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第4話 家

初心者です。

生暖かい目でご覧ください。

頂いた感想からいくつか前話の情景等の描写について変更、追加しております。

気になる点、ご希望等ございましたら、感想で教えていただけたら嬉しいです。

誤字脱字等ございましたら、ご連絡ください。

ミコが手に魔法陣を出現させると、神龍剣神魔と神霊剣吸魔が光って消えた。

おそらくさっき話していた異空間とやらに入れたのだろう。


「さてと、ねぇシン。貴方、今魔力いくつ?スキルは体内魔力を消費するから、自分のスキルの消費魔力量を確認しておくことは大事なの。だから魔力量を確認して」


「なるほど、了解。あとミコ、別に俺のステータスは勝手に見てもいいからな。俺はこの世界の人間じゃないからそういうマナーとか気にしなし」


俺はそういいながら、スキル「鑑定」を発動した。

ミコも同時に「鑑定」を発動したようだ。


名前:シン

年齢:12歳

性別:男性

レベル1

魔力量:238000/240000

種族:人間

加護:創造神

スキル:創造、武器創造、鑑定

耐性:精神的苦痛耐性、肉体的苦痛耐性、

適正属性:火、水、風、土、雷、闇、光、死、龍

称号:転生者、希代の天才、剣聖


「えっとさっき見たときより2000減ってるな、あとなんかスキルが増えてる」


「さっきよりも2000減ってるってことは、さっきシンの剣と私の剣で2回創造を使ったから、シンの創造は1回あたり1000の体内魔力を消費するってことね。それと、新しいスキルが手に入ってるわ、これは恐らく派生スキルね」


「派生スキル?」


またよくわからない単語がでてきた、常用スキルや固有スキルと何か違うのだろうか。


「派生スキルっていうのはその名の通り、スキルが派生して手に入るスキルで、基本的には常用スキルと同じで条件を達成するか、固有スキルをたくさん使えば派生スキルが手に入るわ。今回手に入った派生スキルは「武器創造」ね。恐らく、今回の派生スキルは前者の条件達成から、恐らく「創造」で武器を作ることが条件だったんだと思うわ」


なるほど固有スキルが派生したスキルだから派生スキルなのか。


「でも武器は「創造」でも創れたが、「武器創造」と「創造」は何が違うんだ?」


「確かにそれはそうね、まぁまた今度武器を創る時にでも試してみましょう」


「そうだな」


確かに今しなくてもいいな、そもそも護身用に創った剣だからしばらくは使うこともないだろうし。


「さてと、スキルの効果もわかったことだし、次は何をする?」


「少し疲れちゃったし休憩したい」


「シンはこの世界に来たばかりだし、今日は慣れないこともたくさんしたしね。それに私もちょっと疲れたし、でもあまり休憩もしてられないわよ。もうすぐ日が暮れるし、夜を過ごせるようにしておかないと。最初は町に降りて、私の家に住んでもらう予定だったのだけれど、今から町に降りるのは大変だし、今日は野宿かしら?転移魔法だと後で色々とややこしいし」


野宿か、正直なところ抵抗がある。ミコもいるわけだしな、、、そうだ、せっかくスキルで色々な者が創れるんだから家でも作ってみよう。まぁやったことないし、できるかはわからないが。


「せっかくスキルで色々創れるんだし、家でも作ってみるか、「創造」でどこまでできるか知りたいし」


「そうね、自分の力の限界は知っておいて損はないわ、でも無理はしないでちょうだい。体内魔力がなくなると大抵の人は気絶しちゃうから。異世界にきて初日で気絶って嫌でしょ。まぁシンの体内魔力は私ほどじゃないにしろ、結構多いほうだけど、その分スキルでの消費量も多いんだから」


「分かった気を付ける。まぁ今日1日くらいなら過ごせるような家を作れるように頑張るから期待せずに待っててくれ」


「了解」


俺は前世で自分が住んでいた家を思い浮かべながら「創造」を発動していた。

余談だが、俺は訳あって高校生の年齢であるにもかかわらず一軒家に一人暮らしである。

スキル発動後、目の前の土地が光り始め、光が収まると、そこには慣れ親しんだ家があった。


「できた」


「すごいわ、スキルでここまでできるだなんて」


「さて入ろうか」


「そうね、でもその前にステータスを確認しておきましょう。今回はさっきの剣と違ってだいぶ大きいものを創ったみたいだから、体内魔力の消費量が変わっているかもしれないし」


「それもそうだな」


俺はすぐさま自分に「鑑定」を発動する。

名前:シン

年齢:12歳

性別:男性

レベル1

魔力量:239000/240000

種族:人間

加護:創造神

スキル:創造、武器創造、鑑定

耐性:精神的苦痛耐性、肉体的苦痛耐性、

適正属性:火、水、風、土、雷、闇、光、死、龍

称号:転生者、希代の天才、剣聖、


「あれ?なんか体内魔力が増えてる」


「ちょっとまって私も確認するわ」


ミコはそう言って、スキル「鑑定」を発動する。


「ああ多分、シンの魔力が回復したからだと思うわ」


「魔力ってこんなにすぐ回復するのか」


まぁ魔法で体内魔力を消費するって言ってたし、一般人の魔力量をきいて、回復するだろうとは思っていたが。


「シン、1分後にもう一回鑑定するわ」


「なんで一分後なんだ?別に回復量をしらべるのならもっと時間をおいてからでいい気がするが」


「ああ、それはこの世界の体内魔力回復量の測り方でね、本来はシンのいう通り、1時間でどれくらいの魔力が回復するかで調べるの。1時間で回復する体内魔力の単位をルーツって言って、例えば1時間で10の体内魔力が回復するなら、その人の魔力回復量は10ルーツになるの。もちろん、体力とかと同じで環境によるけどね。例えば、その1時間の間に寝ていたら、体内魔力の回復は早くなるし、その1時間で魔力を使わなくても運動していたりしたら、体内魔力の回復速度は遅くなるの。だからあくまで普通に休憩している状態の1時間でどれくらいの体内魔力が回復するかを調べるのが普通なの。ただシンは体内魔力の回復速度が異様に早いから。1分で測ろうってだけ。まぁ、環境によって回復量はかなり左右されるから、わざわざ調べないって人の方が多いけど、一応測っておいた方がいいかと思ったの」


「なるほど、納得した」


「さてそろそろ1分くらい立つわよね、確認してみましょう」


そう言って俺とミコはほぼ同時に「鑑定」を発動した。


名前:シン

年齢:12歳

性別:男性

レベル1

魔力量:240000/240000

種族:人間

加護:創造神

スキル:創造、武器創造、鑑定

耐性:精神的苦痛耐性、肉体的苦痛耐性、

適正属性:火、水、風、土、雷、闇、光、死、龍

称号:転生者、希代の天才、剣聖、


だめだ、体内魔力が全回復していることは分かったがどれくらい回復してるのか分からん。


「これじゃ、体内魔力の回復速度は分からないな」


「まぁ、絶対に必要な知識ってわけでもないんだし、魔力も一般人からしたらかなりの量を消費しているけど、シンの体内魔力の限界保有量からすれば微々たるものだしね。まぁまた暇なときにでも調べてみましょう。せっかくの第二の人生、急ぐ必要はないわ」


それもそうだな、今世はゆっくり過ごそう。

っていうかせっかく家ができたのに入らず家の前で話していたな、そろそろ夜だし冷えるかも知らないから家に入ろう。


「さて家の中に入ろうか夜は少し冷えそうだ」


色々している間に周りはもう暗くなってきていた。


「そういえば、せっかく家を創ったのに入ってなかったわね」


「ミコは家どうする?ここに住んでもいいが。外見はともかく中身は年頃の男女だ。一つ屋根の下っていうのが気になるなら、もう一軒全く同じ家を建てることもできるが」


そう、ミコの外見は12歳だが中身は違う。

年頃の女の子なんだから、一つ屋根の下でふたりっきりというのは少し抵抗があるはずだ。

まぁ、ミコは最初自分の家に泊めてくれようとしていたみたいだが、家が創れるんだったらミコの家も創ったほうがいいだろう。


「シンがいいならここに住むわ、私、別にそういうの気にならないし」


「住むのは構わないが、ミコは町に自分の家があるっていってたじゃないか」


「別にいいわよ。あそこ散らかってるから正直呼びにくかったし、シンと一緒にいた方が仲間として色々便利だから」


まぁ、ミコがそれでいいならいいか。

俺は家と一緒に「創造」しておいた鍵で扉を開け、家に入る。

玄関の内装も慣れ親しんだものだ。

ちなみに、テレビやエアコンなどこの世界では使えないような電化製品は「創造」で創っても意味がないので創っていない。


「じゃあ簡単に内装だけ説明しておく。まずここが玄関、その次がリビングで、そのさらに先がキッチン。その奥が洗面所と風呂場とトイレだ」


俺は移動しながらミコに内装を説明していった。


「じゃあ次は二階だ。ここが俺の部屋、ここがミコの部屋だ自由に使っていい。ここが客室、あとそこが物置だ」


もちろんミコにも部屋をあげる。

この家は結構部屋が余っていたので、俺の部屋と同じ間取りの部屋をミコにあげた。

説明する途中で必要最低限の家具(ベッド、机、椅子、鏡、クローゼット等)を「創造」しておいた。

まぁ模様もないシンプルなものだが、ミコは気に入ったようだ。


「大体わかったわ」


「もしわからないことがあったら聞いてくれ」


「了解」


「あと何か欲しい家具はあるか?「創造」で創れそうなら、創るが」


「ないわ、私の部屋で必要なものはさっきシンがまとめて「創造」してくれたからそろってるし」


「そうか、じゃあ次はどうする?」


「休憩しましょ。さっきちょっと休憩したとはいえ、やっぱり家の中でゆっくりしたいし」


「そうだな、俺も結構疲れた。でも晩御飯はどうする?俺は正直お腹がすいてないからいらないが」


俺はこの世界にきてから、スキルを試したりしたが、体を動かしたわけではないので精神的には疲れたけど、お腹はすいていなかった。


「まぁシンからしたら、向こうの世界で死んで、神様と話して、異世界に来てってすごい一日だったもの。晩御飯はシンがいらないなら私もいらない。そもそも食材もないしね。シンのスキルを使えば問題ないでしょうけど、私もお腹すいてないし」


「了解、じゃあ俺は少し早いが寝る。おやすみ」


「えぇ、おやすみなさい」


俺はミコの部屋を出て、自分の部屋に戻りベッドに寝転がった。

疲れた。

こんなに疲れたのは何年ぶりだろうか。

異世界か、俺はこの世界で第二の人生を歩めるのだろうか、俺にそんなことが出来るのだろうか。

だけど、ここなら俺は孤独じゃない。

俺はそんなことを考えながら眠りについたのだった。

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>>魔力量:240000/238000 分子と分母が逆では?
あれ、武器創造は?
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