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第318話 終業式と死神への勧誘

本日、番外編で二日遅れですがバレンタイン特別編を投稿しました。

興味のある方は後書きにある下記URLからお読みください。

追記:体調崩してるのとテストが近いため、テストが終わるまで投稿休みます。

ツルギの勧誘に成功した数日後、俺達は久しぶりに学園に来ていた。

今日は学園の終業式なのだ。

ユアからせっかくだから来ない?

と言われたので、たまには学生らしく学園に行くことにしたのだ。

まぁ登校は転移でなのだが。

その後、講堂で学園長の話を聞いた。

まぁ内容としては、とにかく健康に気を付けて新学期に元気な姿で登校してね。

というだけだったし、1分くらいしかなかった。

話が短いところはマーゼ学園長の良いところだと思う。

結局終業式は10分かからず終わった。

そこから各教室で担任から春休みや進級についての説明が行われるらしい。


「明日からしばらく、春休みになるわ。まぁこのクラスにはそれが関係ない人も数人いるけど」


俺達の事だな。

まぁ、授業の免除で来てないから毎日休みみたいなところはある。


「まぁ、私とユイは春休みを満喫するから、課題もないのだし皆も楽しみなさい。進級って言ってもこのクラスからはいなくなる子もいないし、特にいうことないわね。教室もそのままだし、担任も私」


本来この学園ではテストの結果でクラスが下がったり上がったりする。

ちなみにだが、俺達はテストも免除なので卒業までSクラスで固定だ。

ユイなんかはテストの時はユアの手伝いをしたりするらしい。

また、職員室に入り浸っているらしく他クラスの生徒の数人には教員だと思われているらしい。

このクラスは優秀な生徒が多いようで誰も下がらなかったらしい。

クラスの変更は面倒だから優秀だと楽で助かるとユアが言っていた。

他クラスの教員が慌てているなか、ユアは即効で帰宅したため白い目で見られたりもしたらしい。

ユアもユイも昔よりも自由人になっている気がする。

まぁそんなこんなで学園に顔だけ出して俺たちは魔王城に戻った。

ユアとユイは部屋でゆっくりするらしい。

二人の部屋はどちらも遮音結界が張られている。

俺なりの気遣いという奴だ。

きっと今日は2人は眠らない夜を過ごしことだろう。

セーラとミーゼはナイト王国に戻るらしい。

俺の命令であるナイト王国の正教会の破壊を遂行するために色々と工作をしているようだ。

一つ一つ破壊してはナイト王国が荒れる。

セーラとしてはそれは望ましくないらしい。

まぁセーラはナイト王国の王女だ。

なるべく国を荒らしたくはないのだろう。

まぁ、別に命令こそしたが急いでやってほしいわけでもない。

セーラ達が俺の命令を反故にするとは思えないし、上手くやるのだろう。

ライシュはレベル上げをしに魔境に行くようだ。

最近、ほぼ毎日魔境に通ってレベル上げをしているようだ。

以前とは比べ物にならないほど強くなってきている。

まぁいいことだ。


「ゼミル、すまないが残ってくれ」


「分かったわ」


ゼミルには周辺国家に疫病を広まらせている。

まだ大きく動いていないようだが、着実に行っているらしい。

今日も周辺国家に病を広げに行こうとしていたみたいだが、俺が呼び止めた。

ちなみにだが俺の傍には当然ミコもいる。


「それで、何の用?」


「ゼーラと会いたいんだが、どこにいるか知らないか?」


「ゼーラと?もしかしてゼーラを十六魔将軍に?」


「あぁ、ダメか?」


「まさか、シンが決めたことなら全く問題ないわ。ゼーラの実力は私が保証するわ」


「そうか。良かった。それで今どこに?」


「正教国にいるわ」


「正教国?何故?」


「ゼーラは私を手伝ってくれているの」


「成程。今呼び戻せるか?」


「勿論。ちょっと待ってて」


ゼミルがそう言って数分後、魔法陣が現れゼーラが転移してきた。


「久しぶりじゃのう。魔王様」


「あぁ、久しぶりだな」


「して、妾に用とは何じゃ?」


「単刀直入に言おう。ゼーラ、十六魔将軍とならないか」


「十六魔将軍、というと七魔公の次に位の高い幹部じゃったと記憶しておるが、良いのかの?以前は妾を幹部にすることは出来ないと言っておったが」


「色々あって、十六魔将軍の席が多く空いてな今勧誘をしているんだ」


「それで妾に白羽の矢が立ったと」


「そういうことだ。どうだ?」


「断る理由がないの。よろしく頼む」


「よかった。すまないな呼び出して、それだけだ」


「いやいや、気にせんでよい。妾は魔王様の配下なのだからの」


「そう言ってくれると助かる。っとそうだ。祝いは何が欲しい?」


「幹部就任祝いじゃったか?」


「あぁ、基本俺が考えるが何か希望があるのならかなえよう」


「そうじゃのう。特に思いつかん。そうじゃ、ゼーデ。何か希望はないのかの?」


「私?何で?」


「普段からゼーデにはお世話になっておるからのぉ。何か願いを叶えてもらえるのならば、ゼーデの願いをと思ったんじゃ」


「別に私はないわね」


「うーむ。なら、魔王様に任せるかのぉ」


「分かった。とりあえず、それだけだ」


「うむ。では妾は失礼する」


そうしてゼーラは「テレポート」で転移していった。


「それでは魔王様。私も失礼します」


「無理はするなよ」


「ありがたきお言葉。ですが、このような些事で無理をするほど力は弱まっておりませんので」


ゼミルはそう不敵に笑った。


「そうか」


「では」


そういってゼミルも「テレポート」で転移していった。


「シン、次はどこに?」


「次はバタフライ王国だ」


「ってことはあの二人ね」


「あぁ」


そうして俺とミコは「エリアテレポート」でバタフライ王国の王都に転移した。





ユア視点


私は仕事が終わって、魔王城に戻ってすぐにユイと一緒に自室に戻った。

私もユイも各々の個室があるが、ユイは大抵私の部屋で過ごしている。

ぶっちゃけユイの部屋は物置みたいな状態だ。

まぁ私がユイと一緒にいられてるってことだからまったく問題ないんだが。


「はぁ、疲れた」


「お疲れ様。お姉ちゃん」


「ありがと。でもしばらくは休みね」


「うん。いっぱいイチャイチャしようね」


「えぇ」


そんな会話しながら二人でベッドに寝転がる。

ダブルサイズのベッドだ。

二人で寝ても広々していて快適。

魔王城にいるメイドさんにいえばキングサイズにもしてくれるらしいが、さすがにそこまで大きくなくてもいい。

私とユイが広々寝れればそれで問題ないし。


「にしても、相変わらずこのベッド気持ちいい」


「そうね。広くてきれいな部屋に美味しいごはんもある。魔王城って最高の家ね」


「ここに住ませてくれるシンには感謝してもしきれないね」


「そうね。本来なら、部外者の私たちが住んでいい場所じゃないわ」


「まぁ、シン達が私達のことを友人だって思ってくれてるって証だよ」


「そうね。まぁシンに頼られたらその時に返しましょ」


「そうだね」


そんな会話をしながら私とユイはお互いを強く抱きしめ合う。

ユイが私にキスをしてくる。

啄むような優しいキス。

あぁ、幸せ。

私も同じようにキスをする。

するとユイが舌を入れてきた。

キスはどんどんと激しくなっていく。

気持ちいい。


「おねえちゃん」


ユイが服を脱ごうとするが、私はそれを止める。


「なんで?」


ユイが赤くなっている顔で聞いてくる。


「お昼ご飯。まだ食べてないでしょ。それ食べるまでおあずけ」


「そんなぁ」


ユイが悲しそうな顔でそう言う。

ごめんね、ユイ。

もうちょっとだけ我慢してね。

それから私はユイを置いて部屋を出て廊下にいたメイドさんに昼食を頼んで持ってきてもらった。


「「いただきます」」


二人で持って切れ貰った昼食を食べる。

口移しをしようかと考えたけど、そうしたら私の方が我慢できなくなりそうだったからお互いに食べさっせあうだけにしておいた。


「「ごちそうさまでした」」


食べ終わり、そう言った瞬間ユイが私に抱き着いてきた。


「もう、無理」


そこからはひたすらに時間を気にせず愛し合ったのだった。

終業式、そろそろ入れとかないとまずい。

割と普段から無茶苦茶だけど、そろそろかなというあいまいな感覚の元無理矢理入れました。

最後のユアとユイのイチャイチャは最近百合不足気味な作者の発作なのでお気になさらず。

巻き返しカウント:108話

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この作品の番外編です。

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こちらもお願いします。

異常者の恋愛は異常です

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