第2話「もう一度、体験、どうぞ。」(ポカりん作)
どうも、ポカりんと申します。友人のこのような企画に付き合っていただきありがとうございます。それではどぞ〜
真っ暗な部屋に電気が点いた。唐突すぎて驚いたがそれ以前にまぶし過ぎる!目を閉じていても明るい…。
「悠兄〜」何故か妹の声がする。チラッと見ると居た。ここ俺の部屋だよね?疲れてるんだ、寝よう。
「ううん…お兄ちゃんまだ眠いから…おやすみ……zzz…」 さあ、立ち去るがいい妹よ!
そして妹はこちらへ近寄り…
「…ふんッ!」
俺の少しふよふよな腹へと鉄拳を振り下ろした。
「グボァッ⁉」
朝からみぞおちはねえだろ… 。
「悠兄も早く起きてね。きょうは私早いんだからね。
「お兄ちゃん今立てそうにn「 早 く 起 き て ね 。」
朝からのDVにお兄ちゃん泣いちゃう…」
とにかく起きたので、妹に一旦部屋から出ろと言い、制服に着替えることにした。
朝食を食べ終えた後、鞄を持って玄関を出る。
妹は片付けをしてから行くらしい…助かるけど少し過保護過ぎる気もする。
それはそうかもしれない。小さい頃事故で親を亡くしてからは二人で暮らしている。幸い財産は2人が暮らすには充分あったので今は平穏に生きているが…。
通学路を暫く歩くと…道路にある物が落ちていた。
「ん…そこにあるのは…!」
日光を反射して少し輝いているアスファルトの上に、鍵があった。普通なら交番に届けるべきなのだが、俺は誰の落し物か確信をもって言えるのでそのままポケットに突っ込んだ。
–––間違いない–––友人でありオタク同盟のうちの1人、煇の持ち物だ。
教室に入ると既にオタク同盟の俺を除く2人は机に腰掛けていた。
「悠也、君は実に残念だったよ..君は遅かった…あと3分早くきていれば僕を止められたかもしれないというのに…」
うるさいイケメンが口を挟んできた。中指を立(自主規制)スルーして煇に向き合う。そしてポケットから例の物を取り出した。
「…今日、これを落とさなかったか?」
可愛ゲフンゲフン幼い少女のキャラクターを模したキーホルダーを煇の顔に近付ける。
「…!」
大翔を笑っていた煇の顔が凍った。そして、ポケットの中身を探り、土下座した。この間僅か2秒もなかったことに一番驚いた。
「ま、まあ待て…顔を上げろ。」
「…!!!」
すごい速さで顔を上げる自称ロリコンの御友人。説明してて辛くなってくる。
「これは返す。そして…」
放り投げたキーホルダーを地面に落ちるまでに手中に収め、自分の持っているカバンに装着した。この間僅か(ry)
どうすればこんな力が出るんだか…。意識を現在に戻し、一呼吸置いてからはっきりと言った。
「俺を二度とロリコン呼ばわりするな。」
教室に俺ら以外がいなくてほんと良かった。
同時に、笑顔だった友人が、再び凍る。お前は物理の実験か。
ポカさん「はい、お疲れ様でした。
ちなみに悠也はロリコンに入ります。と言っても煇みたいに曝け出すんじゃなくて、少し興味がある感じ?ですかね。隣を小学生が通ったら振り返って内心喜ぶ感じです。
これが最終回になると嬉しいですね(笑)」
朧「乙~。まぁ、書き方はうまいわな。少ないけど。じゃ!次はこっちだね。あと、無茶振りすんなよ?落としてないよ?ところどころわざとだろ?知ってんだぞ?お?おお?おおお?」
ポカさん「これが最終回になると嬉しいですね(泣)」