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第247話 バタフライ王国でのデート1

はい、遅刻。

からの眠すぎて文が変かも。

すみません。

追記:忘れてたけど投稿初めて9か月が経ちました。

ありがとうございます。

最近、投稿できなかったり遅刻したりしてばっかですけどこれからも頑張っていきたいと思います。


追記2:一部設定に矛盾があったため修正しました。大きな変更はありません。

俺達は今、今日の予定であった学院の案内が終わって暇を持て余していた。

シェールからは自由にしてよいと言われている。

俺としては城を回って魔王軍の者たちに挨拶でもするか。

しかし、きまずい。

七魔公や十六将等の魔王軍の幹部に位置するものならまだしも、それより下の者とは俺はあまり関りはなかった。

俺はあまり良い王とは言えなかったからな。

ちなにだが、魔王軍は七魔公、十六将、の他にも数人幹部と呼べる者がいる。

ガーナやアンデスも幹部と呼ばれる立ち位置にある。

ガーナは正式な立場としては、魔王城統括メイド兼魔王専属メイド。

アンデスの正式な立場としては、七魔公「黒蝶」補佐兼、魔王軍アンデット管理官。

というようになる。

ちなみにアンデスのアンデット管理官というのは文字通りアンデットを管理する者のことだ。

魔王軍は多数の魔物を従えており、その全てのアンデットを管理し統括するのがアンデスなのだ。

さて、話を戻すと俺は魔王軍の幹部相手ならば気軽に話しかけれる。

ただそれより下のものだと俺から話しかけるのは正直気まずい。

よくよく考えたら前世で俺が孤立したのって俺がコミュ障だったからなのかもしれない。

俺は別に他人と話せないわけじゃない。

話しかけられれば話せる。

しかし、自分から赤の他人に話しかけるのは苦手だった。

というか今もあまり得意ではない。

興味が湧けばそれに意識がそれて話せる。

それに大抵そういうやつとは最初戦うからな。

戦いで相手のことを知れれば少し話せるようになる。

うん、俺はコミュ障じゃない。

赤の他人に話しかけるのがあまり得意じゃないだけだ。

うん、とりあえず魔王軍の者に話に行くのはやめておこう。


「シン、せっかくだからこの国をデートしない?」


俺が何をするか考えているとミコが俺にデートを誘ってきた。


「おっ、いいな。行こうか。構わないか?」


俺はシェールに問う。


「勿論にございます。私の物は全て魔王様の物です。つまり、この国も魔王様の物です。お好きにお過ごしください。何かあれば「念話」を頂ければ手を回します。ただ」


「ただ?」


「またお時間のある時に、私もしていただきたいです」


「ははっ。分かった、その時は誘おう。では行ってくる」


「じゃあまた後で」


「いってらっしゃい。楽しんできて」


「話を聞かせて」


「「災禍」ばかりズルい。けど、まぁしょうがない」


「いってらしゃいませ」


俺達は皆にそう言われて「エリアテレポート」で転移するのだった。

俺達が転移したのは先ほども来た城門前だ。


「さて、とりあえず適当に歩きましょうか」


「そうだな」


俺とミコはそう言って適当に歩き始める。

別に戻るときは城に転移すればいいだけだし、帰り道を気にする必要もない。


「そういえばこの国ってナイト王国の金使えるのか?」


「使えるわよ。私の専属メイドに聞いたもの」


「そういえば、お前。専属メイドと仲良かったな。確かお前の専属メイドは真祖の吸血鬼だったか」


「えぇ、そうよ。私が作ったの。私に依存してて可愛いの。再会した瞬間泣いちゃって」


「そうだったのか」


ミコの専属メイドの種族は真祖の吸血鬼だ。

吸血鬼というのはミコが住んでいた吸血鬼の国から出ない。

そしてその国はミコが滅ぼしたため、一時期世界に吸血鬼はミコだけという状態になっていた。

別にそれ自体はいいんだが、ミコの専属メイドを決めるとなった時にミコが吸血鬼に近い種族がいいと言ったのだ。

そこから紆余曲折あって、結局ミコが吸血鬼を作ることにしたのだ。

吸血鬼には階級のようなものがある。

下級吸血鬼、上級吸血鬼、真祖級吸血鬼、始祖級吸血鬼だ。

吸血鬼国の平民は大抵が下級吸血鬼だ。

貴族や王族になると上級吸血鬼が大半となる。

真祖というのは一部の天才しかなることがない。

真祖になるためには吸血鬼の上位主とならなければならない。

真祖級以上の吸血鬼は吸血鬼とついてはいるが、種族で言えば吸血鬼ではない。

ミコの種族、吸血姫が分かりやすいだろう。

上級吸血鬼の天才と呼ばれるレベルの者が極稀に吸血鬼の上位主となることが出来る。

その上位主こそが真祖の吸血鬼と呼ばれる。

真祖の吸血鬼に至ると吸血鬼を作り出すことが出来る。

ミコは災禍の魔女として生物をたくさん殺したことによって存在としての格があがり、ミコはの階級は始祖の吸血鬼だ。

ちなみにだが、始祖の吸血鬼になったが全ての吸血鬼の祖先になったというわけではない。

この階級と言うのはあくまで強さの指標のようなものだからな。

ちなみにだが、始祖が作った吸血鬼の階級は真祖となる。

真祖が吸血鬼を作った場合は上級吸血鬼となる。

当たり前だが上級吸血鬼よりの格下の下級吸血鬼も真祖、始祖ともに作ることが出来る。

さて、話を戻すが。

ミコは自分の専属メイドとして真祖の吸血鬼を作り出した。

ちなみに強さで言えばアンデスの次に強いくらいだ。

ミコの専属メイドも幹部まではいかないが、魔王国である程度の権力的な力がある。

というか七魔公の専属メイドは全員がある程度の権力がある。

レイメス、シェール、ルミネスには専属メイドいないが。

話を戻そう。

真祖や始祖の吸血鬼が吸血鬼を作り出す方法は2つある。

1つ目は既存の生物を吸血鬼にすること。

こちらの方が簡単かつ、吸血鬼になる前よりも少し強くなる。

2つ目は血から吸血鬼を作り出す方法だ。

吸血鬼からして、血というのはかなり万能だ。

大量の高品質な地と魔力があれば創り出すことが出来る。

こちらは使用した血の量、品質、魔力量、魔力質が創り出される吸血鬼に直結する。

ミコの専属メイドは後者だ。

ミコが創り出した。

ゼロから創り出したのは前述したとおり血や魔力に影響されるため能力が左右される。

またゼロから創り出した吸血鬼は始めから製作者に忠誠心が高い。

それは酷くなると依存となる。

っと、あまりデートに関係ないところに意識を飛ばしてしまった。

ちなみにだがミコはこれ以上吸血鬼気を作る気はないらしい。

俺がそんなことを考えていると、明らかに発展したところに出た。


「適当に見るか」


「そうね」


俺達は発展したところをうろうろとする。

串カツが売っていたので食べてたりした。

味は悪くなかったが、わざわざ買うほどでは正直なかった。

まぁそれも経験かと俺とミコは2人で笑った。

ちなみにだが俺達はずっと一緒に手を繋いでいる。

それはそれで構わない。

ミコの手は柔らかくて気持ちい。

ずっと触っていたいくらいだ。

だから問題ない。

俺はそんなことを考えながらミコとお店を見て回れるのだった。





ミコ視点


私は今、シンとデートをしている。

シンと手を繋いで色々なところを見れている。

私はデートが始まった最初からシンに「マインドリーディング」を発動していた。

どうやら私が専属メイドの話をしたから、吸血鬼についてのことを思い浮かべていた。

まぁ、この世界に純粋な吸血鬼は私だけだからいいんだけど。

私の専属メイドである真祖の真祖級のメイドは優秀にするため色々と改造したので純粋な吸血鬼とは言えない。

だからこそ私は胸を張って世界最後の吸血鬼と言うことが出来る。

って、私もどうでもいいことについて考えちゃってる。

今はシンとのデートの時間だ、存分に楽しむとしよう。

私はシンといろんなお店を回っていく。

途中、串カツを食べたけどシンが「創造」で創ったものの方が美味しかったということをここに記しておく。

そんなこんなで私達は今、デート中だ。

こんな機会、何回も今まであったわけじゃないし。

まだまだシンとのデートを楽しむとしよう。

ね、眠い。

巻き返しカウント:24話

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