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第34話 編入試験

初心者です。

生暖かい目でご覧ください。

誤字脱字等ございましたら、ご連絡ください。

セーラの護衛騎士となった翌日、俺たちは王立学園に来ていた。

セーラの護衛騎士として王立学園に編入するためだ。


「ここもまた大規模な学園だな」


「まぁ王立だもの。王族の権威を示すためにも必要なことよ」


「さすがは元王女だな」


「それほどでもないわ」


そう言いつつミコは上機嫌そうだった。

今、俺たちは学園の門の前で待っている。

レイルさん 、セーラ、俺、ミコの4人で来ていたんだが、確認のためにレイルさんとセーラは少し離れている。


「お待たせ、入っていいって」


「了解」


セーラが戻ってきた。

俺たちは門の中に入る。

そして訓練所に案内された。

そこには一人の若い女性がいた。


「貴方達が王族推薦の編入生ね。初めまして、王立学園学院長のマーゼ・シミリアンよ」


「初めまして、編入試験を受けにきた、セーラ第一王女直属護衛騎士シンだ」


「同じくミコよ。まさか、」


俺たちは昨日、セーラの護衛騎士になったためこう名乗るように言われている。


「早速試験に移りましょう」





マーゼ視点


国王陛下からセーラ様の護衛騎士が決まったから学園に編入させたいと言われた。

セーラ様は努力家であるが先天的な問題で魔法も剣もうまく使えなかった。

この学園は実力主義だ。

生徒の実力でクラスが決まり、寮の待遇すらも変わる。

それがこの王立学園だ。

クラスは下からD、C、B、A、Sでセーラ王女はSクラスだ。

セーラ王女は実技こそダメだが、学業においては国内最高レベルだからだ。

だが、皆魔法や剣術の腕を見て、セーラ王女を無能だと蔑んでいた。

私としても止めたかったが、教師陣も上級貴族には怯えるしかなく、どうしようもなかった。

ただ、護衛騎士が決まればその状況が少しは改善されるかもしれない。

だが、護衛騎士に選ばれたのは平民だそうだ。

例え、護衛騎士であっても実力が伴っていなけえれば主人と違うクラスになるほかない。

それなら結局あまり変わらない。

私は二人にSクラスにふさわしい実力がありますようにと願った。


「最初はまず「鑑定」からよ。本人の操作が入らないようにこの鑑定水晶を使うわ」


鑑定水晶は基本的にはスキルである「鑑定」とあまり変わりないが、偽装スキルなどが意味をなさなくなる。また、「鑑定」をしたものによる鑑定結果の操作をさせないためのシステムである。


「魔力を注げばいいのですか?」


「えぇ」


「学園長先生、なるべく驚かないでくださいね。ステータスで二人が私の護衛騎士になった意味が分かると思いますから」


セーラさんは私にそう言う。

何か珍しい加護なのだろうか?

そしてシン君とミコちゃんは魔力を注ぐ。

そこには信じがたいステータスが載っていた。


名前:シン

年齢:13歳

性別:男性

レベル:10528

魔力量:4530000000000/4530000000000

種族:人間

加護:創造神

スキル:創造、武器創造、超鑑定、兵器創造、神器創造、地形創造、魔法創造、スキル創造、偽魂創造、神斬、神速、神眼解放、不死、神器召喚、超強化、万能感知、看破、スラッシュ(斬撃数変更可)、マナバレット(弾数変更可)、魔力完全操作、魔眼、超集中、無限収納、隠密、絶対防御結界、絶対切断、投擲、永久再生、超速魔力回復、魔力吸収、完全記憶、速読、睡眠・休養不要、変化、魔弾、偽装、契約、転移、念話

アーツ:黒世界、永久牢獄、零、崩壊、地獄門、天門、審判、無視、魂盟契約、死盟契約、血盟契約、魔盟契約、死命天秤、服従天秤、魂爆、縛魂、空間停止、心死、瞬間斬、黒鎖、黒雨、暗黒波、神魔龍王天命剣

連携スキル:白黒銀世界、永久溶結、魂交換、魔力循環、時空操作、黒闇白光銀輝

耐性:精神的苦痛耐性、肉体的苦痛耐性、老化耐性、魔法耐性、毒無効、自然影響無効、病魔無効

適正属性:火、水、風、土、雷、闇、光、死、龍

称号:転生者、希代の天才、剣神、魔物の大敵、狙撃者、賢者、厄災、魔を司る者、龍殺し


名前:ミコ

年齢:13歳

性別:女性

レベル:10557

魔力量:6721000000000/6721000000000

種族:人間

加護:魔法神

スキル:魔法創造、多重詠唱、無限魔力回復、魔法威力超上昇、魔法命中精度超上昇、魔法発動速度超上昇、魔力爆発、魔法陣不要、霊化、偽魂創造、神弾、神速、神眼解放、不死、神器召喚、超鑑定、超強化、万能感知、看破、スラッシュ(斬撃数変更可)マナバレット(弾数変更可)、魔力完全操作、魔眼、超集中、無限収納、隠密、絶対防御結界、絶対切断、投擲、永久再生、魔力吸収、完全記憶、速読、睡眠・休養不要、変化、魔弾、偽装、契約、転移、念話

アーツ:白世界、永久拘束、霊獄門、霊園、罪科、否定、魂盟契約、死盟契約、血盟契約、魔盟契約、遊戯カード、恐怖支配、魂爆、縛魂、時間停止、心凍、白炎、反転、白鎖、白雨、雪月花、神霊吸姫天命弾

連携スキル:白黒銀世界、永久溶結、魂交換、魔力循環、時空操作、黒闇白光銀輝

耐性:魔法耐性、精神的苦痛耐性、肉体的苦痛耐性、老化耐性、毒無効、自然影響無効、病魔無効

適正属性:火、水、風、土、雷、闇、光、氷、霊

称号:魔神、希代の天才、神の遣い、導く者、剣聖、魔物の大敵、狙撃者、大賢者、厄災、魔を司る者、龍殺し


「嘘でしょ。神族系の加護!それにスキルもアーツも多すぎるし」


「ふふ、先生それが二人が私の護衛騎士になった理由です」


「なるほど。よくわかりました」


神族系の加護は1000年に一度現れると言われているほど稀少な存在だ。

手厚く保護するのも納得できるし、護衛騎士となれるほどの強さもあるようだ。

平民がいきなり護衛騎士となった理由が分かった。

今度は筆記試験の部屋に移る。


「では次に筆記試験です。この問題を解いてください。時間は50分です」


二人は用意しておいたペンを持つとものすごい速度で文字を書いていく。


「「できました」」


「まだ1分もたってませんよ!」


二人は一分もかからずナイト国最難関と言われる。

我が校の筆記試験を終えた。

私は二人の答案を見ていくが全て正解だ。

常識外れのようだ。

次は実技試験を行うため、第一訓練場にやってきた。


「次は実技試験の剣術です。我が校の剣術教師との剣で勝負してください。剣は持ってきた剣で構いません」


シン君は剣神の加護を持っているようですしシン君からですかね。


「私からやるわ」


私の予想が外れ最初にやるといったのはミコちゃんだった。

するとシン君の手元が光り、木剣が現れた。

シン君がそれをミコちゃんに投げる。

あれが、シン君のスキル「創造」か。


「では、よろしく頼む。私はこの学園の剣術試験を担当しているバルガスだ。私は真剣を使うから木剣はやめた方がいい、なんなら我が校の剣をかそうか?」


「問題ないわ」


ミコちゃんは自信満々の様子で木剣を構える。


「では構えて、、はじめ」


その瞬間、ミコちゃんは木剣の先をバルガスの首筋に当てていた。


「しょ、勝者ミコ」


「まったく見えなかった」


「次は俺だな」


ミコちゃんが下がり、シン君が前に出てくる。


「俺はミコのように一瞬では終わらせないようにする」


そうミコちゃん以上に自信満々でミコちゃんと同じように木剣を構える。


「両者構えて、、はじめ」


その瞬間、


バキッ


バルガスの剣がシン君の木剣にたたきおられた。

そして流れるようにその木剣をバルガスの首筋に当てられる。


「、、、」


私は何も言えなかった。


「学園長先生。これは俺の勝ちだと思うのですが」


シン君は私に勝敗を確認する。


「勝者シン」


「シン君、どうやって俺の剣を負ったんだ?」


「先生の剣の一部にほんの少しひびが入っていた。俺はそれを見つけ、そこに力が伝わるように剣の側面をたたいた。この木剣は頑丈さだけなら先生の剣より上だからな。先生の剣をたたき折れたってわけだ」


「なるほど。すごまじい剣術の才だな」


本当にすごい。

次は魔法の試験をするために第二訓練場に移動した。


「あの的に魔法を放ってください」


「壊してしまってもいいですか?」


「構いませんが、あれはミスリルでできているので壊れることはないと思います。どちらからしますか?」


「俺からする」


今度はシン君が先に前に出た。


「火属性災害級魔法「インフェルノキャノン」」


その瞬間、地獄の業火が圧縮され創られた砲弾が的に向かっていく。

そして、的に命中した瞬間、的を焼き尽くした。

インフェルノキャノンは、インフェルノを圧縮することで範囲を減らし火力を上げた魔法だ。

ミコが「魔法創造」で創った魔法だ。

私は唖然とした。

今までこの魔的が破壊されたことなど無かったし、シンが失伝したはずの災害級魔法を使ったということも含めて、私は目の前のことが信じられなった。


「学園長先生、驚いているようですがミコの魔法はもっと凄いですよ。なんせミコは魔法神の加護をもっていますから」


セーラさんはそう不敵に笑う。

私のセーラさんの印象は、気弱で何でも一人で抱え込んでしまうというもとだった。

だが、今のセーラさんを見ると、いつでも自信満々でシン君とミコちゃんに絶対的な信頼をおいているようだ。

そんなことを考えていると、気づいたらシン君は下がり、ミコちゃんが前に出ていた。

シン君が壊した横の的を使うようだ。


「火、光混合属性絶望級魔法「サンキャノン」」


その瞬間、小さい太陽が的に向かって進んでいく。

そして、的に当たった瞬間的は一瞬で燃え尽きた。


「二人とも、筆記、実技どちらも満点で合格です」


私は文句なしの合格を二人に告げた。

そして、私は思った。

神族系の加護は絶対に敵にまわしてはならないと。

そして、これだけの強い護衛騎士をもつ、セーラ王女を絶対に舐めてはいけないと、魂に刻み込んだ。

その後、シン、ミコ、セーラは城に帰った。


「それで二人はどうだったかな?」


「全て満点てすよ。筆記も実技も」


「だらうね」


その後、レイル陛下と少し会話した。

きっとあの二人によって貴族に支配されている学園は変わるだろう。

私は学園の変化を予感した。

今回はほとんどシン視点がないという珍しい回でしたね。

次からは学園編です。お楽しみに。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

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