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第222話 死神復活

昨日寝落ちしました。

すみません。

同時に本日作者別小説である、「異常者の恋愛は異常です」の方も投稿しました。

興味のある方は後書きから読んでみてください。

俺達は今、ゼーデを復活させた。


「ゼーデ、まずは復活おめでとう。まさかお前がこんなにも身近にいたとは分からなかった」


「申し訳ございません。記憶を失っていたもので」


「あぁ、分かっている。それでお前のことはどう呼べばいい?今まで通りゼミルか?それともゼーデか?「死生」でも構わないぞ」


「お好きに読んでいただいて構いませんが。そうですね」


そうしてゼーデは少し考える。


「ゼミルでお願いいたします。ゼーデという名も気に入っておりましたが、私は新たな生を手に入れたので」


「そうか。ではゼミルと呼ぶことにする。お前も俺を好きなように呼んでもいいぞ」


「そんな、恐れ多い」


「今までは呼び捨てだったんだ。気にせんさ。好きに呼べ。敬語も外していい。正直ゼミルに慣れているからお前に敬語を使われると違和感を感じてしまう」


「で、ではシン。とお呼びさて、呼びます」


そう言いつつもゼーデは俺に跪いたままだった。

まぁこれから直していくとしよう。


「あぁ、それでいい。それと、お前の記憶はどこまである?」


「ゼミルとしての記憶、ゼーデとしての記憶、そして死神ゼーラとしての記憶。全て問題なく覚えてるわ」


「そうか。お前は死神ゼーラは今どうなっている?」


「さぁ、少なくとも私の中にはおりません」


そうか。

その返答は予想通りのものだった。

今まで、ゼミルの魂にはゼーデの魂と死神の魂があった。

だが、今ゼミルの魂にいるのはゼーデだけだ。

俺が「破壊」でゼーデと死神の魂を分離したからだ。

そしてその分離した後の魂はまだ俺の体内にある。

ならば。


「ゼミル、お前はまた死神と会いたいか?」


俺はゼミルに問う。


「そうね。なんだかんだ、迷惑もかけたし、会えるのなら会いたいわね」


「そうか」


どうやら死神の話は本当だったらしい。

それじゃあやるか。


「皆、もう一度協力してくれ。死神を復活させる」


「「「「「「「「「勿論」」」」」」」」」


「そうか。それじゃあやろう。もう少し皆の魔力と神力をくれ」


俺はそう言う。

そして各々魔力や神力を俺に流し込んでくる。

死神の魂は元々ゼミルの魂の中にあり、俺が「破壊」でゼーデの魂と分離したため俺の体内にある。

だが、さすがの俺でも繋がりのない神を蘇生させたことはない。

ルミネスを蘇生したことがある。

だがそれはルミネスは俺が創った存在だからであり、とても深い繋がりがあるからだ。

だが俺と死神は今日であったばかり

ゼミル繋がりで俺とも間接的に繋がってはいるが、ほとんど意味がないレベルだ。

だが、俺は死神を蘇生させると決めた。

俺は配下の願いはなるべき叶えたい。


「スキル創造:神蘇生」


俺は「スキル創造」でスキル「神蘇生」を創り出す。

このスキルは「蘇生」と違って、神にしか効かない。

その分、どんな神でも治すことが出来る。

勿論膨大な魔力と神力が必要になるが。

俺はスキル「神蘇生」を発動する。

対象は俺の中にある死神の魂だ。


「はぁぁぁぁぁ」


俺も更に魔力と神力を高める。

そしてそしてそして。

ある時、俺の中から魂が出てきた。

その魂は俺のものではなかった。

やがて魂は人の形を成した。

今のゼミルそっくりの形をした少女に。

ゼミルの違う点としては髪色と目の色だ。

ゼミルは黒色の髪に対してそいつの髪色は白色だった。

そして最後にゼミルよりも圧倒的に小さい。

これは別に俺が望んだわけでもない。


ゼミルの目の色は紫なのに対してそいるの目の色は金色だった。

体が出来上がって、死神は眠った。


「う、ううん」


だが、すぐに起きた。


「ううぃ。アレ?何で妾はこんなところにいるのじゃ?」


「ゼーラ」


ゼーラが起きた瞬間、ゼミルが突進した。

そしてそのまま抱き着く。

ゼミルがそんなことをするなんて少し驚いた。

それほどゼーデとゼーラは仲が良かったのだろう。


「おぉ。久しぶりじゃなゼーデ」


「久しぶり。それとありがとう。おかげでまた魔王様と会うことが出来た」


「何、構わんよ。妾がお主に貰った恩はまだ返したりんしのう。にしても妾はどうなっていたのじゃ?ゼーデが助かっているようじゃし問題ないんじゃが」


「俺はゼミルの魂とゼーデの部分と死神の部分を分けたんだ。そしてゼーデの魂を俺のスキル「創造」を使って創ってなくなった部分を埋めて魂を安定させた。それでゼミルの魂は完全にゼーデのものだけとなった。魂が完全に状態となれば蘇生は容易い。後は分離したお前の魂に大量の魔力と神力を流した。神はその二つがあればある程度復活出来るだろうと思ってやった。で、お前が復活したってわけ」


「なるほどのう。妾の力は弱まり、分離された状態じゃ人の形を成すことが無理だったからのう。それをお主たちが魔力と神力を送って復活させてくれたのか。礼を言う」


そうして死神は頭を下げた。


「構わんさ。それで、お前はどうするんだ?ゼーデと一緒にいたいのならば部屋を用意するが」


「そうじゃの」


死神は少し考えて。

俺に跪いた。


「魔王様。妾はお主に大恩がある。よければ妾の忠誠を受け取ってほしい」


「いいのか?俺は人間だぞ」


「構わぬ。それほどまでに此度のこと、妾は恩義を感じておる。それにゼーデの主なら信用もできる。ゼーデとこれから一緒にいるのならばいっしょに働くのが一番であろう」


「はぁ、構わんが。生憎と幹部にすることは出来ないぞ。お前が俺の配下となる場合、「死生」直属の部下ということになる」


「構わん。むしろ理想と言えるのじゃ」


「じゃあそうしよう。ゼミル、構わないか」


「勿論。ありがと」


「よし、それでは上位神、死神ゼーラ。我、魔王の配下に加わりその幹部である七魔公第四席「死生」ゼーデ・デスリビング・グリムリーパー直属の部下となることを命ずる」


「承知しました。我、死神ゼーラは魔王様の配下の末席に加えていただき「死生」ゼーデ様の指示に従います」


「それじゃあ、ゼーラの部屋はゼミルと近い方がいいよな。ゼミル」


「どうしたの?」


「ゼミルの横の部屋ってあいてたっけ?」


「あいてるわよ」


「それじゃあそこにしよう」


現在、魔王城には部屋が有り余っている。

魔王城とは元々一つの国の王城だからな。

文官とかの使う部屋とか大量にある。

だが今はその部屋すべてが空き部屋だ。

なので割と部屋は自由にできる。

そしてたまに部屋を変えたりする。

魔王城の形とかは割と自由に操作できるからな。

現在魔王城は、地上五階建て、地下五階建てだ。

現在人が住んでいるのは地上五階、地上四階、地上三階、地下一階、地下三階、地下五階だ。

地上五階には俺、ミコ、セーラの部屋がある。

地上四階にはユアとユイの部屋がある。

地上三階にはゼミルとライシュの部屋がある。

地下一階にはレイメスの部屋がある。

地下三階にはミーゼの部屋がある。

地下五階にはルミネス、コピ、ゲームの部屋がある。

他の階にはリビングや大浴場等がある。

つまり、地上三階にゼーラの部屋が出来るわけだ。

ちなみにだが、昔はもっと部屋も階も多かった。

なぜならば配下がもっといたからだ。

七魔公の部下がいた。

今部下のいる七魔公はルミネスとゼミルだけだ。

ルミネスはコピとゲーム。

ゼミルはゼーラだ。

よく考えたら俺と七魔公以外の魔王軍全員神っておかしいな。

今更だがそんなことを考えてしまった。

昔は七魔公全員に直属の配下がいた。

ちなみに俺にはいなかった。

俺の直属の配下は七魔公だからな。

ちなみに軍はその魔公の席で決まる。

簡単に言うとミコは七魔公第一席だからミコの部下は魔王軍第一軍、セーラは七魔公第二席だからセーラの部下は魔王軍第二軍となる。

まぁ今はいないから大した意味ないが。

そこからはゼーラの部屋を案内して、解散した。

寝落ち駄目、絶対

巻き返しカウント:9話

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この作品の番外編です。

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こちらもお願いします。

異常者の恋愛は異常です

URL:https://ncode.syosetu.com/n6702iv/

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