第190話 添い寝
少しだけ性描写注意です。
今日も短めです。
俺達は玉座の間で、「魂盟契約」「死盟契約」「血盟契約」「魔盟契約」を行った後、俺達は俺の後自室に戻っていた。
三人で俺のベッドに寝転がる。
俺が真ん中で俺の右にセーラが、左にミコがいる。
ミコもセーラも俺の腕を抱きかかえる。
二人の豊富な果実を改めて感じてしまって意識してしまう。
「ねぇ、シン。契約までしたのにまだ私たちを信じられない?」
ミコが俺に聞いてくる。
「いいや、俺はこの上なく二人のことを信用している。ただ、それとするかどうかは別の話だ」
「えぇー。私たちがいいって言ってるんだからすればいいのに」
「そうよ。我慢する必要なんていないわ」
二人は俺に迫ってくる。
「別に我慢しているわけじゃない。俺にだって体の年齢上性欲と言うものは存在する。が、俺がそれに振り回せられるような存在だと思うか?」
「それは、思わないけれど。シンはしたくないの?」
「なっ」
俺はミコからそんな発言を聞くとは思わず俺は無意識に顔を逸らしてしまう。
「私達としては何の問題も無いのだけれど」
そこにはセーラがいた。
「はぁ、とにかく今日はそのつもりはない」
「今日は、ね」
「ミコ」
「へぇ、確かに聞いたわ」
しまった言質をとられた。
まぁ、明日の俺に任せよう。
普段ならあまりしない現実逃避を俺はするのだった。
「まぁ、今日は我慢してあげる。でも何もしないというのは嫌よ」
そう言ってミコは俺の唇を奪った。
「う、ううむ」
「う、ううん」
俺とミコはしばらくの間キスをする。
すると、ミコの舌が俺の口内に入ってきた。
考えてみれば最近あまりミコとキスしていなかった。
「ぷはっ。まだ満足はしてないけど、セーラに譲るわ」
「ありがとう。ミコ」
「ちょ、ちょっと待」
「待つわけないでしょ」
ミコが唇を離したかと思えば次はセーラがキスをしてきた。
セーラとのキスも初めてではない。
なんなら中等部の頃に奪われた。
が、ミコほど高頻度でやってなかったためかなり久しぶりだ。
それでもセーラは気持ちよさそうにキスをしながら舌を俺の口内に無理やりねじ込む。
「う、ううむ、うむ」
そこからはひたすらに貪られた。
「ぷはっ。ミコ、交代よ」
「ありがとう」
「ちょっと休ませ」
「問答無用」
その後、俺はミコとセーラに休む暇なく交互に濃厚なキスをされ続けた。
その時間約15時間。
その後全員が疲れて眠りについた。
結局、三人で神級ダンジョンに行くのは一日延期になったのだった。
シン達が寝てから5時間後
「う、ううーん」
俺は目を覚ます。
俺の横にはミコとセーラが眠っている。
「あぁ、そうだった。昨日ひたすらにミコとセーラにキスされ続けて意識を失ったんだった」
俺は時計を確認する。
「今は、22時か。もう一度寝るとするか」
俺がそんなことを考えていると、
「う、ううん。あ、おはよう。シン」
ミコが起きてきた。
「ミコ、おはよう。もう22時だ。今から神級ダンジョンに行く気は出ないし、また明日にしよう」
「そうね。ふぁーん」
ミコはあくびをして俺に抱き着いてきた。
まだ少し寝ぼけているな。
俺はミコのことを抱きしめる。
そのまま俺とミコは再び眠りについてのだった。
結局俺たちがちゃんと起きたのは翌日の朝7時だった。
翌日朝8時
ちゃんとベッドから起きた俺達はリビングで朝食を食べていた。
勿論、俺の「創造」で創ったものだ。
「さてと、一日遅れちゃったけど神級ダンジョンへ行きましょうか」
「確か、勇者城の近くにあるんだったよな」
「えぇ、勇者城を創った時に偶然見つけた。確か名前は「神々の遊戯」だったはずよ」
「「神々の遊戯」、ね」
「まぁ、とりあえず向かいましょうか」
「そうだな」
俺は朝食の容器を魔力に戻す。
そしてミコの「エリアテレポート」で俺達は勇者城の前に転移した。
「なんだかんだ久しぶりに来るわね。この城。そういえばシンとミコは聖剣をとるためにここにきたんだっけ」
「あぁ、勝手に入らせてもらった」
「どうやって入ったのかしら?ここは私の魔力がないと入れないはずだけれど」
「何、お前から魔力を貰っただけだ」
「私から?でも私にそんな記憶はないわよ。私が寝てるときとか?」
「いいや、殺魔からだ」
「殺魔から?確かに殺魔の魔力貯蔵に私は魔力を貯蔵してる。でもどうやって殺魔を?私、基本的に「無限収納」に入れてるわよ。聖邪の指輪の方は私が常につけてるし、どうやって」
セーラはある程度の数の殺魔を召喚し、「無限収納」に収納している。
聖邪の指輪と殺魔を繋がっているためどちらからでも魔力を取り出すことが出来る。
「何、「神器召喚」で「無限収納」に入っている殺魔を召喚させてもらった」
「「神器召喚」?でもあれって自分の繋がりのある神器しか召喚できないはずじゃ」
セーラの言う通り「神器召喚」には何かしらの繋がりが必要だ。
例えばミコやセーラが神魔や王魔を「神器召喚」で取り出すことは出来ない。
それは神魔と王魔にミコとセーラには何の繋がりもないからだ。
正確に言うと、俺と契約で繋がっているため間接的に繋がっているともいえる。
だが、それだけの繋がりじゃ足りない。
ただ、俺の場合は違う。
「セーラ、殺魔を創ったのは誰だ?」
「あ、なるほど。そういうことね。創造者であるシンは所有者である私の次に繋がりが強い。それくらいの繋がりの強さがあれば「神器召喚」が可能だと」
「そういことだ」
「そういえば、昔。中等部一年生の学園対抗戦の特別試合の時に私、シンに吸魔を投げたけどシンは普通に使っていたものね。ってことは殺魔だけじゃなくて、吸魔も、死魔も、愛魔も、異魔もやろうと思えば全部「神器召喚」で召喚出来るってこと?」
「あぁ、出来るぞ。ただ、基本的なスキルとかを使うのは無理だな。まぁ普通に剣や鎌、銃としてなら使うことが出来るが。ただ特例的な感じで「魔力貯蔵」を含めていくつかのスキルは俺も使用することが出来るが」
「そうなのね」
「まぁそれで殺魔に貯蔵してあったセーラの魔力を使わせてもらったってわけだ。転生して多少魔力の変質はあったが問題なかったようだ。さてと、セーラ。俺とミコはセーラの言う神級ダンジョンの場所が分からないから案内してくれ」
「了解。確かこっちの方向よ」
セーラが先導し、俺とミコはついていく。
俺達は普段抑えている魔力を解放する。
ここは魔境ほどじゃないにしても魔物が出現する。
ただ俺達全員が魔力を解放すれば弱い個体はそれだけで死ぬし、強い個体もすぐに怯えて逃げる。
もし今の俺たちに魔物が襲ってくるとすればそれはその魔物がかなりの強さを持つか、洗脳等で人間に完全に支配、使役されて強制的に襲わされている場合のみだ。
そんな風なことをしているうちにダンジョンらしき大きな建物が見えてきた。
「あれがダンジョンか?」
「えぇ。そうよ。ここが神級ダンジョン「神々の遊戯」よ」
「へぇ、神級ダンジョンってこんな感じなのね」
「外装は「創成の逸話」と大して違いがないようだ」
「それじゃあ、入ってみましょうか」
「そうだな」「そうね」
そうして俺達はダンジョンに入ろうとする。
が、ダンジョンに入ろうとした瞬間俺達は全員バックステップで後ろに跳んでいた。
なぜなら、
ドカァァァァァァァン
ダンジョンの入り口が爆発した。
俺達は入る直前に魔力を感知したため回避したのだ。
「ダンジョントラップかしら?」
ダンジョンの中には場合によってはダンジョントラップという罠が存在する。
まぁ「創成の逸話」や「魔物の巣窟」にはなかったが。
「ダンジョンの入り口にダンジョントラップが、しかも常人ならば即死するようなトラップが仕掛けられるなんてないと思うけれど」
さっきの爆発は俺達でも無強化であれば多少ダメージをくらうくらいの威力はあった。
「つまり、このダンジョンはさっきの爆破程度で死ぬ人間にはようはないってわけだ」
俺のその発言に俺達三人は不敵に笑う。
「俺たちを試すとはいい度胸だ。このダンジョンを分からせてやるとしよう」
「「賛成」」
こうして、俺達の神級ダンジョン蹂躙が始まった。
巻き返しカウント:10話
誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。
気に入ってくださいましたら、ブックマーク、レビュー、評価いいね等よろしくお願いします。
作品についての疑問やご質問、ご指摘も受け付けておりますので感想などを貰えると嬉しいです。
感想については全て返答させていただくつもりです。
この作品の番外編です。
URL:https://ncode.syosetu.com/n9675ip/
こちらもお願いします。
異常者の恋愛は異常です
URL:https://ncode.syosetu.com/n6702iv/