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東方白來伝  作者: 冴月(元:九尾の白狐)
プロローグ
6/67

霊夢との出会い

とうこう~

 突然の悲鳴で俺と紫は急いで洞窟の外に出る。



「……あれは!!」



「どうしたんだ、紫」



 そう言いながら、紫に少し遅れて洞窟の外に出た……と、同時にとある光景が目に入ってきた。







 幼女が妖怪百足に襲われている光景だ。





「白夜、あんたは逃げなさい!!ここは私がどうにかするからあんたは……って白夜!!」



 俺はロクに紫の言葉も聞かず、妖怪百足へと走り出していた。



「皆の……皆の希望のロリっ子に何しとんじゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



 俺は走っていた勢いでそのまま百足を殴る。



 百足は殴られた勢いのまま、吹き飛ばされ跡形も無くなった。


 だけど、今はどうでもいい。



 目の前の幼女の保護が優先だ。



 あれ?こいつまさか……。



「おい!!大丈夫か!!おい!!」



 そう言って俺は少女を揺らす。



「ううん……はっ!!」



 どうやらおきたようだ。



「大丈夫か?」



「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!ケダモノぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」



「助けてあげたのにこの仕打ちかっ!?」


 いきなりすぎんだろ。てか紫。信じるな。さっきから視線が痛い。



「あ……ごめんなさい……。私、初対面の人には必ず「ケダモノぉぉぉぉぉぉぉぉ」って言ってしまう癖があって……」



「いや、絶対無いだろ」



「あるんだから仕方ないじゃない……私は霊夢。博麗神社で巫女をしているわ」


 やっぱりそうか。なんか似てるようなきがしたんだよなぁ……。




 それにしても、こんなところで主人公に出会うとはな……。







って事は、まだレミリアの異変全然先じゃん……。



-----------



「で、霊夢は何でこんなところにいたんだ?」



 俺は霊夢になぜこんなところにいたかを聞いた。



「いやぁ……人里に買い物に行ってて…………勘だけで進んでいたらこんなところに」



なるほどなるほど。


「要するにバカか」

「はい……すいません……」



「いやいやいやいや。認めんなよ」



「じゃあ……馬鹿って言う方が馬鹿なのよ!!」



「だからといってそれを使うのはいかんだろ」



 俺達があーだこーだ言っていると。



「あなた達……さっきから私の存在忘れてないかしら?」



 声のした方をむくと紫が怖い顔をしていた。



「い、いや、忘れてはなぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!?」



 突如俺と霊夢の真下にスキマが開いた。





「きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」



 俺達はスキマに落とされた。俺と霊夢はスキマに落ちた。

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