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第28話 最強の戦い2

初心者です。

生暖かい目でご覧ください。

誤字脱字等ございましたら、ご連絡ください。

ミコが使用した「反転」というアーツですが、少し都合が悪くなったため「逆転」に変更しました。

俺はミコと摸擬戦をしている。

負けたら、ミコの言うことを一つ聞かなければならない。

普段のミコは優しいが、この命令の時のミコは少し怖い。

だから絶対に勝たなければならない。

ぶっちゃけミコも俺もお互いのスキルやアーツなんて知り尽くしている。

だから、お互いの前で一度でも使った技は基本的に通用しない。

つまり、摸擬戦に勝つには新しい技を創りださなければならない。

俺はとりあえず時間を稼ぐためにスキルを使う。


「ワンハンドレットスラッシュ」


100の斬撃がミコに飛んでいく。


「絶対防御結界」


だが、ミコの結界に防がれてしまった。

「絶対防御結界」は文字通り絶対防御でそもそもとても頑丈な結界でかなりの威力の攻撃でなければ意味をなさず。

どれだけ強力な攻撃でもその攻撃は耐える。

まぁ簡単に言えばどれだけ強力な攻撃でも一度は絶対に防御する結界だってわけだ。

つまり、遠距離系の攻撃はなかなか通らない。

なら接近戦で攻めるしかない。

俺はひたすらに近づいて神魔を振るう。

当たらないが、その間にひたすらに新しいアーツを考える。

俺に足りないのは速さだ。

今はミコの方が速いからミコに攻撃を避けられる。

なら、もっと速くなればいい。

俺は少し考える。

、、、思いついた。

俺はその技をアーツにするため強くイメージしていく。

俺はミコと距離をとる。

そして深呼吸をして、新しく創ったアーツを使う。


「瞬間斬:一の剣「瞬き」」


その瞬間俺はミコの目の前に一瞬で移動し、ミコの魂を一つ斬った。





ミコ視点


私は今シンと摸擬戦をしている。

そして今、私はシンに二つ目の魂を破壊された。

めちゃくちゃ痛いがとりあえず逃げなければ。

私は「テレポート」で転移する。

「瞬間斬」聞いたことがない技だ。

恐らく、シンの新しいアーツだろう。

私も速くアーツを創らないと押し切られる。

私は5重に「絶対防御結界」を発動する。

これで時間稼ぎになるだろう。

私に足りないのは攻撃の範囲と火力だ。

「インフェルノ」なんかは攻撃範囲が調節しやすいが、火力が足りない。

かと言って他の災害級以上の魔法は魔法の展開に時間がかかる。

、、、シンプルに「インフェルノ」の火力を上げるイメージにすればいい。

私は思いついた技を強くイメージする。

そして深呼吸をし、新しく創ったアーツを使う。


「白炎」


その瞬間、私の周りがかなり広い範囲白い炎に包まれた。

この感覚、シンの偽魂を一つは破壊できただろう。


「無視」


シンは咄嗟に無視を使ったようだ。

私の攻撃が意味をなさなくなる。

だが、私は既にもう一つアーツを思いついているのだ。


「逆転:黒氷」


その瞬間、白い炎が黒い氷に変わり、シンを凍らせる。

もう一つ、シンの偽魂を破壊できたようだ。

私が新しく創ったアーツは「逆転」というアーツですぐ前に発動した技の効果を逆転させることが出来るというアーツだ。

だが、シンの魔眼を発動したことによって赤色に光っている目がさらに強く光り、

氷が破壊される。

「魔眼」とは様々なスキルが統合したスキルなため、様々な魔眼がある。

まず普通の「魔眼」は「魔力視」や「弱点看破」などの常用しても問題ない効果だ。

だが、「魔眼」はそれだけではない。

その普通の「魔眼」の効果にプラスして対象に呪いを付与する「呪いの魔眼」対象を拘束する「束縛の魔眼」など他にも様々な「魔眼」がある。

今回シンが使ったのは「破滅の魔眼」だろう。

文字通り対象を破滅させる強力な魔眼だ。

まぁ自分より魔力の低いものしか効果はないし、魔力の消費も激しいので乱発はできない。

「魔眼」のスキルに関しては使い方によってはアーツ以上に魔力の消費が激しいこともある。

だが、時間は稼げた。

今日は冴えてるわ。

またアーツを思いついた。


「白鎖」


その瞬間、シンを白い鎖が拘束する。


「あは、捕まえたー」


そして私はシンに近づく。

そして私の腕はシンの体を貫きシンの偽魂を引き抜く。

そしてその偽魂を握り潰す。


「シン、4つ目よ」


「そうか、お返しだ「黒鎖」」


その瞬間、黒い鎖が私を拘束する。

シンは「破滅の魔眼」で「白鎖」を破ったようだ。


「3つ目だ」


そういって私の偽魂はシンの神魔で貫かれた。


「そりゃ、白ができれば黒もできるわよね」


私の魔力の色は白だ。

だから私のスキルやアーツには白がつく物が多い。

ちなみにシンの魔力は黒でスキルやアーツに黒がつく物が多い。

白と黒は反対だが性質は反対なようで似ている部分もあり、アーツなどは自分ように変えて使うこともある。

私も「破滅の魔眼」で「黒鎖」を破る。


「黒雨」


さらに、シンが新しいアーツを使う。

すると、黒い雨が降ってきた。

私はとっさに「絶対防御結界」を張るがすぐに全て消滅してしまい。

私は雨に当たる。

すると、体が重くなる。


「これは、呪いと毒?」


「正解。その他にも敵に害のあるものもりだくさんだ」


「悪趣味なこと「白雨」」


「浄化か」


「正解」


「白雨」のイメージは自分に害のあるもの全てを浄化する。

「黒雨」とは対になるアーツだ。


「だが、浄化したところですぐには回復しまい「審判」」


まずい、シンが使ったアーツは「審判」このアーツは対象に裁きを起こす。

私には強力な雷が落ちてきた。

偽魂が一つもっていかれた。

普段ならこの程度の雷はどうってことないが私は今弱体化している。

浄化には少しばかり時間がかかるのだ。


「これで4つ。同数だ」


私たちはお互いに距離をとる。

お互いさらに新しいアーツを創ろうとしているのだろう。

私は既に思い付き、創っていいる。


「雪月花」


その瞬間、吹雪が吹き始め、私の後ろに月が出て、白い花が咲き出した。

そしてその花が吹雪によって散り、それが刃となってシンに直撃する。

偽魂を1つもっていけたようだ。


「暗黒波」


黒い波が私に向かって流れてくる。

避けられない。

私は偽魂を1つ持っていかれた。


「これでお互い残り5個だ」


「私も疲れたし、次で最後よ」


私たちには直撃すれば一回で偽魂を5つ持っていけるほどの威力のアーツがある。

ただこれは大量の魔力を消費するのでしょっぱなから使おうものなら普通に魔力不足だ。

だからいつも最後に使う。

それに直撃を避けられれば魔力不足でまず負ける。

さらに、その技を使った後は反動でとても弱体化する。

お互いに慎重になる。

お互いの最高火力の技だ。

シンは神魔に魔力を溜める。

私は手元の吸魔を杖のように持ち、目の前に魔力を溜める。


「神魔龍王天命剣」


「神霊吸姫天命弾」


シンは神魔を振り下ろすと巨大な斬撃が、私は魔力を発射させると巨大な魔弾が。

お互いの技がぶつかり合う。

だが、技を放ったからと言って油断はできない。


「瞬間斬:二の剣「瞬斬」」


シンがいきなり私の目の前に現れて神魔を振る。

私の偽魂が2つももっていかれた。


「トリプルマナバレット」


私が放った三つの弾がシンの偽魂を3つ貫く。


「スラッシュ」


シンの斬撃で私の偽魂が斬られる。

私は痛みに悶えながらシンの体を手で貫き魂を一つ潰す。

シンは咄嗟にさがって「創造」でナイフを創りスキル「投擲」を使って投げる。

それのナイフは私の偽魂を気づ付けた。

そしてシンは神魔を私は吸魔を振りお互いの最後の偽魂を破壊した。

シンと私はそこで意識を失った。





セーラ視点


「凄い」


私は感動していた。

これが最強の戦いなんだと感動していた。

シンとミコの技はどれも強力だ。

しかも偽魂でも魂が破壊されたときと同じくらいには痛みが走ると言っていた。

そんな状況でも動けるなんてすごい。

二人が本気になれば本当に世界程度滅ぼせてしまいそうだ。

私は二人に出会えたことが人生最上の幸運だと思った。

二人を見ていると自分ももっと強くなりたいと思う。

アーツというのは普通人生を捧げて一つ創るもの。

それをポンポンと二人は創り出す。

そしてシンとミコは最後に大技を撃つ。

それで勝負が決まるかと思ったがシンは大技を放った瞬間にミコに近づき攻撃する。

本当にお遊びではなく実践のような摸擬戦だ。

そしてそれに咄嗟に対応するミコも凄い。

本当に同い年とは思えない。

そして勝負の決着がつき二人が倒れても私はただ茫然としていた。

この時、私は既にシンとミコに心酔していたのだった。





シン視点


「う、頭痛い」


俺は起き上がる。

そういえばミコと摸擬戦してたんだっけな。

俺は破壊された偽魂をスキル「偽魂創造」で補充する。


「う、うぅ。体痛い」


ミコも起きたようだ。


「えぇと勝敗は?」


「分からん。セーラ、どっちが先に倒れた?」


俺は見学していたセーラに勝敗を確認する。


「同時に倒れていたわ」


「なら引き分けだな」


「そうねぇ」


俺たちが摸擬戦するといつもこうなる。

魔法禁止だとか剣禁止なら別だがなんでもありだと基本的にいつも引き分けだ。


「さてと、一応これはセーラの休憩だったわけだし、セーラの訓練を再開するか」


「え、大丈夫?結構疲れてるでしょ」


「大丈夫よ私たちには「睡眠・休養不要」のスキルがあるから肉体的には問題ないわ。魔力も回復してるし、問題ないわ」


「まぁ精神的には結構疲れてるけど」


「それじゃ、頼もうかしらね」


「って言ってもスキル自体は取得してるからあとは俺が「創造」で統合したり、進化させたり、派生させたりするだけだ。ただ」


「ただ?」


「それをするには頭に手を置かないといけないんだがいいか?」


「あら、そんなことを気にしていたの?ふふ、構わないわ」


「そうか。よかった」


「セーラ、頑張ってね」


「私、何か頑張ることあるの?」


「始まればわかるわよ」


「?分かったわ」


セーラはいまいちミコの言いたいことが分かっていないようだ。


「それじゃ、始めるぞ」


俺はそんな会話を聞きながらセーラの頭に手をのせ、「創造」でスキルを統合させたり、進化させたり、派生させたりしていく。





セーラ視点


シンのスキル強化が始まる。

私は目を瞑っておく。

ミコが何か応援していたが、始まると分かるそうなので始めるのを待つ。

すると、シンの魔力が私に流れてくる。

この感覚、まさか、、、


「う、うみゅ、うひゃ」


ミコの言っていた頑張っての意味が分かった。

また私に快楽が流れてくる。

私のバカ、よく考えれば当たり前じゃない。

結局スキルっていうのは体の一部なんだからそれをいじられたら、それはこの前の魔力回路を創りかえられるのとあんまり変わらないじゃない。

ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい気持ち良すぎる。

もう、私の中のものが混ぜられたり、分離されたり、強く魔力を押し当てられたりしていく。


「あ、あぁ、うみゃ、いあ」


こんなのヤバすぎ、痛みに耐えるのは自信があるけど快楽は耐えられない。

私はまた、ひたすらに快楽に耐え続けたのだった。





シン視点


「セーラ、終わったよ」


「終わったぁ」


セーラは力が抜けたのか地面に座り込む。

やっぱりこうなったか、こればっかりは慣れてもらうしかない。


「とりあえず、もう外の時間でもいい時間だから戻ろうか」


「うん」


セーラは恥ずかしかったのか下を向いてしまった。

俺とミコは苦笑するしかなかった。

だが、これでセーラに取得して欲しかったスキルの取得は全て完了した。

快楽に関しては慣れてくれとしか言えない。

俺もミコも経験しているから。

シンとミコの摸擬戦の最後の方の攻撃は普段はミコは「スラッシュ」程度のスキルや投擲されたナイフ程度では傷つきません。

シンも普通は「マナバレット」程度じゃ傷つきません。

ですが、二人は大技を放った後で魔力がもうほぼゼロに近く、弱体化もしていたため二人の偽魂は破壊されました。

それと、今回の摸擬戦で生み出されたアーツの数がもともとのアーツの数と考えると多すぎると感じる方もいらっしゃると思いますが、そもそもアーツは戦いの中で生み出されます。

そしてシンとミコは大抵の敵は今までのアーツで事足りました。

二人が新しくアーツを創るときは二人での摸擬戦のときです。

しかし、そもそもシンとミコは戦闘狂ってわけではないので摸擬戦をそもそもあんまりしないし、したとしても軽いものや魔法禁止など普通に行うものじゃなかったりもしたから今までそこまでアーツが生み出されませんでした。

しかし、今回は本気の摸擬戦だったためアーツがたくさん生み出されたわけですね。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

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