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第105話 総合個人4

ミコの再現を再誕に変更しました。

シンの同化を神化に変更しました。

シンの逆転を反転に変更しました。

総合個人のミコとゼミルの戦いはミコの勝利に終わった。

俺はミコたちの試合を「魔眼」で見ていたが、ゼミルは予想以上に強くなっていたな。

全く、隠し事の多い弟子と相棒だ。

まぁ、俺は人の事いえないな。


「シン選手。お時間です」


俺は係の人に呼ばれ、移動する。

そこにはまだ人がいなかった。

俺は「無限収納」から神魔を取り出す。

すると、ミコも舞台の上に上がってきた。


「シン。最初から飛ばすわよ」


「了解」


ミコも「ストレージ」から吸魔を取り出している。


「総合個人決勝戦。対戦者は第一学園、シン・ソードロード選手対同じく第一学園、ミコ・マジクロード選手です」


俺は態勢を下げる。

あの構えだ。

ミコも魔力を高める。


「両者構えて。はじめ」


試合が始まったその瞬間、俺たちは「超強化」「魔眼」「神眼解放」を発動する。

デバフ魔法やバフ魔法はかけない。

俺たちの場合、すぐに無効化されるのが目に見えているからだ。


「瞬間斬:秘剣「神千剣」」


「血属性最上級魔法「ブラッドコントロール」」


その瞬間、ミコには大量の切り傷が生まれ。

俺は全身から血を噴射した。


「「ハイヒール」」


俺たちは同時に「ハイヒール」を発動し、傷を癒す。

完全に治ったわけじゃないが、治っていない部分は「永久再生」のスキルがあるので何とかなるだろう。

ちなみにだが「永久再生」のスキルはどんな傷でも自然魔力を利用し自動で再生させるというスキルだ。

ただ、このスキルは滅茶苦茶時間がかかる。

まぁ、死んでも再生するし、部位欠損も再生するのでかなり強いスキルだ。

この闘技場は一度でも死んだら転移されるから、大会でそのようなことが起こることはないだろうが。

さて、早速奥の手の1つを使うか。

どうやらミコも何かをするようだ。


「神龍開放」「神霊開放」


その瞬間、吸魔から神々しい女性が出現する。

その瞬間、神魔から神々しい龍が出現する。


「私は神霊、吸血鬼神レヴィタンよ。久しぶりね、ゼロノス」


「我は神龍、魔神龍ゼロノスと申す。久しいな、レヴィタンよ」


そして神霊と神龍の戦いが始まった。

俺の愛剣である神龍剣神魔には神龍が、ミコの愛剣である神霊剣吸魔には神霊がそれぞれ宿っていた。

それを解放するスキルが「神龍開放」と「神霊開放」だ。

それにしてもさっきの口ぶり的に神龍と神霊は知り合いだったようだ。

どういった関係なのかはわからないが、まぁ今気にすることでもない。


「さて、向こうも始まったみたいだしやりましょうか。あまり長引かせる気はないわ。だから、私の中で最強の手を使うわ」


「俺も最強の手を使うかな」


「ふふ。それじゃあまずわ」


「そうだな。それからだろうな」


黒世界(俺の世界)」「白世界(私の世界)


地面が黒と白に染まる。

俺の奥の手は何度も使えない。

だからこそ、この勝負はそう長くはないだろう。

それはミコも同じようだ。


「再誕:吸血鬼」


ミコがスキルらしきものを使った。

その瞬間だった、ミコの髪は白銀になった。

ミコに黒い羽根と犬歯が生えた。

そして服装も今までのものとはまた違った服装となっている。

その姿は美しい。

ミコの解放した神霊も美しかったが、それと似ている。

いや、それよりも美しい。

今のミコはこの世の者とは思えないほど美しかった。

恐らく、この姿が昔の、4000年前のミコの姿なのだろう。

ミコが使ったスキルは聞いたことも見たこともない。

「超鑑定」でも見た覚えはない。

恐らく「偽装」で隠していたのだろう。

ミコから感じる魔力圧は今までの比じゃない。

1000倍じゃ足りない。

常人なら見ただけで跪いてしまうだろう。

それだけの力をミコからは感じた。


「はは、ミコはやっぱり最高だ。本当に俺をどこまで楽しませたら気が済むんだ?だが、俺もお前の相棒だ。お前を楽しませてやるよ」


「シンは何をしてくれるのかしら?」


「見ればわかる」


俺がしようとしていることはミコと似て非なることだ。


「神化:創造神」


その瞬間、俺はミコと同じく「偽装」で隠していたスキルを使った。





ミコ視点


私はそれに見入っていた。

その瞬間、シンの髪は白くなった。

瞳の色が右目が黒く、左目が白くなった。

服装も変わった。

私ほどではないがシンの姿が変わった。


「それがシンの最強の奥の手ってわけね」


「そういうことだ。ただこれはあまり長時間使用できなくてな。速攻で決めさせてもらう」


「それは私も同じよ。それじゃ、始めましょうか」


私は今まで使えなかったスキルを使う。

このスキルを使うのは4000年ぶりだ。


「鮮血剣」


「創造:神炎」


私とシンのかつてないほど、激しい戦いが今、幕を開ける。

私はスキルを使う。

このスキルは血の剣が大量に出現する。

すると、シンからは真っ白な炎が放たれる。


「血界」


「創造:結界」


私は血で結界を創り出す。

それによってシンに炎を防ぐ。

シンは結界を張って私の血の剣を防いだ。


「血縛」


私はまたスキルを発動した。

このスキルは血の鎖で対象を拘束するスキルだ。


「スキル創造:転移」


その瞬間、シンは別の場所に転移した。

しかも「テレポート」や「エリアテレポート」ではなく、スキルで。

シンは普通、スキルをゼロから創り出すことは出来ない。

だが今のシンは違うようだ。

シンは今、創造神の力を十全に発揮できる状態だ。

ゼロからスキルを作ることも可能だろう。


「血の領域」


白と黒に染まっていた地面が血の紅に染まる。

このスキルは4000年前も良く使っていた私のお気に入りのスキルだ。


黒世界(俺の世界)


シンがもう一度「黒世界(俺の世界)」を発動して、私の「血の領域」を打ち消そうとするが。

生憎とそれは出来ない。

「血の領域」は空間を支配するという面においてはかなり強力なスキルだからだ。

ただ異空間を展開するわけではないので、「黒世界(俺の世界)」や「白世界(私の世界)」よりも強力かと言われたらそれは違うだろう。


「神雷」


私に白い雷が降り注ぐ。


「血界」


私はまた血で結界を創り出す。

今ここは「血の領域」を展開しているので、強化されている。

私が創り出した血の結界は白い雷をなんとか防いだ。

「血の領域」で強化されていなかったら防げなかっただろう。

私がふと、神霊と神龍を見ると滅茶滅茶戦ってた。

神霊が魔法を使ったと思ったら神龍がブレスを吐いて。

そのまま近づいて攻撃して、神霊が防いでカウンターを入れようとして神龍が回避する。

滅茶苦茶戦ってた。

そしてなんだか楽しそうだ。

まぁ、いいか。

私はそう考えた。

勿論、余所見をしながらも私は「ブラッドランス」を発動する。

だが、シンの血液を操ることは出来なかった。

なので、普通にシンに向けて放った。

ちなみにだが、さっきから使っている血は全て私の血だ。

ただ、私は今「光速血液生成」というスキルがあるので何とかなっている。

強い吸血鬼は大抵は持っているスキルである。

まぁ、吸血鬼は絶滅しているのでこの時代にこのスキルを持っているのはこの状態の私だけだが。


「創造:銀剣」


その瞬間、私の頭上に大量の銀の剣を創り出された。

銀は吸血鬼の弱点の一つだ。

くらうのはまずい。

だが、「血界」ではあの量を守れない。


「ブラックホール」


私は魔法で対処することにした。

私が今まで魔法を使わなかった理由は隙になるからだ。

普段なら魔法を使っても隙になるようなことはない。

伝説級以上の魔法でもない限り私の魔法発動速度は0.01秒だ。

だが、今のシンは身体能力が上がっている、私が魔法を発動するときに出来るその00.1秒の隙をついてくるだろう。


「絶対切断」


シンは私に接近して神魔を振るった。

私は何とか回避しようとする。

が、「絶対切断」によって私の右腕は切断されたしまった。


「創造:神炎」


そしてシンはすかさず傷口を燃やす。

普段ならこれだけの傷は時間を掛けなければ治療できないだろう。

普段なら。

私の腕が光る。

そして次の瞬間には私の腕は元に戻っていた。


「吸血鬼は再生能力が高いとは聞いたことがあるがそれほどなのか」


「えぇ。しかも完全自動なうえに魔力消費もとっても少ないの」


「厄介だな」


「それはお互いでしょう」


私はシンの近くに「テレポート」して吸魔をシンの心臓に突き刺す。

シンはそんなこと気にせず私に神魔を振るう。

私はまた「テレポート」を使い、シンの神魔を回避する。


「スキル創造:完全回復」


その瞬間、シンの体は何ごともなかったような状態となった。

これじゃあ、埒が明かない。

私は奥の手の1つをきることを決断する。


「世界干渉:夜」


その瞬間、あたりが夜になった。

私の上には月が出ている。


「何をしたんだ?」


「世界に干渉したの。今の私の力じゃ周囲を夜にしたり天候を操ったりするくらいしか出来ないけど」


「恐ろしいな」


「ふふ。さて、次の攻撃で終わらせるわ」


「受けてたとう」


「それじゃあ、シン。死になさい「月夜血華(げつやけっか)」」


その瞬間、空が赤くなる。

私の頭上には赤い月が出現する。

私の周りには赤い花が出現する。

そしてシンからシンの体から血が噴き出た。

それも物凄い量の血だ。


「がはっ」


シンは吐血した。

もうシンの体には血は残っていないだろう。

さぁ、仕上げだ。


吸血鬼の生贄(貴方は私のものに)


私がアーツを使用すると、シンの体が浮いて私の元に来た。

私は左手でシンの体に触れる。

シンから大量の魔力を吸収する。

そして私は右手でシンの体を、心臓を貫く。

もう私の勝ちだろう。

私とシン以外の誰もがそう思っただろう。

だが、私は違和感を持つ。

シンがこんな一方的にやられるわけがないと。


「これを待ってたんだよ「反転」「破壊」」


その瞬間、私は何が起こったのか分からなかった。

ただ私が分かったことは私が死んだということだけだ。

時間が足りなくて最近後で追加ばっかりになってすみません。

スキル名とか魔法名とか考えるの実は結構面倒くさい。

何かいいの思いついたら感想などで教えてください。(人任せ)

血関係とか普通にムズイ。

追記:神化状態や再誕状態で使ったスキルは普通スキルとは少し違いあくまで神化や再誕の能力の一部という感じなので鑑定結果にのりません。アーツに近いものとなります(破壊は少し特殊であり例外。理由はいつか)

ただし「スキル創造」で創ったスキルは例外としてシンの一存で普通の状態でも使えるようにするかどうかを決めることが出来ます。(その時に大量の魔力を使いますが)

ちなみにですが神雷と神炎はスキルではありません。

「創造」でそれを創り出しているだけです。

誤字脱字等ございましたらお気軽にご連絡ください。

気に入ってくださいましたら、レビューや評価いいね等よろしくお願いします。

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