表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら平和に暮らそうと思っていたのに最強の能力を手に入れてしまった! ~転生した少年が最強能力で完全無双~  作者:
大陸支配編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

375/406

第366話 姉妹の前世

今回より魔法名だけでなくスキル名、称号にも『』を付けます。

違和感があればぜひ感想で教えてくださると嬉しいです。

俺達はユアとユイをベッドに寝かせ、一度席に着いて休んでいた。

『無限収納』から茶と菓子を取り出して、皆で一度休憩していた。

ユアとユイが倒れたのだ、会議を続行するわけにもいくまいし。

他にやることもない。

異界の勇者の相手は俺が直接やることになった以上、情報はこれ以上必要ないのだからな。

無論あるにこしたことがないが、そのために配下の命を危険にさらすほどのものでもない。


「うっ、あ、うう。っは」


俺達が落ちてついて休憩していると、ユアが起きた。


「う、うみゅ、あああああ。っは」


それに続くようにしてユイが起きる。


「おはよう。大丈夫か?」


「えっと、ここは会議室? そうだ。確か会議をしてて」


「お姉ちゃん、あれ? 私、何で生きてるの? って会議の途中だった。あれ?どうなってるの?」


二人はどうやらひどく混乱しているようだ。


「とりあえず、二人とも。これ飲んで落ちつけ」


俺は『サイコキネシス』を使って『無限収納』から取り出した2杯の紅茶を二人に渡す。


「「ぷはっ」」


二人は素直に紅茶を飲んで落ち着く。


「ごめんなさい、少し混乱したわ」


「取り乱した」


「問題ないが、大丈夫か? 体調が悪いようなら休んでも構わないぞ」


「大丈夫。それより大事な話があるの」


ユアの言葉にユイも頷く。


「大事な話?」


「そう、皆。私達を『超鑑定』してくれない?」


「『超鑑定』? 構わないが」


俺達は2人に言われた通りに『超鑑定』を発動し、2人のステータスを確認する。


「なっ」


「これは」


皆が思わず声を漏らす。

なぜなら、2人のステータスには…


名前:ユア・ユレイズ

年齢:21歳

性別:女性

レベル:56237

魔力量:873000000/873000000

種族:人間

加護:大罪神、魔王、災禍の魔女

スキル:憤怒、怠惰、傲慢、暴食、有罪、無罪、大罪、狂愛、偽魂創造、神斬、神弾、神速、神眼解放、不死、神器召喚、超強化、万能感知、看破、スラッシュ(斬撃数変更可)、マナバレット(弾数変更可)、魔力完全操作、魔眼、超集中、無限収納、隠密、絶対防御結界、絶対切断、超投擲、永久再生、完全回復、超速魔力回復、魔力吸収、完全記憶、速読、睡眠・休養不要、変化、魔弾、偽装、契約、転移、範囲念話、蘇生、魔力供給

アーツ:赤世界、魂盟契約、死盟契約、血盟契約、魔盟契約、死命天秤、服従天秤、魂爆、縛魂、空間停止、心死、蘇生結界

連携スキル:紫世界、神界創造、魂交換、魔力循環、神光

耐性:精神的苦痛無効、肉体的苦痛無効、不老、魔法耐性、状態異常無効、状態異常全反射、自然影響無効、病魔無効

適正属性:火、水、風、土、雷、闇、光、精神、契約

称号:罪を司る者、処刑人、希代の天才、剣聖、魔物の大敵、狙撃者、大賢者、厄災、魔を司る者、龍殺し、魔王の友人、魔王の配下、魔王軍十六魔将軍第九席「狂姉」、転生者


名前:ユイ・ユレイズ

年齢:15歳

性別:女性

レベル:6732

魔力量:912600000/912600000

種族:人間

加護:大罪神、魔王、災禍の魔女

スキル:強欲、色欲、嫉妬、有罪、無罪、大罪、狂愛、偽魂創造、神斬、神弾、神速、神眼解放、不死、神器召喚、超強化、万能感知、看破、スラッシュ(斬撃数変更可)、マナバレット(弾数変更可)、魔力完全操作、魔眼、超集中、無限収納、隠密、絶対防御結界、絶対切断、超投擲、永久再生、完全回復、超速魔力回復、魔力吸収、完全記憶、速読、睡眠・休養不要、変化、魔弾、偽装、契約、転移、範囲念話、蘇生、魔力供給

アーツ:青世界、魂盟契約、死盟契約、血盟契約、魔盟契約、死命天秤、服従天秤、魂爆、縛魂、空間停止、心死


連携スキル:神界創造、紫世界、魂交換、魔力循環


耐性:精神的苦痛無効、肉体的苦痛無効、不老、魔法耐性、状態異常無効、状態異常全反射、自然影響無効、病魔無効

適正属性:火、水、風、土、雷、闇、光、肉体、洗脳

称号:罪を司る者、処刑人、希代の天才、魔物の大敵、狙撃者、大賢者、厄災、魔を司る者、龍殺し、魔王の友人、魔王の配下、魔王軍十六魔将軍第十席「狂妹」、転生者


2人の称号には『転生者』があったからだ。


「ユア、ユイ。これはどういうことだ?」


「順を追って説明するわ」


そうして二人は色々なことを話した。

どうやらさっきの写真を見たことで前世の記憶を思いだしたらしい。

2人は前世では双子の姉妹でずっと一緒にいて、交際していたらしい。

ただ二人の交際していることをしった周囲の人間はそれを気味悪がった。

それに嫌気がさした二人は父親が死んだことをきっかけに人生の最後を好き法出して、互いを深く愛し合ってから、心中したそうだ。

そして二人の前世の名前は伊誌真優亜と伊誌真優衣。

俺が恩を感じていた、2人のクラスメイトだった。

恐らく前世のクラスメイトを見たことで前世の記憶が呼び起こされたのだろう。

そもそも『転生者』の称号を得る条件は少々複雑だ。

『転生者』の称号を得るためには二つの条件を満たす必要がある。

1つ目は自身が転生することだ。

例えば、セーラ、ミーゼ、ゼミルも転生魔法によって転生を行っているが『転生者』の称号は得ていない。

称号とは世界から、自分の行動や素養が認められることで得るものだ。

この世界において転生の定義とは、死んで生まれ変わることだ。

セーラ達が使用した転生魔法は自身の肉体を魔力に変換し、自分の魂を未来に送り、自分の魂に合い、なおかつ未だ魂が宿っていない肉体に自身の魂を宿らせる魔法だ。

この魔法では、術者は死なない。

あくまで魂を送り、肉体を魔力に分解しているだけ。

これでは術者が死に生まれ変わる。

という転生の定義を満たしていない。

つまりセーラ達が行使した転生魔法は正確には転生していないのだ。

ただ便宜上、状態が類似していることから転生魔法と呼ばれているに過ぎないのだ。

それに比べて、俺や優亜、優衣はしっかりと前世で死んでいる。

そのため転生の定義を見たしている。

2つ目が前世の記憶を持ち、転生を自覚することだ。

今まで二人には前世の記憶がなかった。

だが今日前世の記憶を取り戻したことで二つの条件を満たし『転生者』の称号を得たのだろう。


「なるほど。まさか二人が伊誌真姉妹だったとは」


「私も自分に前世があるなんてびっくりした」


「それに蓮も死んでたなんて」


2人は以前に俺に前世があり、その時の名が草葉蓮であったことは伝えている。

だが、今前世の俺の記憶を思い出したばかりの二人にとっては驚くに値することなのだろう。


「まぁ、また会えてよかった。前世では邪険に扱ってしまってすまなかった」


俺は2人に謝罪する。

2人を邪険に扱ってしまったこと、それだけが唯一前世で多少ながら心残りだったからな。

まさかこんな形でそれが解消できるとは思わなかった。


「二人とも互いに言いたいことはあるだろうが一度それはおいておいて。二人もクラスの奴等にはいい思いがないだろう。良ければ付き合ってくれないか?」


そう、俺だってあいつらにいい思い出はない。

復讐と言える程の関心はないが、多少遊んでやりたくはある。

2人も俺と同じ立場だ、心の中にあいつらへの嫌な思いがあるなら一緒に解消するのもいいだろう。


「「勿論」」


2人は笑顔でそう返事をくれた。


「さて、ユアとユイは記憶が戻ったが。ここに前世があるからと人に態度を変える奴はいないだろう。実際、転生なんてこの世界じゃありふれたことだしな」


俺の言葉に全員が頷く。


「それでは会議の最後に、各自、何かしらの報告はあるか?」


俺の言葉に帰ってきたのは静寂。


「よし、ならこれで会議は終了だ。あと少しで戦争が始まる。それまで各自英気を養っておいてくれ。セーラとシェールは忙しいだろうが」


「問題ない」


「同じく」


「そうか、無理はするな。それと二人は勇者についての情報を得れば流しくれ」


「「勿論」」


「それじゃあ、これで会議は終わるは。各自、英気を養い来るべき戦いに備えなさい」


そうして臨時の勇者対策会議は終わったのだった。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

気に入ってくださいましたら、ブックマーク、レビュー、評価いいね等よろしくお願いします。

作品についての疑問やご質問、ご指摘も受け付けておりますので感想などを貰えると嬉しいです。

感想については全て返答させていただくつもりです。


この作品の番外編です。

URL:https://ncode.syosetu.com/n9675ip/

この作品の総合評価500pを記念した短編です。

URL:https://ncode.syosetu.com/n1413jm/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ