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第185話 神級ダンジョンの魔物2

今日も短めです。

俺は今、神級ダンジョンの第二層のボスであるハイヴァンパイアと対面していた。


「ふん、先手は譲ってやる」


俺は更にハイヴァンパイアを挑発する。


「ふざけよって。ならいいだろう。自分の発言に後悔しながら死ぬがよい」


その瞬間、ハイヴァンパイアは俺に接近してきた。

かなり速い。

ハイヴァンパイアは血の剣を創り出して俺に振るう。

俺はなんとか神魔でそれを受ける。

そしてそのまま王魔を振るう。

が、ハイヴァンパイアは俺の攻撃を避けてすぐに後ろに下がった。

正直予想外としかいいようがない身体能力だ。

素の身体能力と同等レベルか。

さすがに強化するか。


「超強化」


俺は「超強化」を発動して身体能力を上げる。


「貴様が二刀流ならば私もそうしてやろう」


ハイヴァンパイアは血の剣をもう一本創り出して構える。

正直少し楽しみだ。

先ほどで剣筋から見てこのハイヴァンパイアはかなり強い。

恐らく剣聖レベルの剣術だ。

俺は別に剣聖レベルの腕を持つ相手と剣で戦ったこと自体はある。

ミコ達も剣聖レベルの剣術だし、何なら前々世ではかなりの実力者と戦ったこともある。

だが相手も二刀流というの初めてだ。

そして俺とハイヴァンパイアはどちらからともなく動き出した。


キンッキンッ


剣同士がぶつかり合う。

俺は一度下がって血を蹴りハイヴァンパイアに接近する。


「なっ」


ハイヴァンパイアは俺の速さに反応できなかった。

俺はハイヴァンパイアの左腕を斬り落とした。

そしてそのままハイヴァンパイアに蹴りを入れた。


「グハッ」


ハイヴァンパイアはふっとんで部屋の壁にぶつかった。


「っく、想像以上の強さだな。貴様を舐めたことをここに謝罪しよう」


「いや、謝罪は不要だ。俺はお前を倒して先に進む。お前は俺を殺して生き残る。これはそんな単純なゲームなんだよ」


俺はにやりと笑いながらそう言う。


「ふん、我との戦いはゲームというか。面白いそれではゲームの続きをしようではないか」


その後、ハイヴァンパイアの左腕はすぐに再生した。

そして俺とハイヴァンパイアはひたすらに剣を打ち合った。

それによって分かったのはハイヴァンパイアは剣聖どころか剣王というに相応しい実力を持っているということだ。

むしろこのまま修練すれば俺と同等レベル、即ち剣神程の実力になるだろう。

だからこそ俺は惜しいと思ってしまう。

ダンジョンの魔物はダンジョンスタンピードの時以外ダンジョンから出ることは出来ない。

もしこいつがダンジョンの外にいれば俺はすぐ様こいつをテイムしただろう。

それほどの剣術をこいつは持っている。

そして勝負が決するときがきた。


キンッキンッ


俺はハイヴァンパイアの剣を二本とも腕ごと斬って俺は神魔をハイヴァンパイアの首筋に当てる。

本当ならばこのまま首を刎ねてしまった方がいいのだろう。

普通、ダンジョンの魔物は剣を首筋に当てたたけではすぐに襲い掛かってくる。

だが、俺はこのハイヴァンパイアがこの状況で襲い掛かってくるとは思わなかった。


「ふん、我の負けだ。うすうす気づいていた。我では貴様の相手にふさわしくないと。剣で我は貴様に勝てない。それほどの実力、御見それした。名はなんというのだ?」


ハイヴァンパイアの口調が柔らかくなる。

もう戦意は見えない。


「今の名はシン。シン・ソードロードだ。叉の名を魔王ゼロ・コラプス・クリエイトブレイクという」


「シン、ゼロ、覚えたぞ。このダンジョンの知性ある魔物はダンジョン内で死んでも記憶を引き継いで蘇る。もしまたこのダンジョンに用があるなら相手をしてくれ。それまで我も鍛錬をしおこう」


「分かった。一つだけ言わせてくれ。お前は俺の知る中で俺の次に強い剣士だったまた会いに来る。名を聞かせろ」


「我に名はない。貴様がつけてくれ」


「そうか、ならば貴様はツルギと名乗れ。ある世界では剣を表す言葉だ」


「ツルギ、いい名だな。ではまた会おうシン」


「あぁ、またなツルギ」


俺はそう言って神魔でツルギの首を斬って王魔で魂を破壊した。


ツルギはゆっくりと消滅した。


「まさか、ダンジョンでこんな出会いがあるとは思わなかったな。だがいい出会いだった」


俺がそう思っていると宝箱が出現した。

俺は「ハイパーラック」を発動して宝箱を開ける。

宝箱の中には銀の剣が入っていた。

俺はその剣を「超鑑定」で鑑定する。

鑑定結果はこうだ。


名前:ヴァンパイアキラー

レベル:1

種類:魔剣

加護:ハイヴァンパイアの加護

スキル:ヴァンパイア殺し、血流操作、血剣生成

適正属性:血

所持者:シン・ソードロード、ゼロ・コラプス・クリエイトブレイク(変更可)


うん、確かにヴァンパイアは銀に弱いイメージがある。

この魔剣としては素材が銀なのは納得だ。

どうやらこの剣はヴァンパイアには絶大な効果を発揮する代わりにヴァンパイア以外は全く斬ることが出来ないらしい。

まぁヴァンパイアキラーというくらいだし名前的には間違いではないのだろう。

まぁもしヴァンパイアを大量に狩る機会があれば使おう。

俺はそう思ってヴァンパイアキラーを「無限収納」にしまった。

そのまま階段を降りて第三層に向かう。

第三層にはリザードマンというトカゲが人型になったような姿の魔物がいた。

「サーチ」をしてみたところ、この層はリザードマンしかいないようだ。

すると俺に気づいたリザードマンたちが一斉に押しかかってきた。

リザードマンは剣を装備しているものと槍を装備しているものがいた。

俺はリザードマンたちと戦う。

正直言ってリザードマンたちの戦闘技術はかなり高い。

下手な騎士とかよりも圧倒的な戦闘技術がある。

俺は何とか神魔と王魔でリザードマンを捌いたが少しばかりキツイ。


「神龍斬」


俺は「神龍斬」を放つ。

だが倒せたリザードマンは二桁に届かないほどだ。


「しょうがない一気に倒そう「サン」」


俺は「サン」を発動した。

太陽が降ってくる。

それによってリザードマンたちは焼き尽くされた。

ちなみに俺は自分で発動した魔法である上に、自然影響無効があるから問題ない。

周りにいたリザードマンは倒せたようだ。

俺は歩いて更に奥に入っていく。


「グガッ」


突然、リザードマンが俺の目の前に現れた。

だが色がさっきまで倒していた普通のリザードマンと違う。

「超鑑定」で鑑定したところどうやら今現れたとのはアクアリザードマンという水に特化したリザードマンの亜種のようだ。


「グガグガ」


アクアリザードマンは水の槍を大量に放ってくる。

俺はそのすべてを斬る。

その後すぐに接近して首を斬って終わらせた。

次の瞬間、20体ほどのリザードマンが一気に現れた。

どれも明らかに通常の個体とは違う気がする。

俺はそいつらを「超鑑定」で鑑定する。

鑑定結果によるとどうやらハイリザードマンとリザードマンキングのようだ。

まぁ、さっさと狩ってしまおう。

俺が「サン」を発動しようとした瞬間、ハイリザードマンが邪魔をしてきた。

俺はすぐに邪魔をしてきたハイリザードマンの首を斬って一撃で殺していく。

あっという間に数が減り、残りはハイリザードマン2体とリザードマンキングだけとなった。

ハイリザードマンとリザードマンキングは逃げるつもりのようだ。

まぁにがさないが。


「ダークエクスプロージョン」


俺は「ダークエクスプロージョン」を発動する。

「ダークエクスプロージョン」は俺が使える魔法の中でかなり火力の高い魔法になる。

なにせ神話級魔法だからな。

正直ボスでもないのに神話級魔法を使うくらいには敵が強くなってきている。

まだ第三層なのだから、もっと気を引き締めないとな。

俺はそんなことを考えながら第三層を歩いていくのだった。

巻き返しカウント:12話

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