第13話 摸擬戦2
初心者です。
ごめんなさい、今回短いです。
生暖かい目でご覧ください。
誤字脱字等ございましたら、ご連絡ください。
以前ミコが説明してくれたが、魔法には位階が存在する。
一般的には下から最下級魔法、下級魔法、中級魔法、上級魔法、最上級魔法の5つとされている上級以上の魔法は基本的に魔力量の問題で基本的に貴族や王族ぐらいしか使えず、最上級魔法が使えるのは国に一人ればいいレベルで稀少だ。
だがそれに見合った性能がある。
最上級魔法が使える者は一人いるだけで戦局が一変するとさえ言われるレベルだ。
だが、一般的には知られていない最上級以上の魔法位階も存在する。
最上級のすぐ上から順に、災害級魔法、破滅級魔法、絶望級魔法、伝説級魔法、神話級魔法、終末級魔法、始原級魔法と7つあり、魔法の位階は計12ある。
災害級以上の魔法位階をもつ魔法は一発で一国を亡ぼせるレベルとさえ言われており、終末級魔法以上の魔法位階を持つ魔法は世界を亡ぼせるともいわれているくらい強力だ。
まぁ災害級以上の魔法位階はの魔法は伝承でしか残っておらず、魔法陣も失われている。
最後に災害級以上の魔法位階の魔法が使われたとされるのは4000年前の魔族と人族の大戦争で当時最強だった魔王と肩を並べていた災禍の魔女による神話級魔法『シンド』が最後とされている。
シン視点
ミコの周りが業火に包まれた。
あれでは不用意に近づけない。
俺はとりあえず水属性最下級魔法『ウォーター』使い、水を出して炎にかけるが炎は消えず水が蒸発した。
そんなことをしている間にもミコから多種多様な魔法が様々な角度、方向から飛んでくる。
俺はそれらを避け、一度ミコから距離をとる。
そしてさっきミコが行っていたように魔力をドーム状に広げ『魔力結界』を生成する。
これでしばらくは時間を稼げるはずだ。
さて、ここからどうしようか。
魔法の打ち合いならミコに分があり、俺が得意な接近戦に持ち込もうにも、あの炎に触れたらやばい気がする。
俺はミコの炎を『鑑定』する。
魔法名:インフェルノ
位階:災害級魔法
属性:火
概要:かつて災禍の魔女が使っていたとされる魔法でこの魔法により10以上の国が滅びたとれる。
他の災害級魔法より精密な操作がしやすく、範囲をかなり自由に変えられる。ただ、生物は術者以外、触れた瞬間に蒸発する。術者が解除するか、術者を倒すまで消えることはない。
消すことはできないか、なら引きずり出すしかないな。
俺は『創造』でミコの上空に巨大なタングステンの塊を創る。
タングステンは俺がいた世界で最も熱に強い物質。
あの魔法にも負けないと信じたい。
大きさは一辺が10メートルの立方体だ。
そんなものが降ってくればいくらミコでもよけざる負えないだろう。
と思ったら、ミコは『ストーレージ』にタングステンの塊を収納してしまった。
『ストレージ』にそんな使い方があるとは、だがそれで終わる俺でもない。
今度は俺は弾の入ってる大砲を創り出し、発射する。
ミコは最初何かからなさそうだったが、さすがに何かが自分に近づいているのは察したようで『魔力結界』を張りなおした。
ドカアァァン
大きな音がなり、土煙が漂っている。
俺は風属性最下級魔法『ウィンド』で土煙を晴らす。
「嘘だろ」
俺は思わず驚かずにはいられない。
俺が創った大砲は普通、軍を相手に使うレベルのものだ。
それを完全に防ぎきるとは思わなかった。
「なにこれ、魔法じゃないけど威力がそこそこ高いわね」
「これをくらって無傷とか、ミコ、強すぎないか?」
「これでも、昔は世界最強だったのよ」
「本当に、嫌になるな」
俺はそう言いながら『創造』で弾の入ってる大砲を新しく2つ創り出す。
そしてさっきとは違い、爆発を起こす火属性最上級魔法『エクスプロージョン』を使い発射する。
これによって三発同時に大砲を発射できる。
だが……
「闇属性破滅級魔法『ブラックホール』」
ミコの生み出した黒い球体に大砲の弾はあっけなく、呑み込まれた。
俺はその球体を『鑑定』する。
魔法名:ブラックホール
位階:破滅級
属性:闇
概要:かつて災禍の魔女が使ったとされる魔法でこの魔法により20以上の国が滅びたとされる。ありとあらゆるものを呑み込む球体。ただこの魔法に注いだ魔力以上の魔力が含まれていものは呑み込めない。ただし呑みこまれたものは基本的に消滅する。また、注いだ魔力によって発動できる時間が決まる。
そそいだ魔力以上のものってことは俺を呑み込むことはできないとみて良さそうだ。
だが、これは魔法が消えるまで遠距攻撃も難しくなった。
さてどうするか……ミコが攻撃してこないな、なぜだ?
……そうか。
ありとあらゆるものを呑み込むだから、ミコの魔法も呑み込まれてしまうわけか。
ならこのチャンスを逃す手はない。
俺は次の攻撃で勝負を決めることにした。
ミコもその気のようでとても大きな魔法陣を描いている。
俺もあるものを『創造』した。
「これで終わりよ、氷属性絶望級魔法『ニブルヘイム』」
「くらえ、神槍グングニル」
俺が『創造』で創り出したのは北米神話の主神オーディンが持つ槍、グングニル。
俺の『創造』は俺の思ったイメージ通りに創られる。
そして俺のグングニルのイメージはただひたすらに強い槍だ。
この槍を『鑑定』すると
名前:グングニル
種類:神槍
加護:戦と智の神オーディンの加護
スキル:グングニル、舞い戻り、神突き、神力撃、魔力撃、魔法突き
適性属性:火、水、風、土、雷、闇、光、神
所有者:シン、オーディン(変更不可)
破壊不能
神魔や吸魔と遜色ないほどに強い。
そしてスキル『グングニル』とは絶対必中の投槍だ。
だが、ミコも強力な魔法を使っている。
『鑑定』の結果がこれ、
魔法名:ニブルヘイム
位階:絶望級
属性:氷
概要:かつて災禍の魔女が使っていたとされる、魔法でこの魔法により国1つが一瞬で氷漬けになったとされる。絶対零度の魔法。発動すれば術者とその仲間、術者より強い魔力を持っているもの以外のすべてが凍る。
まったく、殺しはなしのルールをミコは守る気あるのだろうか?
そんなことを考えながらひたすら俺はミコがさっきしていたように『魔力結界』を重ねていく。
こんな凶悪な魔法をくらうんだ、いくつ重ねてあっても損はない。
俺はできる限り『魔力結界』を重ねる。
『魔力結界』は一回使えば、スキルとして取得できたらしく、展開自体はすぐにできる。
俺は魔法が到達するまでひたすら『魔力結界』を重ねる。
だが、俺が展開した『魔力結界』は全て破られ、俺は意識を失った。
ミコ視点
強い、強い、記憶は無くても、やっぱり強い。
災禍の魔女とも言われたこの私の力は、いくら、肉体が幼かったり、レベルや魔力が全盛期より、弱く、スキルを失っているとしても、国を亡ぼす程度の力はある。
この私がほぼ全力なのに、シンはくらいついてくる。
ここまでの戦いで私が放った魔法は、1000を軽く超える。
それなのにシンには一切当たらない。
それどころか強力な攻撃を仕掛けてくる。
だが、私は負けられない。
この戦いに負けるわけにはいかない。
だって、だって、だって、この戦いに勝てばシンに1つ命令できる権利を得られるのだから。
そして、私はこの権利を手にしても、すぐには使わない。
この世界にいる限り、シンは必ず記憶を取り戻す。
その時にこの命令権を使えば、きっと最高のことになる。
そんなことを考えながら私は勝負に出る。
私は何の攻撃が来てもいいように、『魔力結界』を5つ重ねる。
そして私は魔法を発動する。
この幼い体だと最上級以下の魔法なら何も言わないでも発動できるのだけれど、災害級以上の魔法は魔法名を言わないと発動できない。
そして絶望級以上の魔法はかなり集中する必要がある。
どうやらシンも次の攻撃で決めるつもりのようだ。
私は絶望級魔法『ニブルヘイム』を発動する。
勝った。
そう思っただが、そんなことを考えている余裕はなく、シンが槍を投槍する。
私は危険を感じ、『魔力結界』をできる限り増やす。
それでも防ぎきれず、私は意識を失った。
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