第5話「・・・え?私の力低くない?」(朧作)
頑張ります。
昔、悠也とともにとある森に行ったことがある。その森はとても暗い雰囲気だった。今にもお化けが出てきそうなような。幽霊の棲み処のような。とにかくそういうところに行ったことがある。ピクニックをしているような感覚で森の中に入ってしまった。誰かに呼ばれたような気がして、だ。まぁ、もちろん、何もなかったのだけれど。
「ん?どこだ、ここ」
今の今まで、眠っていたのだろう。昼休みにはちゃんと起きて授業を受けていたはずなのにいつの間にか眠っていたのだろうか。
そんなことを思って目を開けると、目には緑色が飛び込んでくる。眠っていたとしても教室であるはずだが。
「おはよう。異世界だよ。ちなみにお前の大好きな方だ。」
・・・・・・・・・。マジでっ?!それは・・・・つまり、ロリを愛(自主規制)できるというわけではないか!異世界なら何をしたって許される。・・まずは英雄にならなければな。英雄色を好む!ということは、ぐへへへえへっへ(壊)
「あっ。いけね。まずはいろいろと確認しなきゃな。燃やせるものとか近くにあるか?あるんだったら集めといて。俺はクラスメイトとか起こすから。」
めんどくさいことは運動神経がいい、こいつにポイ捨てだ。まぁ、大丈夫だろ。うんうん。
「あ、もう集めてるし、水の確認もしてるぜ?」
何・・・・・だと・・・・・?こいつ、こんなに行動力あったのか?ロリコンのくせに。
数十分後、クラスメイトを全員起こし終える。そうすると、悠也が話そうと手を上げる。
「みんな、聞いて「みんな、聞いてくれ。これからのことを話し合おうと思う。一番最初に起きた俺たちは、いろいろと周りを調べてみた。そうすると、ここはやばそうなところらしい。それに、何の説明もない。まずは・・・どうするか。それを話す。各々で話していると、さすがにまとまりがなくなると思うから、まとまろう。」」
悠也が話そうとすると、大翔が遮り普通に話す。ぷっ。ざまぁ。NDK!NDK!
大翔が提案し、悠也が無言でメモを渡す。哀愁を誘いますねぇ。かわいそうに。それはいいんだけど、どうなるのかな。メモは一応見せてもらったし、神とかいう人に言われたっていう馬鹿がいたけど無視しとこう。
いろいろと話し合いが終わり、誰かが提案する。
「あの、さ。こういう状況の小説とかだと、『ステータス』って言ったらそういうの出てくるよな、ってうお?!」
そんなことを言ったのは黒峰 虎太郎オタクではないが、そういう知識は持っていると聞いたことはある。だが、驚いたのはそのあと、ステータスと言って本当にステータスが出てきたのだ。黒峰は驚きそれを見ている。ほかの人もそれを見ようとしているが、見えていないように見える。不可視設定?
「「「「ステータス」」」」
全員が『ステータス』と叫ぶ。そうして、自分の目の前にも。
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河崎 煇
職業・・・運び屋
HP 800
MP 1000
STR 500
SPE 1500
DEX 1000
スキル
『完全収納』LV1
『収納拡張』LV1
『収納拡張』LV1
『剣術』 LV3
『速度上昇』LV5
『鑑定眼』 LV3
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朧「頑張るぞー!」
ポカさん「・・・・・・・・・・。」