそり「マインドリーリーディング」を使い、シンの心を読む。

無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心無心

シンはどうやら思考を放棄したようだ。


「シン、そろそろ体を洗いましょう。背中を流してあげるわ」


私はシンにそう言う。


「別にミコたちが背中を流す必要はないぞ」


シンは私たちに背を向けたままそう言う。

確かに一緒にお風呂に入ったら背中を流さなければならないなんて馬鹿げたルールは存在しない。

だが、私としてはそういう経験もしてみたいのだ。


「せっかく一緒にお風呂に入っているのだから背中流させて」


「そうよ。気にしないでいいわ。シンは私たちに背中を流されてればいいのよ」


私たちはシンに強くそう言う。

シンは割と押しに弱いところがある。

昨日はやらないと言っていた混浴も今日みたいに押せばやってくれるし。

シンは浴槽を出て風呂椅子に座った。

私たちも浴槽を出て、新しく風呂椅子を持ってきてシンの後ろに座る。

そして私たちは自分の手にシャンプーを出してシンの背中を洗う。

さすがに恥ずかしいが、それ以上にシンの顔が過去一赤面していたためそれを楽しみながら洗い、シャワーで流した。

シンは前を手早く洗った。


「今度はミコの番だぞ」


さっきシンが座っていた風呂椅子に私が座る。

そして今度はシンとセーラによって私の体が洗われる。

これは、まずいわね。

私は今までお風呂で人に背中を洗ってもらったことなんてない。

二人の手が私の背中を丁寧に洗ってくる。

気持ちい。

けど、これ変な気分になる。

落ち着きなさいこの体は13歳よ。

私はなんとか気持ちを落ちつける。

だが、


「ひゃ」


シンが突然、私に魔力を流してきたのだ。

体が勝手に連携スキル「魔力循環」を発動してしまう。

私は背中を洗われる快感と魔力を流される快感でどうにかなってしまいそうなのをなんとか耐える。

やられた、シンが仕返ししてくるなんて思わなかった。

私は手早く前を洗った。

何とか私の時間は終わり、今度はセーラが洗われる番だ。


私はミコの背中を洗い終わって、いよいよシンとミコに背中を洗われる。

シンはミコの背中を洗いながらミコに魔力を流していた。

恐らくミコへの仕返しだろう。

私は自分もそうなるかもしえれないと戦々恐々とした。

そして私の背中はシンとミコによって洗われる。


「あ、ひゃ、ダメ」


なんとシンだけでなくミコも魔力を流してきた。

裏切者!!

まさかの裏切りに私はひたすら耐えるしかなかった。

私は手早く前を洗ってシンが先に出てから私とミコも風呂場を出た。

その後、だれも言葉を発さずに同じベッドで寝た。

この日から三人でお風呂に入り、お互いの背中を流す時は洗っている人に魔力を流すのが三人の習慣になるだった。


というわけでシン、ミコ、セーラは全員両想いです。

今回、初めてのお色気シーン?を書いてみました。

難しいです。

今後もこういうシーンは入れていきたいですがR15にしては過激かな?と思ことがあったら感想でご指摘ください。

個人的にはシンとミコ、セーラはさっさとくっつけてたくさんイチャイチャさせたいです。

ユアとユイも速めにくっつけてイチャイチャさせたいです。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

気に入ってくださいましたら、ブックマーク、レビュー、評価いいね等よろしくお願いします。

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