第15話 ミコの本
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ミコとの摸擬戦の翌日、俺は起きて最低限の支度をしたあと。
魔物を狩っていた。
実は昨日の摸擬戦で新しいスキルを得たからだ。
朝起きてから自分を「鑑定」した結果がこれだ。
名前:シン
年齢:12歳
性別:男性
レベル72
魔力量:6300000/6300000
種族:人間
加護:創造神
スキル:創造、武器創造、兵器創造、神器創造、地形創造、神器召喚、鑑定、身体強化、索敵、危機察知、弱点看破、スラッシュ、ダブルスラッシュ、トリプルスラッシュ、魔力感知、魔力視、魔力操作、魔力結界、多重魔力角界、部分強化、集中、収納、武器強化、回避、投槍
耐性:精神的苦痛耐性、肉体的苦痛耐性、魔法耐性
適正属性:火、水、風、土、雷、闇、光、死、龍
称号:転生者、希代の天才、剣聖、魔物の天敵
とにかくスキルが増えている。
新しく増えたスキルは「兵器創造」「神器創造」「地形創造」「神器召喚」「魔力結界」「多重魔力結界」「回避」「投槍」の計8つだ。
「兵器創造」は恐らく大砲を「創造」したとき、「神器創造」はおそらくグングニルを「創造」したとき、「地形創造」は摸擬戦でできたクレーターを直しているときに得たのだろう。
「神器召喚」はたぶん、グングニルのスキル「舞い戻り」を発動したときに得たものだろう。
「魔力結界」はいわずもがなミコの「魔力結界」をまねたとき、「多重魔力結界」は「魔力結界」を重ねたときに得たのだろう。
「回避」に関しては、たぶんだがミコの魔法を大量に回避し続けたから。
「投槍」はグングニルを投げたときに得たのだろう。
そして俺は今魔物相手に新しく得たスキルを試している。相手は猪型の魔物だ。
「鑑定」の結果がこれ。
種族:レッドボア
名前:
性別:オス
年齢:31歳
ランク:C
レベル:58
魔力量:300
スキル:突進、赤熱化
適正属性:火
称号:魔境の魔物
レッドボアは俺にスキル「突進」を発動する。
だが、俺はスキル「回避」を発動する。
すると、俺の体は勝手にレッドボアの「突進」を回避した。
このスキル便利だが、強敵との戦いには向かないな。
体が勝手に避けてくれるのはいいが、これなら自分で避けた方が次の動作につなげやすい。
レッドボアはまた俺に「突進」してくる。
俺は「魔力結界」を発動する。
ガンッ
レッドボアの「突進」では俺の「魔力結界」を破れなかったようだ。
レッドボアは何度も「魔力結界」に体当たりしているが「魔力結界」は無傷だ。
俺は水属性中級魔法「ウォータージェット」をレッドボアに放つとレッドボアは倒れた。
「索敵」に反応的に死んでいるようだ。
俺はレッドボアの死骸を無属性中級魔法「ストレージ」に入れる。
俺は満足するまで魔物を狩り続けてから家に帰った。
「おかえり、また魔物狩ってたのね」
「あぁ、昨日の摸擬戦で使えるようになったスキルを確認したかったのと、レベルもあげたくてな」
「スキルの確認はわかるけど、レベル上げ?」
「あぁ、昨日の摸擬戦でもう少し素の身体能力が高ければ有利を動けたところがあったからな。それ
に最後なんてもう少し身体能力が高ければ気絶しないで耐えれたかもしれないからな」
「なるほど、確かにそれはそうね。で、レベルはどこまで上がったの?」
「92」
「随分上げてきたのね」
「あぁ、謎に効率が良かった」
「もしかして少し遠くまで行ったのかしら?」
「あぁそうだが」
「じゃあたぶんその影響よ。ちょうどいいし説明しておくわ。ここは魔境っていって、魔物がたくさんいて危険だから人寄り付かない森なの。そしてこの魔境は深くに入れば入るほど魔物が強くなるの。弱い魔物を倒すより強いものを倒すほうがレベルが上がりやすいのよ」
「そういえば、魔物を「鑑定」したときに称号に魔境の魔物ってのがあったな」
「あぁ、その称号は魔境で生まれた魔物は全て持っていて、魔境にいる限り全ステータスが強化されるっていう称号ね」
「なるほどな」
「そういえば、シンに渡したいものがあるの」
「渡したいもの?」
ミコは「ストレージ」から大きな一冊の本を取り出した。
「暇だったから「ストレージ」の整理をしていたら見つけたの」
「その本はなんだ?」
「この本は私が昔、暇つぶしに書いた本で魔法文字の意味をまとめた魔法文字翻訳表とか私が知るす全ての魔法の魔法陣とか魔法について私が知っている知識全てを詰め込んだ本よ。これがあればシンにいちいち教えなくてもシンが魔法を覚えられるかと思って」
「ありがたいがいいのか?」
「構わないわ。別に暇つぶしで書いたものだし。そもそもそこに書いていることは全て頭に入っているわ」
「そうか。じゃあありがたくいただこう」
俺はミコから本を受け取り。
スキル「収納」に入れる。
魔物死骸とかは「ストレージ」本とかグングニルとか神魔とか重要なものは「収納」と使い分けているのだ。
「わからないところがあったら聞いてね。なんでも教えてあげるわ」
「ありがとう」
「私もレベルを上げたいし、魔物を狩ってくるわ」
「了解。俺はこの本を読んでおく」
そう言って。
ミコは家を出て魔物を狩りに行った。
俺は家でひたすらに魔法についての勉強をする。
ミコ視点
私は空を飛び、魔物を狩っていた。
無属性上級魔法「フライ」を使って空を飛び、地上にいる魔物を魔法で遠距離から狙撃して倒す。
これが私の魔物との戦闘スタイルだ。
私はほんとんどスキルを使わない。
だって全て魔法でできてしまうから。
スキルと魔法は似ているようで違う。
スキルは発動が速く簡単で魔力消費が少ない。
だが汎用性がない。
魔法は術者の技量が大きく作用し、消費魔力が多い変わりに汎用性がある。
普通は場合に応じてスキルと魔法を使い分けるのが普通だ。
だが私は世界最高峰の魔法使いだと自負している。
技量も魔力量も私の右に出る者はいないため。
私はスキルを使う理由がないのだ。
そして私は魔法を創れる。
文字通り私に不可能はないに等しい。
私は無属性下級魔法「サーチ」を使って魔物を探す。
この魔法はスキル「索敵」の魔法版だ。
索敵より魔力を消費するけど、索敵範囲はこっちの方が広い。
私は一気に100近くの魔物を補足する。
そしてその魔物に無属性下級魔法「マーカー」を付ける。
この魔法は「サーチ」を使っていない状態でも「マーカー」を付けた魔物の位置や状態がわかるというものだ。
これによって魔物を補足していなくても魔法を当てることができる。
ちなみにシンに何かあった時のために、あくまで何かあったときのらめにミコはシンにもこっそり「マーカー」を付けていたりする。
そしてミコは闇属性中級魔法「ダークランス」を発動する。
これは影から漆黒の槍が飛び出し、対象を突きさすという魔法だ。
影というのはありとあらゆるところに存在する。
木の影、服の隙間、口の中、影というのは無数に存在する。
ミコのレベルが一気に上がる。
「マーカー」はたとえ対象が死んでいてもミコが解除しないかぎり残り続けるのでその「マーカー」を目印に「ストレージ」に放り込む。
私はひたすらそれを繰り返していく。
私は満足するまでひたすらにそれを繰り返し続けた。
シン視点
俺はミコからもらった本を読んでいた。
魔法についてこと細かく、そして分かりやすく書かれている。
魔法とは究極的に言えば属性、対象、結果、魔法名の4つの要素しかないらしい。
属性は基本7属性や固有属性のこと。
対象は魔法を飛ばす対象のこと、結果とはその魔法を使った結果のこと、魔法名はそのままだ。
例えば火属性中級魔法「ファイヤランス」の魔法陣には火属性を表す魔法文字、対象を表す魔法文字、そして槍となり相手に向かって飛んでいくということを表す魔法文字の文、魔法名によって構成されている。
実は魔法を発動すること自体には魔法陣は必要じゃないらしい。
属性、対象、結果を表せればいいので「火よ、槍の形となり、我が敵を倒せ、ファイヤランス」でも「ファイヤランス」は発動するらしい。
このように魔法を発動するときにいう言葉を言うことを詠唱するというらしい。
ただ戦闘中に長々と詠唱するのは危険なので基本的に詠唱するのは安全なところで魔法を発動するときか、魔法陣を展開しながら詠唱することで魔法の発動を速めたいときに使うらしい。
ミコが昨日の摸擬戦の時に何かを言っていたのはそれでか、災害級以上の魔法なんて魔法陣が複雑で展開に時間がかかるため、展開しながら詠唱するのは普通みたいだ。
この本を全て読めば「創造」で新しい魔法が創れそうだ。
俺は昔から本を読むのは速かったが読み進めていると急に読むのが速くなった。
俺は自身を「鑑定」すると「速読」のスキルを入手していた。
俺はそのスキルに必要量の10倍ほどの魔力を込め続け本を読み進める。
本の後半はミコが知っている魔法の魔法陣が魔法概要とともにびっしり書かれているぺーじだった。俺は記憶するのは昔から割と得意だがさすがにそのページ数が余裕で1000ページを超えているらめ少し不安になっていたが、これまた急に記憶するのが楽になった。
まら自身を「鑑定」すると「絶対記憶」のスキルを手に入れていた。
俺は「速読」と「絶対記憶」に大量に魔力を注ぎ込みミコが魔物狩りから帰ってくる5分前に読み終えたのだった。
「速読」と「絶対記憶」は私も欲しいです。
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