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転生したら平和に暮らそうと思っていたのに最強の能力を手に入れてしまった! ~転生した少年が最強能力で完全無双~  作者:
神級ダンジョン編

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第189話 魔王の本音

少し短めです。

俺は今、ミコとセーラの二人と自室のベッドで添い寝している。

そこで二人になぜ自分達を襲わないのかと聞かれた。


「はぁ、本音を話そう。まず大前提として俺は二人のことを異性としては見ている」


その言葉に二人は嬉しそうな表情をする。

まぁ元々、ミコは義妹。

セーラに関しては配下でしかなかった。

俺に好意を向けてくれている二人にとって俺が二人のことを異性として意識しているというのは嬉しいものなのだろう。


「もっと言えば俺は二人のことをとても魅力的な異性だと認識している。シンプルに言おう。俺はミコとセーラのことが恋愛的な意味で好きだ」


俺の言葉に二人は大きく目を見開く。

俺はこんなことを言うとは思わなかったのだろう。

確かに普段の俺ならば恥ずかしくて今みたいにすらすら言うことは出来ないだろう。

だけど今の俺は無敵だ。

ちょっと理性が飛び気味な今の俺は無敵なのだ。

だからこんなことも言えてしまう。


「俺がお前たちを襲ったりだとかそういうのをしないのは怖いからだ」


「「怖い?」」


ミコとセーラは俺の言葉にほぼ同時に首を傾げる。


「そう、怖い。勿論無理矢理迫る気なんてないし、論外だが。俺がそういう目でしかミコとセーラのことを見ていないと思われるのが怖い。ミコとセーラに拒絶されるのが怖い。一度やってしまったら。夢中になって爛れた生活を送ってしまうかもしれない。それで愛想をつかされてしまうかもしれないと考えて怖くなってしまう」


俺は普段言わない俺の本音を次々と言っていった。

ミコとセーラの表情が再び驚愕に染まる。


「俺は何よりも二人のどちらか片方でも失うのが、見捨てられるのが、怖い」


俺はそう言った。





ミコ視点


私はシンに迫った。

私は少し焦っていた。

私は自分で性欲が割と強いほうだと自覚している。

なにせ中等部の頃からシンに夜這いをかけるくらいには性欲が強い。

でも中等部の頃はまだ余裕があった。

シンも今は耐えているけれど高等部になったら諦めるだろうと考えていたからだ。

以前聞いたことがあるが大体中等部~高等部が一番男の子の性欲が強い時期らしい。

それに高等部にもなれば私の体は4000年前と同等程度に成長する。

女の武器であるものが色々と増えるのだ。

シンは前世の名残らしいが割と年齢とかを気にしてしまうタイプらしい。

それもあって高等部になればシンと出来ると私は思っていた。

でも高等部に入学してもうそこそこの月日がたつ。

私はほぼ毎日一緒にシンと寝ている。

でも、シンが襲ってくることはない。

紳士的なところは好感が持てるけれど、私としては別にシンと約束しているわけでもないのに焦らされているように感じてしまう。

だからこそ私はセーラと協力して、人で少しきわどいネグリジェを着て二人がかりで全力でシンを誘惑した。

結果的に聞けたのはシンが怖がっているということ。

私がシンを拒絶することはシンは恐れているということだ。

あぁ、嬉しい。

嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい。

シンがどんどん私に依存してきている。

それが私は嬉しくてしょうがない。

もう陥落まであと一歩だ。

私は気合を入れる。

今晩でシンを堕として明日にはしようと。





セーラ視点


私はミコと一緒にシンを誘惑しにきた。

私はどうやら結構性欲の強いタイプらしく。

自覚してからはかなり酷い。

勿論私がしたいのはシンとだけ。

でもシンは私よりも愛しているミコとさえしていないよう。

これではいつまで経っても私の番が回ってこない。

ということで私は今、ミコと協力してきわどいネグリジェを着てシンを誘惑していた。

結果的にシンは私がシンから離れることを恐れていると分かった。

前のことと言い。

シンは私達のシンへの愛を舐めている。

私達はシンの強さが好きなんじゃない。

私達はシンの全てが好きなのだ。

しかも襲って拒絶されることが怖いとか。

むしろこっちとしてはウェルカムだし。

その程度のシンのことを嫌いになるわけがないし。

むしろ異性として見てくれているっていうだけで舞っちゃいそうになるほど嬉しいし。

どうやらシンは陥落まであと一歩。

今日でシンを堕とそう。

ミコとセーラは打ち合わせもせずどちらも今日でシンを堕とそうとしていた。

似たもの師弟である。





シン視点


「エリアテレポート」


突然、ミコが「エリアテレポート」を発動した。

俺、ミコ、セーラは転移した。


「ここは、玉座の間か」


魔王城内にある謁見の間とはまた違った部屋だ。

俺の玉座だけがある部屋だ。

謁見の間には七魔公全員の玉座があるから、謁見の間と玉座の間の違いはそういったところだな。

ちなみに謁見の間の玉座は俺のもの以外は当人の意思で消すこともできる。

玉座の間は今世ではあまり使っていなかった。

七魔公が全員揃っていなかったからだ。

玉座の間は基本的に七魔公による報告等に使っていた。

俺は寝るときや何か用事があるとき以外常に玉座の間にいた。

それが魔王としての正しい在り方だからだ。

さて、俺は今玉座に座っている。

だが俺は自分の意思で玉座に座ったわけではない。

転移した瞬間から俺は玉座に座っていたのだ。

普通に「エリアテレポート」を発動して俺が玉座に座るということはない。

つまり、俺が玉座に座っているのはミコの意思によるものだ。


「セーラ」


「分かってる」


ミコとセーラはそれだけ言って玉座の前に移動した。

そして俺に向かって跪いた。


「何のつもりだ。ミコ、セーラ」


俺はミコとセーラに聞く。


「「魔王、シン・ソードロード様」」


「私、「災禍」ミコ・マジクロードと」


「私、「勇者」セーラ・ナイトは」


「「今一度、貴方様に絶対的な忠誠を誓います。また私達が貴方様の元を離れるときは貴方様が私達を拒絶した時か私達が死んだときのみとここに誓います「魂盟契約」「死盟契約」「血盟契約」「魔盟契約」」


二人の目の前にそれぞれ4つの魔法陣が展開される。

二人は契約系のアーツを4つ使用した。

4つの契約の効果はこうだ。

「魂盟契約」、契約に反した場合契約者の魂が爆発する。

「死盟契約」、契約に反した場合契約者が即死し、ありとあらゆる蘇生が効かない。

「血盟契約」、契約に反した場合契約者の血液が槍状になって契約者の体を突き破る。また、これによって負った傷は再生出来ない。

「魔盟契約」、契約に反した場合契約者の魔力がもう一方の契約者が解除するまで魔力が使えなくなる。

どれも、契約に反した場合死んだり魔力が使えなくなったりとかなり重い代償を背負う。

出現した魔法陣に俺が魔力を注げば契約成立だ。


「はぁ、ここまでするのか」


俺は思わずそう言ってしまう。


「当たり前じゃない。私達は貴方のためならなんだって出来る」


「貴方に愛されるためならどんなことだってする」


「それが「災禍」と」


「「勇者」なの」


「「私達をこういう風にしたのはシン。だからシンはその責任をとるべき」」


二人はそう言った。


「はぁ、まったく息ピッタリすぎだろ。姉妹かよ」


俺はそう笑いながら4つずつ、計8つの魔法陣に魔力を流した。


「これで契約成立だ。お前たちはもう俺から離れられない。今更だが、本当に良かったのか?」


俺は二人にそう問う。


「「勿論」」


二人はそう笑顔で笑った。


「ふん、愚問だったか。ならば何も言わない。これからは毎日一緒に寝よう」


俺は二人に笑顔でそう言った。


「「うん!!」」


二人はとても元気にそう答えた。

こうして、孤独を感じていた魔王は魔女と勇者に救われた。

これもまた世界の命運を大きく変えた出来事であることを3人は知らない。

イチャイチャさせよう、そうしよう。

巻き返しカウント:10話

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この作品の番外編です。

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― 新着の感想 ―
イチャイチャありがとうございます(吐血)。 この回はかなり読んでいたのですが、感想を書かせていただくのは今回が初です。 うん、やはり魔王様が受けの方が良いですね。尊さの極み。好き!!!(爆音) 魔女…
2025/04/30 22:55 騒音の無い世界
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