2.情報収集&綿貿易改革①
短い文章でかいていきます。
僕のの状況について調べてみた。
・今は1576年。
・僕はイタリア北西部にあるジェノバというところの新興貴族のフォールド・ダヴィンチ。
・父親はダニエル、実母は死別し、義母のアナに育てられている。
・僕は13歳、婚約者はまだいない。
・ジェノバでは王様は終身でも世襲でもなく、日本の総理大臣並みによく変わる。王様の権力が弱く、貴族が乱立している。
・平和。
・我が家の家業は銀行家と綿の貿易。
・フェリペ2世が借金を滞納するせいで銀行は大損。綿の貿易は黒字だが、全体は近年赤字。
なるほど。わかった…課題はあるから、解決していくしかないか。めんどくさい。
ダニエル様は?」
「病床にふせっておられます。」
まじか。まだこの世界きたばっかなのに、すぐに働けと。あーー、やだ。
綿貿易改革①
まずは赤字を回復するために、綿貿易の収入をあげていこう。フォールド家は、綿花を他国から輸入し、綿花を手作業で綿の布地にして売っている。この手作業が、とにかく無駄が多いのだ。民に綿花を布地させ、それを集めて、その綿の布を売っている。分業体制が進んでいないから、めちゃくちゃ一枚の布を作るのに時間がかかる。みんなで集まって分業すれば、もっと速くできるのではないか。
「あの、綿花を綿にするひと、綿を布にする人を明確にわけ、計画的に生産すれば、もっと速くたくさん布ができるのではないでしょうか。」
始めは理解できない人が多かったが、繰り返し説明していくうちに内容を把握していくものが増えていく。発案から一年後、自分の計画は通った。地域によって、どの仕事をするのか分業させ、農民に冬は与えられた仕事を行うこと、行ったら綿布利益の一部を小麦として還元すること、もし仕事量が少なければ結果増税となることを伝えた。また、最もたくさん仕事をした村には、小麦の徴税をその年免除することを伝えた。各村に、イラストつきでこの情報は伝えている。
「たくさん仕事をすれば、小麦がたくさんもらえるらしいぞ。」
「仕事量が少ないと、増税になるらしい」
「まじか」
「がんばるしかないか。」
さあ、綿布の量はどう変わるだろうか。